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結婚式の会場、どこにすべきか迷いますよね。
もし、「一般的なスタイルではなく、個性を出した結婚式にしたい」「ゲストの幅が広いので、全員が楽しめる式にしたい」というようなお考えをお持ちなら、和室での結婚式はいかがでしょうか?
和室でする結婚式の魅力や、会場探しのヒントなど、和室の結婚式に関する情報を詳しくご紹介していきます。
目次
和室でする結婚式の魅力
和室で行う結婚式には、魅力的なポイントが数多くあります。一般的な結婚式では味わえない雰囲気を、和室の結婚式で楽しんでみてはいかがでしょうか。
和装にも洋装にも合う
和室の結婚式は、必ずしも和装でなければならない訳ではありません。
もちろん、和装×和室の結婚式はザ・正統派という雰囲気があって素敵ですが、ドレスと和室が組み合わせることで、モダンなテイストの結婚式にすることができますよ。
まずは和装で式を始めお色直しでドレスを、というような衣装チェンジをしたとしても、空間から浮いてしまうことはないそうです。
ゲストと顔を合わせやすい
パーティ会場で用意されるテーブルは、丸い形をしていることが多いですよね。
この形状は周辺の人との会話には向いていますが、結婚式となると、どうしても新郎新婦に背を向けざるを得なくなるゲストが出てきてしまいます。
ですが、和室の結婚式にはほとんどの場合長テーブルを用いますので、新郎新婦とゲストの両者が常に顔を合わせていられるというメリットが考えられるのです。
少人数でも温かみのある空間になる
日本人にとって馴染み深い、畳の柔らかな質感は、空間に温かみをもたらします。
仮に少人数の結婚式でも寒々しさや寂しさを感じることなく、ふんわりとした空気間の中で結婚式を進行することができますよ。
大人受けがいい
両親や祖父母の世代では、格式高いホテルや煌びやかなパーティ会場にどうしても馴染みがなく、肩肘張って疲れてしまうという方も少なくないでしょう。
ですが、和室という慣れた空間なら気疲れすることなく、結婚式そのものを純粋に楽しむことができたという意見もあります。
和室には、緊張感ではなく安らぎを与える効果が少なからずあります。穏やかでアットホームな結婚式にしたいとお考えの方には、かなり相性がいいのではないでしょうか。
子どもがのびのび過ごせる
一般的な披露宴会場のような場所に子どもを連れて行くと、親はどうしても「椅子に座らせておとなしくさせなきゃ!」というプレッシャーを感じてしまうもの。
その点、和室は少し違います。披露宴会場は「パーティ会場」という感覚が強いですが、和室は「部屋」ですので、動き回ることに罪悪感を抱きにくい性質があります。
子どもが遊べるようなスペースを確保しておけば、親御さんの気持ちもさらに楽になりますよ。加えて、子ども自身も居心地の悪さを感じにくく、のびのびと過ごせるのではないでしょうか。
靴を脱ぐので足への負担が少ない
特に女性に多い意見ですが、結婚式でドレスアップをした際、ハイヒールなどを履くため足が痛くなるのが難点という声があります。
服は煌びやかなのに靴はペッタンコ、というのはやはり格好がつきませんし、かと言ってなるべく苦痛は感じたくないもの。そんな願いを叶えられるのが、和室の結婚式です。
和室の結婚式は総じて靴を脱ぐことになりますので、少なくとも式の間は足の痛みに苦しまなくて済むでしょう。
ただし、靴を脱ぐことをあらかじめゲストに知らせておかないと、当日困らせてしまうことになりかねないので、あらかじめ招待状などでお知らせしておくと親切ですよ。
庭の美しさも装飾になる
日本ならではの美しい庭園は、会場を飾り立てる装飾の一つにもなり得ます。
庭の緑を効果的に使いながらテーブルコーディネートをすれば、唯一無二の空間が出来上がること間違いなしですよ。
和室で結婚式ができる会場は?
魅力たっぷりな和室の結婚式ですが、どのような会場を選べば和室で式ができるのでしょうか。100%ではありませんが、
- 神社
- 料亭
- 和風邸宅
- ホテル
などに目星を付けて探すことで、和室の会場を見つけやすくなりますよ。
個人だけの力で会場を探すことに不安があるようでしたら、結婚式の相談カウンターを利用するのも一つの手です。
会場の情報だけでなく、結婚式に関するトレンドや費用に関する相談など、幅広い情報を無料で手に入れることができるので、迷ったらぜひ利用してみましょう!
少しの工夫で和モダンな雰囲気にも
純和風な結婚式も素敵ですが、もしも「他とは一味違う結婚式をしたい!」とお考えなら、和モダンな雰囲気を目指した結婚式にしてみるのはいかがでしょうか。
大げさに手を加えるのではなく、少しの工夫を施すだけで、個性的な結婚式を演出することができますよ。
和装×洋髪×簪
衣装と小物は和風、ヘアスタイルだけは洋風にすることで、簡単に和モダンな雰囲気を作り出すことができます。
和装のシックな雰囲気に、洋髪の軽やかさや可愛らしさがプラスされ、柔らかな魅力を身にまとうことができますよ。
着物とヘッドドレスを組み合わせて
打掛や引き振袖などの着物に、レトロな印象のヘッドドレスを合わせても素敵です。
ヘッドドレスのデザイン次第で全体の印象を甘くも辛くもできるので、なりたい雰囲気や着物の柄を考えながら、どのようなヘッドドレスを組み合わせるか考えるのも楽しそうですね。
クラシカルなドレスで大正ロマンの雰囲気を
クラシカルなデザインのウエディングドレスと和室を合わせることで、どこか大正ロマンチックな雰囲気を演出することができます。
クラシカルと一口に言ってもデザインにはかなりの幅がありますので、お好みの形のドレスを見つけてくださいね。
ブーケや装花は濃淡を意識
日本では、古くから「重ね」の色合いを大切にしてきた文化があります。
ブーケや装花を作る時も、花の色の濃淡や重ねを意識することで、どこか和の雰囲気が感じられるものになりますよ。
特におすすめなのが、豪奢な花びらが特徴的な「ダリア」。メインに据えてもアクセントに使っても、豪華絢爛な印象になるでしょう。
また、庭園の雰囲気に合わせて花を選ぶのもおすすめ。
- 芍薬
- 紫陽花
- ピンポンマム
- かすみ草
など、鮮やかさや可愛らしさ、立体感を兼ね備えている花が向いています。
また、花だけでなく竹や苔玉を使って、少し珍しい雰囲気の会場装花に仕上げてみても。工夫次第でいくらでも素敵なアイテムにすることができますよ。
照明やリングピローなどの小物に一工夫
身につけるものだけでなく、会場内のちょっとした小物にも一工夫。
和風のデザインがあしらわれたランプカバーを照明に取り付けたり、和柄の生地を使ったリングピローを用意するなど、ふと目につく部分に和を取り入れることでグッと雰囲気がよくなりますよ。
京都で和室の結婚式をするのも素敵
和室で結婚式をするなら、京都での実施がおすすめです。由緒正しい神社や、昔ながらの日本邸宅など施設が充実していますし、街並みにも和の趣が感じられるでしょう。
日本古来の雰囲気をより大切にしたいという方は、ぜひ京都で和室の結婚式を挙げることをご検討してみてはいかがでしょうか。
オリジナリティ溢れる和室の結婚式を!
和室の結婚式なら、大げさに手を加えなくても、ちょっとした工夫次第で唯一無二の個性を出すことができます。
また、会場の温かみやゲストとの心身の近さも、他には無いくらい格別なものになるでしょう。
「柔和な雰囲気が満ちた、オリジナリティ溢れる結婚式にしたい!」とお考えでしたら、ぜひ和室の結婚式をご検討してみてはいかがでしょうか。