どの季節も魅力的!シーズン&月別結婚式おすすめ演出とスタイル

季節別結婚式のおすすめスタイル©Elena Elisseeva – shutterstock.com

結婚式をどの時期にするか考える上で、人気のハイシーズン・空いているオフシーズンを知っておきましょう。それぞれの季節に気候・演出・費用面で魅力的なおすすめポイントがあります。自分たちがしたい結婚式の演出内容や会場の値段やサービスで、ニーズと季節の長所が合えば、それが2人にとってのベストシーズンです。

結婚式は季節でハイシーズン・オフシーズンがある

結婚式の人気の季節©Pra Chid – shutterstock.com

結婚式には誰もがその季節にやりたいと思うシーズンと、さまざまな理由から避けるシーズンがあります。
ハイシーズンには希望者が殺到し、一日に何件も結婚式か組まれるため、会場料金の価格は高くなります。が、オフシーズンには利用者の減数を見込んで、会場側が本来の料金から割引や特典をつけ、サービスが手厚くになっていることが多いのです。
結婚式のハイシーズンとオフシーズンはいつなのか、また主に人気を左右する理由を2017年の挙式数からまとめてみました。

データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2017

ハイシーズン

2017年度の結婚式が多かった月は
4月・5月・6月(春~初夏)
9月・10月・11月(晩夏~秋)

でした。
特に人気のある月を挙げると、5月・10月・11月が挙げられます。
結婚式には新郎新婦だけでなく、招待されるゲストにとっても、出席しやすい人気のシーズンがあります。
この時期は結婚式を計画する上で、いろいろな演出や装飾が楽しめる時期です。ゲストにとっても遠出しやすい、ドレスアップしやすい季節のため、非常に人気が高くなります。
会場側は人気を見込んで通常時より料金設定を高くプランを組んでいるので、価格の相場は1年で最も高い時期です。この時期に希望の日取りを予約したい場合には、1年以上前からの下見検討が必要です。
 
・気候が穏やかで晴天率(晴れる日)が高い季節
・気温が過ごしやすい温度と湿度の季節
・季節ならではの美しい自然や演出が楽しめる季節
・大型連休があり休日が多い月(5・10・11月)

オフシーズン

2017年度の結婚式が少なかった月は
12月・1月・2月(冬~真冬)
7月・8月(夏~盛夏)

でした。
特に挙式数が落ち込む月を挙げると、1月・2月・8月が挙げられます。
この時期は天候や気温から結婚式での演出での計画が立てづらく、ゲストにとっても外出や参加を考慮してしまう条件があるため、避けられる傾向にあります。ただ、会場側もそれを見込んで、通常の月よりも、会場料金の割引プランを用意されており、価格の相場は1年で最安値の時期です。また、他の月にはない特典サービスを企画するなど、料金・サービスの両面で手厚くなっています。
 
・気温が極端に寒・暑い時期のためドレスアップの幅が限られる
・台風や積雪などで交通網が乱れるためゲストの参加が厳しい季節
・気候によって体調を崩しやすい季節(2月のインフルエンザなど)
・クリスマス・正月などで日本全体がイベント月で忙しい時期(12・1月)
・冬休み・夏休みで家族やカップルなどは予定を入れてしまいがちな月(1・8・12月)

春におすすめの結婚式と演出方法

春の結婚式のおすすめ人気演出©Stakhov Yuriy – shutterstock.com

シーズン期間・・・3月 4月 5月
気候はいい時期ですが、3月はまだ寒の戻りがあることが考えられます。3月末~4月頭は期末・期首で会社の人事異動や学校行事で、ゲストも非常に忙しい時期ですので、予約の日取りは慎重に。

おすすめの結婚スタイル

和装婚

3月の梅・桃や4月の桜など、満開の花が和装と非常にマッチする季節です。神前式に参列する側も、寒さがそこまで気にならずに参列できます。特に3月~4月前半であれば、和装で着物を着こんでも暑くなく過ごしやすい時期です。

フォトウエディング

満開の桜や新緑など、四季を通じてとても美しい季節で、ロケーションフォトを重視する前撮り・フォトウエディングでは最も人気のある季節です。過ごしやすい気候のため、さまざまなウエディングドレスや衣装で、美しい景色を楽しみましょう。

ガーデンウエディング

気候がよく晴れ日が多い4月半ば~5月に人気のあるガーデンウエディング。春らしい花に囲まれたり、新緑の気持ちのよいガーデンで、さまざまな演出やイベントを企画することができます。

おすすめの演出

・春の訪れを告げる小鳥や花などの演出
・桜や花をイメージした和風の装飾
・ガーデンをイメージしたナチュラルな演出

結婚式の会場の値段

4・5月は秋に10・11月に次いで人気がある時期のため、会場が提示する価格は高め。また、遠方からゲストを招待したい場合、気候がよく花見などの観光シーズンのため、宿泊代も高めに設定されています。大型連休には遠方からのゲストを招待しやすいですが、その分さまざまな料金が値上がりしていることも見込んで、早めの予約を心がけましょう。

夏におすすめの結婚式と演出方法

夏の結婚式おすすめ人気演出©simonovstas – shutterstock.com

シーズン期間・・・6月 7月 8月
夏のウエディングでは、6月のジューンブライドに人気が集まりますが、後半から梅雨入りするため予約は前半に集中します。七月半ばは梅雨明けして、夏の日差しがまぶしい晴天に恵まれやすいシーズンで穴場です。

おすすめの結婚スタイル

ゲストハウスウエディング

天候が不安定とはいえ、夏のスタイルを楽しみたい季節。ガーデンやプール、雨が降れば室内へ移動できる全天候に対応できる結婚式は、一軒家貸し切りで楽しむゲストハウスウエディングがおすすめ。夏を満喫する演出が楽しめます。

カジュアルウエディング

新郎新婦もゲストも暑さでドレスアップに困る時期。そんな悩みを解決するのがカジュアルなスタイルのウエディング。ドレスコードをデニムなどカジュアルなファッションに指定して、みんなでアットホームに楽しむスタイルのパーティは、ゲストと大いに触れ合えるいま人気スタイルです。

ナイトウエディング、二部制ウエディング

夏特融の夕焼けが美しいトワイライトタイムから始まるナイトウエディング。この時期であれば陽が落ちて涼しい夜に、ムーディな大人のパーティが楽しめます。昼に親族と挙式を済ませ、夜からゲストの顔ぶれを変えたウエディングパーティで盛り上がる二部制ウエディングもおすすめです。

おすすめの演出

・梅雨ならではの紫陽花や傘などを取り入れた演出
・海やアウトドアなど夏ならではのロケーションを取り入れたイベント
・涼しい夜にキャンドルや花火などの光の演出

結婚式の会場の値段

6月は前半の梅雨入り前はジューンブライダル需要で人気が高く、梅雨入り後は比較的会場がすいてきます。7月・8月はホテルや専門式場などではお得なプランを用意している会場が多く、7月後半は梅雨明けの晴天が見込める時期のため、比較的リーズナブルに真夏の晴天を生かした結婚式が計画できます。

秋におすすめの結婚式と演出方法

秋の結婚式おすすめ人気演出©Kryvenok Anastasiia – shutterstock.com

シーズン期間・・・9月 10月 11月
秋のウエディングは日本で一番人気が高い時期です。10月・11月に結婚式を考えているなら一年前から計画を。9月の前半はまだ比較的会場が空いています。

おすすめの結婚スタイル

ガーデンウエディング

春以上に人気のある秋のガーデンウエディング。10・11月は晴天率がもっとも多い時期のため、屋外での計画が非常に立てやすいのです。時期的には紅葉も始まり、屋外でのフォト撮影も楽しめます。

レストランウエディング

「実りの秋」という通り、美味しい旬の食材が目白押しの季節。秋ならではの食材を心行くまで楽しむ、料理がおいしいレストランでの結婚式はゲストにも人気が高いスタイルです。採れたての野菜のコースや果物を使ったスイーツビュッフェなど、オリジナルで工夫を凝らした演出も。

リゾートウエディング

9・10・11月と連休が続くため、海外や国内のリゾートでのウエディングが一番ピークなのもこの時期です。家族や友達と、心行くまでリゾートでのロケーションと観光を満喫し、その場所ならではの結婚式を楽しみましょう。

フォトウエディング

春に次いで前撮りやフォトウエディングで人気のある季節。紅葉をバックに着物を着ての和装の撮影が人気です。過ごしやすい気候なのでさまざまなウエディングドレス・衣装が楽しめます。

おすすめの演出・衣装

・ドライフラワーを生かした大人の装花演出
・屋外を利用した秋の味覚のビュッフェ演出
・紅葉をイメージした和の演出

結婚式の会場の値段

9月の前半は残暑も厳しく、後半からは秋雨の期間に入るため、10・11月に比べると会場も空いていて、会場によっては夏から割引プランを継続しているところもあります。
10・11月は毎年日本で一番結婚式数が多い超ハイシーズン。会場の値段は上がることはあっても、割引きは期待できませんし、そもそも予約自体とれるかどうか分かりません。一年以上前から、費用と日取りを計画することをお勧めします。

冬におすすめの結婚式と演出方法

冬の結婚式おすすめ人気演出©pink panda – shutterstock.com

シーズン期間・・・12月 1月 2月
12月の後半~1月にかけて、結婚式がもっとも少なくなる時期です。この時期は結婚式の値段も安くなりますが、同時に招待したいゲストも忙しい時期になります。結婚式の日取り選びは慎重に。

おすすめの結婚スタイル

和装婚

年が改まった1月・2月でおすすめの和装。正月ならではの鏡開きや餅つきなどを演出に取り入れることもできます。和装するにも、何枚も着こむ着物は真冬のウエディング向け。2月の半ばからは梅も見頃になるため、屋外で風情あるロケーションフォトが計画できそうです。

少人数ウエディング

1・2月は結婚式の数が極端に減るため、お得な割引プランを利用可能な会場が急増します。また、寒さの中来てくれるゲストのために手厚いサービスを特典でつけてくれる会場も。おすすめは少人数ウエディング。大人数の結婚式では体調不良のゲストのドタキャンなどが考えられますが、人数を把握しやすい身内や親しい友人のみのアットホームなウエディングを計画するのに向いています。割引で浮いた費用でゲストのおもてなしランクアップも可能です。

リゾート婚

10・11月のハイシーズン以外で、2月にリゾート婚を計画する人が急増しています。というのも、人気の高いハワイ・グアム・沖縄などは年間を通して温暖な土地。しかも観光もオフシーズンのため、通常月より格安での旅行費・結婚費の値段が期待できます。

おすすめの演出

・クリスマスをイメージしたパーティ演出
・お正月をイメージした和の演出
・雪景色やキャンドルを利用したロケーション演出

結婚式の会場の値段

年間通して1月がもっとも挙式数か少なく、会場の値段は夏同様割引や特典が大いに期待できる期間です。寒さや積雪を見込んで、最寄り駅からの送迎バスを無料でつけているサービスなども見られます。一方で、12月半ばまでは、秋から引き続きクリスマスのパーティムードでニーズが高く、会場も混み合う人気の時期で、値段は下がっていないことも多いようです。

結婚式の季節ごとの人気と値段・おすすめ演出まとめ

結婚式にはハイシーズン・オフシーズンがありますが、ハイシーズンには結婚式を計画しやすい利点があり、オフシーズンには費用面で料金の割引が期待できるという強みがあります。また、どの季節もシーズンの特色を生かした、素敵な演出が可能です。結婚式での四季の特性を生かした、二人だけの素敵なウエディングプランを計画してください。

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