再婚の結婚式は迷惑?再婚の披露宴が迷惑と感じられる理由とは?

悩む花嫁© iStock.com/georgeclerk

再婚をしようと考えているカップルが抱える、結婚式をするかしないかといった問題。

「結婚式に招待したら迷惑にならないかな?」など、再婚での結婚式を迷惑だと感じられるかもと、不安な気持ちを抱えるカップルは少なくありませんよね。

そこで、再婚の結婚式が迷惑と思われる理由や、迷惑だと思われずに招待するマナーなどをご紹介していきます。

再婚カップルが結婚式を行う割合は約6割

再婚カップルには、どちらか一方が再婚の場合やお互い再婚の場合など、さまざまなケースがあります。では、実際にはどのくらいの割合で再婚カップルは、結婚式を挙げているのでしょうか?

リクルートが実施した結婚総合意識調査2019によると、再婚カップルの結婚式実施率は57.2%と、約半数のカップルが結婚式を挙げていることが分かります。

また、新郎新婦ともに初婚の場合の実施率は、80.7%となっています。初婚同士のデータと比べてみても、再婚で結婚式をするカップルはそう極端に少ないわけではありません。

再婚で結婚式を挙げることに、ためらいや躊躇する点がいくつかあるとしても「結婚式をしたい」と考えるカップルは、一定数いることが分かりましたよね。

データ参照:結婚総合意識調査2019(リクルートブライダル総研調べ)

再婚で結婚式に呼ばれるのは迷惑?

再婚でもきちんと結婚式を挙げたいと考える再婚カップルは、上記のデータからも分かるように、過半数を越えていることが分かりました。

とはいえ、再婚で結婚式を考えている場合、初婚同士の結婚とは違った心配や不安があるかと思います。例えば、どちらか一方が初婚の場合、初婚側のゲストは初めての参列になりますが、一方のゲストには結婚式の参列を再度お願いする形になります。

そのようなことから、再婚の結婚式に招待した場合に考えられる迷惑が何か、それぞれの問題から見ていきましょう。

ご祝儀に関する問題

一番悩ましいことが、ご祝儀に関する問題ではないでしょうか。一度参列をお願いしている親族や友人等のゲストから、再度ご祝儀を頂くことに「申し訳ない」と感じてしまいますよね。

ゲスト側としても、再びご祝儀を包むことに抵抗がある方も少なくありません。

招待客の問題

再婚で結婚式を挙げる場合、ゲストにもう一度参列をお願いすることに「迷惑だと思われるのでは?」と思われるでしょう。また、どちらか一方が初婚の場合は気兼ねなくゲストに声掛けできますが、再婚側は人数を絞って招待する方も多いですよね。

そのため、招待客人数のバランスが悪くなるため悩まれるカップルもいます。

結婚式・披露宴のイメージに対する問題

どんな結婚式を挙げるかによりますが、結婚式や披露宴は華々しく盛大なイメージがあり、参列したゲストから「遠慮がないと思われるかも」と、ためらう方もいらっしゃるでしょう。

結婚式や披露宴は初婚同士のカップルが挙げるイメージが強く、挙げる側も少し違和感を覚えることも少なくないでしょう。

再婚の結婚式が迷惑な理由:親族の場合

友人や職場関係者の立場と比べて考えた場合、親族は他のゲストに比べ、関わりや思い入れが深い分、迷惑と感じやすい点を含んでいます。

また、親族はご祝儀の金額も高額であることから、結婚式にもう一度招待されることを迷惑だと感じる方もいるようです。呼ばないわけにはいかない間柄であればあるほど、相手も断りにくいことを知り、こちら側の配慮が必要となります。

再婚の結婚式が迷惑な理由:友人の場合

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友人の立場からすると、呼ばれた相手との関係性によっては迷惑と感じないことが多いようです。親しい友人関係であれば、再婚の理由や結婚式を挙げる経緯も話しやすく、また、理解をしてもらいやすいといえます。

とはいえ、結婚式はドレスやご祝儀などの準備でお金の負担が大きいため、一概に全ての人が喜んで参列できるとは限りません。

また、再婚や結婚式に至るまでの経緯によっては快くお祝いできず、参列のお願いに戸惑うゲストもいるでしょう。

友人ゲストを招待する際は、ゲストとの関係性はもちろん相手側の状況等も考慮したうえで声掛けすることをおすすめします。

再婚の結婚式が迷惑な理由:会社関係の場合

会社の上司や同僚等、仕事上の関わりがあるゲストを呼ぶ場合は、招待する側もされる側も、さまざまな配慮が必要となります。

再婚で結婚式を挙げようと決めた場合、会社関係者を呼ばないわけにはいかないといった事情がある方もいらっしゃるでしょう。参列する側も、再婚の結婚式に招待をされて違和感を感じても、仕事上の関わりから断りにくいといった側面を持っています。

初婚の際に招待していなかった場合などは例外ですが、付き合いだといっても迷惑だと感じる人はいるため、結婚式の出席を検討しやすい環境を作ることが大切です。

再婚カップルにおすすめの結婚式スタイル

少人数結婚式© iStock.com/Tom-Merton-

上述したように、結婚式を挙げることを躊躇してしまう理由は、カップルによってさまざまでしょう。そこで、再婚でも結婚式を挙げることを迷惑だと思われないようなスタイルを選ぶことをおすすめします。

二人だけの挙式

二人っきりで挙げる結婚式は、遠慮や心配事を抱えることなく特別な1日を過ごすことができます。二人だけなら普段とは違った国内外リゾートで結婚式を挙げるのも素敵ですよね。フォトウエディングも二人だけなら、望んだシチュエーションでの撮影が叶います。

親族や親しい人たちだけの家族婚

親族だけの結婚式も、心から祝福される中で結婚式を挙げることができるでしょう。親族や友人であれば「招待されたことが迷惑」と不満を抱きにくい間柄ですので、ゲストに囲まれた結婚式のスタイルを挙げても、理解されやすいといえるでしょう。

1.5次会スタイルなどの会費制結婚式

以前挙げた結婚式の規模やゲストの顔ぶれによっては、ご祝儀制の結婚式ではなく、会費制を取り入れた結婚式のスタイルをおすすめします。「ご祝儀を頂いているから」といった悩みを解決できますよ。

親族と友人を分けての結婚式

「相手は初婚だから結婚式を挙げてあげたい」「呼びやすいゲストと呼びにくいゲストがいる」といったそれぞれの理由で、結婚式を分けて挙げるのもいいでしょう。

再婚の結婚式を迷惑と思われないためのマナー

再婚の結婚式の招待を迷惑だと思われないためには、どんな配慮が必要なのでしょうか。

招待する前に一報を入れる

同じゲストに招待をお願いするときに気を付けておきたいことは、事前のお知らせもなく招待状を送ることは避けましょう。

できれば直接会って、結婚式を挙げる経緯や参列してほしい思いを伝えましょう。突然の報告で、ゲストを戸惑わせることのないよう、丁寧な対応で参列をお願いしましょうね。

呼びたいゲストにはご祝儀なしの招待を検討する

ご祝儀を再度頂くことに罪悪感を感じてしまう場合は、ご祝儀を辞退するといった選択もあります。ゲストへの負担を考えると招待しづらいけれど、どうしても参列してほしいゲストには、招待状にご祝儀を辞退する旨をしっかりと添えて、意思を伝えることが重要ですよ。

また、お車代の全額負担や、かかった経費に対して軽減するなど、ゲストに負担が少ないことを具体的に伝えるなどして、参列しやすい招待の仕方を心がけましょう。

再婚でも迷惑だと思われない結婚式は叶う

カップルと家族© iStock.com/monkeybusinessimages

結婚式を挙げることに引け目を感じてしまったり、躊躇してしまったりする理由は、再婚カップルによってさまざまでしょう。

結婚式は周りへの気遣いや配慮が必要となるため、もう一度結婚式に招待すること自体、配慮がないと思われるかも?と不安になってしまいますよね。

ですが、再婚するまでの経緯や結婚式を挙げる理由をしっかりと招待したいゲストに伝えたり、結婚式を会費制スタイルにしたりすることで、迷惑だと思われない結婚式をすることはできるでしょう。

再婚の結婚式への不安や悩みを上手にメリットに変えて、自分たちらしい結婚式を叶えてくださいね。

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