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両家顔合わせの手土産におすすめの品物15選をこの記事でご紹介します。その他にも、顔合わせの手土産に関する疑問や渡し方のマナー、金額相場などもこの記事でご紹介をしていきます。顔合わせの手土産で悩んでいる方はどうぞご参考にしてください。
目次
両家顔合わせに持っていきたい手土産15選!
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顔合わせの手土産には、地元の名産品や縁起物、相手のご両親が喜ぶものなどを選びます。だいたいの地域で購入できる、おすすめの手土産を15選をご紹介します。
顔合わせで喜ばれる手土産(1)【地元の名産品】
顔合わせで一番選ばれるのが、家の近くの手土産です。話題にもなるので、地元の名前が書かれたものを選ぶのがおすすめ。
顔合わせで喜ばれる手土産(2)【バームクーヘン】
途切れることなく何層にも繋がるバームクーヘンは、繁栄と長寿を意味するとして、結婚などのお祝い事では縁起物として有名です。一口サイズに切れているものは縁起が良くないので、顔わせの手土産には、輪になったバームクーヘンを選びましょう。
顔合わせで喜ばれる手土産(3)【紅白饅頭】
イベントごとで重宝される饅頭(まんじゅう)。誰にでもわかりやすい縁起物です。両家の幸せな交流を願って、顔合わせの手土産に選んぶのをおすすめします。
顔合わせで喜ばれる手土産(4)【どら焼き】
二つの生地が合わせっているので、縁起物として親しまれています。どら焼きを好きな人も多いので、手土産選びに悩んだら、チョイスしてみてはいかが?
顔合わせで喜ばれる手土産(5)【最中】
どら焼き同様、生地が二つ繋がっているので、両家のつながりを現し、縁起物とされています。
顔合わせで喜ばれる手土産(6)【カステラ】
カステラはその長いかたちから、「末永いお付き合いを宜しくお願いします。」という意味が込められています。顔合わせにぴったりですね。
顔合わせで喜ばれる手土産(7)【羊羹(ようかん)】
「切るから縁起が悪い」というこじつけもありますが、基本的にカステラ同様長いかたちを持つようかんはおすすめです。中には木目デザインのようかんも発売されており、長さと年輪のダブルが縁起良いとされることから、手土産にも人気です。
顔合わせで喜ばれる手土産(8)【パウンドケーキ】
顔合わせの手土産に失敗したくない場合は、誰でも食べやすくてハズレの少ないパウンドケーキがおすすめです。だいたいの地域で購入もしやすいので、手土産を選ぶ時間のないときにも最適。
顔合わせで喜ばれる手土産(9)【クッキー】
クッキーにはハートや鯛、縁起物のお言葉が書かれたものもあります。顔合わせに相応しいデザインのものを選ぶと良いでしょう。
顔合わせで喜ばれる手土産(10)【たい焼き】
「めでたい」が伝わりやすいたい焼きは顔合わせに最適な手土産の一つ。
顔合わせで喜ばれる手土産(11)【お酒】
「祝い酒」とも言われるように、お酒も人気の高い縁起物。ただし、お父さんとお母さんのどちらかがお酒飲めない場合は、別の手土産も用意をしましょう。
顔合わせで喜ばれる手土産(12)【紅茶】
紅茶の紅色が縁起物とされています。お母さんには紅茶を、お父さんにはお酒をという組み合わせの手土産でも素敵ですね。
顔合わせで喜ばれる手土産(13)【かつお節】
かつおの背中側「雄節(おぶし)」とおなか側「雌節(めぶし)」から作られ、夫婦円満の象徴として縁起物とされています。スイーツが苦手で、お酒も飲まない方への手土産におすすめです。
顔合わせで喜ばれる手土産(14)【こんぶ】
「よろこんぶ」として、お祝いの席に欠かせない日本伝統の縁起物の一つ。かつお節と一緒に手土産で用意するのも印象が良いでしょう。
顔合わせで喜ばれる手土産(15)【うどん】
「夫婦生活を長く、太く」という意味を込めた縁起の良いうどんも良いでしょう。乾燥うどんなら長持ちするので、二人暮らしのご両親への手土産には喜ばれます。
顔合わせの手土産の選び方と価格相場
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手土産の選び方のポイントと、金額相場をご紹介致します。
手土産を選ぶ際のポイント
必ず事前に両家の両親の好みをリサーチしましょう。顔合わせ食事会までは、両親同士の面識がない場合が多いです。そのため、手土産を選ぶには、二人がお互いの家の好みや嗜好などをリサーチして情報を共有する必要があります。それを両親に伝えて、手土産の内容を検討しましょう。
手土産の平均的な金額相場は3000~5000円
手土産の金額相場は3000~10000円と開きがあり、その家庭でそれぞれの考え方があることが多いのですが、一般的に3000~5000円ぐらいが格式があり、失礼にならない手土産の相場となっています。あまり高いものをもっていくと、相手の家族が恐縮してしまうこともありますので、初対面の場合は一般的な相場に合わせることをおすすめします。
顔合わせにふさわしい手土産の種類
顔わせの手土産を何にするか悩んだら下記の中から無難なものを選びましょう。
お菓子類
手土産はすぐに消費でき、長く手間をとらせない「消え物」が最適とされています。そのため、一番選ばれているのは、切り分ける手間のいらない小分け包装になっているお菓子です。和菓子では最中やどら焼き、洋菓子ではバームクーヘンなどが縁起のいい由来があって、慶事に選ばれるお菓子の代表として人気があります。
縁起物
上記でもいくつかご紹介しましたが、日持ちして伝統的に「縁起がいい」と言われる食べ物は、手土産に選ばれることが多いです。
お茶やお酒
普段の日常用には買わない高級な銘柄の紅茶・コーヒーなどのお茶類やお酒なども定番の手土産です。購入前に好みをしっかりリサーチしましょう。
顔合わせで避けたい手土産
日持ちしないものや、家族の人数に合わない量の手土産は避けましょう。無理のない範囲で消費できる量がベストです。
また、自分の趣味の押し付けや相手が好みでないものを選ばずに一般的なものを選んでおく方がいいでしょう。
顔合わせの手土産の渡し方とマナー
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顔合わせに失敗しないためにも知っておきたい顔合わせの手土産マナーをご紹介します。
手土産の「のし紙」
顔合わせ食事会のために用意する手土産に「のし紙」は必要か、という疑問で迷う人はとても多くいます。
百貨店や老舗のお菓子の店などで手土産を購入した場合、「のしはおつけしますか?」と店側から聞かれると思います。結婚の顔合わせであることを伝えると、状況に応じたのしをかけてくれます。
のし紙のデザインは「結びきり」を選ぶ
結婚の挨拶も終わり、両家が婚約を認めている状況ですので、使うのしは紅白の水引で「結びきり」の形を使います。結婚のように、生涯一度きりのお祝いごとには結びきりの水引を使うことが一般的ですが、地域によってはとらえ方が違う場合もありますので、その土地のマナーを確認してください。
万が一、迷ってしまったときは、のしはつけなくても特に失礼にはあたりません。
のしの書き方
寿の文字にのしの右上にのしがくるようにし、水引きの下に自分の苗字を書きます。
風呂敷に包むべきか
手土産を格式高く見せてくれる風呂敷ですが、自宅以外のお店で顔合わせ食事会を行うことが多くなっている現在では、そのまま持ち帰りやすいように袋に入れてお渡しすることがほとんどです。
自宅に伺うのであれば、風呂敷で包んで持参すると、とても丁寧な印象になります。
同席する兄弟姉妹の手土産について
顔合わせ食事会に兄弟姉妹が同席する場合、それぞれで手土産を用意してもっていったほうがいいだろうか…と心配になるケースが多いようです。
この場合手土産は「1つの家全体で1つ用意する」と考えられていますので、兄弟たちが別で用意する必要はありません。
顔合わせ食事会の手土産の渡し方
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顔合わせには「顔合わせのみ」の場合と「結納も行う」場合があります。最近では「顔わせのみの場合」が多いので、ここでは「顔合わせのみ」の場合の手土産を渡すタイミングや、誰が渡すべきかをご紹介します。
手土産はいつ渡すか
お互いに会って、挨拶してすぐに…というのは唐突で、慌てている印象になってしまうので控えましょう。個室に、または居間に通されてから。両家の挨拶がおわったあとの着席前が手土産を渡すタイミングです。または、食事会の終わりの挨拶後に席を立った時に手渡します。一般的な顔合わせの流れや主なスケジュールでみると、下記のタイミングが理想です。
- 父親の挨拶(男性側)
- 両家自己紹介(男性側から)
- 手土産を渡す
- 記念品交換&宜しくお願いしますの挨拶
- 乾杯、食事会スタート
- 集合写真撮影
- 父親の〆の挨拶(男性側)
進行の流れやタイミングを見て、手土産を渡すようにしましょう。
顔わせがお店の場合と自宅の場合での渡し方
お店の場合と自宅の場合では、若干だけ手土産の渡し方が異なります。
お店の場合の手土産の渡し方
お店の場合はいったん袋から取り出して手土産を渡し、その後に「どうぞお使いください」と言って袋を後から手渡します。ただし、お店の場合そのまま袋ごと渡したほうが自然とのとらえ方も現在は多いため、どちらでも自然な流れで手渡せるほうでいいでしょう。
自宅の場合の手土産の渡し方
自宅の場合は袋から出して、渡す側に正面を向くように位置を正して渡しましょう。渡す際に、何か一言添えるのがマナーになっています。
手土産は誰が渡すか
家を代表して、両親のどちらかが渡します。一般的にはその家の主である父親から、相手の父親へ渡すのがスマートです。
両家顔合わせで手土産がいる場合といらない場合
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両家の両親が、お互い初めて対面する場であることが多いため、両親サイドも気遣いで迷っていることが多いでしょう。これから結婚する二人は、手土産がいるか・いらないかは、間に入って両家の足並みをそろえる必要があります。
どちらかの(主に女性側)実家で顔合わせをする場合
どちらかの家で顔合わせをする場合は、訪問する側は自宅に赴きもてなしを受ける側なので、手土産を用意するのがマナーです。訪問する側はパートナーからご両親の好みをしっかりリサーチして、それを手土産に反映させて持参しましょう。
訪問を受ける側は用意する必要はありませんが、中には「わざわざお越しいただいた」という感謝を込めてお土産を用意することもあります。
実家以外のお店(レストラン・料亭など)で顔合わせをする場合
現在の顔合わせ食事会は、料亭やレストランなど自宅以外の外部の店を集まる場に選ぶことがほとんどです。この場合、片方の家が手土産を持参し、片方は用意がなかった…という状況は、お互い気まずくなってしまう可能性があります。
そのため、できるだけ両家の足並みがそろうように二人が両親の間に入って調整しましょう。
「お互いが気を使うので」「これから長い付き合いになるので」という理由で、両家とも手土産を持参しない、というふうに決めるケースも多いようです。
逆に両親の世代では「挨拶には手土産が必要」と思って、既に片方の家庭では準備してしまっていることもありますので、そういった場合は必ずパートナーにそのことを知らせ、パートナー側のご両親にも共有してください。
素敵な手土産で顔合わせを成功させよう!
結婚へ向けていいスタートを切るために、顔合わせ食事会は絶対に成功させたいイベントです。両家の両親が挨拶の際に、いい関係を築けるよう、手土産に関して二人が心を配れると、きっと楽しい食事会になると思います。顔合わせが終わったら、手紙のお礼状をお送りすると印象がよいですよ。