©jazz3311 – shutterstock.com
最近では家族や親族のみで結婚式をおこなう「家族婚」が人気です。身内のみなので気を使わずに結婚式をおこなうことができますが、準備中に悩むこともあるようです。
その一つが「引き出物」。一般の結婚式ではゲストに引き出物を用意しますが、家族や親戚にも用意したほうがよいのでしょうか?家族婚では引き出物あり?なし?相場やおすすめの引き出物をご紹介します。
目次
どうしたらよい?家族婚の引き出物
引き出物とは新郎新婦からゲストに対するお礼として配る品のこと。家族婚で引き出物は用意したほうがよいのか悩む方も多くいます。
一般的な結婚披露宴ではご祝儀をいただくことがあり、そのお礼にご祝儀に合わせた引き出物を用意します。家族婚の場合も「ご祝儀のやり取り」があるかどうかで用意するかしないかが変わってきます。基本は家族や親族の間柄でもご祝儀をいただくのであれば、引き出物を準備をするのがマナーとなります。
家族婚で引き出物を贈る基準
家族や親族の間でも、引き出物を用意するか考え方が変わります。事前にご両親とどのようにするか相談してから決めるとよいでしょう。
両親
両親の場合は、結婚式の費用面で援助もなくゲスト側として招くのであれば引き出物は用意しましょう。両親からの援助があったり、招待状が両家の親の名義で出されていたりと両親もゲストを招待する側であれば、引き出物は必要ありません。そのかわりに両親への感謝の気持ちを込めたギフトを用意するとよいでしょう。
兄弟や姉妹
両親と世帯が別かどうかで引き出物を用意するかが変わります。未婚の場合は、両親と1世帯として考えるため引き出物は用意しません。既婚者の場合は別世帯と考えるため、他のゲストと同様に引き出物を用意します。
親族
親族にご祝儀をいただいた場合は、マナーとして引き出物を準備しましょう。親族の中には事前に「いらないよ」という方もいるかもしれません。その場合プチギフトや後日、結婚内祝いとして送るのもよいでしょう。挙式のみの場合は引き出物は用意せず、来てくれたことの感謝としてプチギフトを用意し、ご祝儀いただいた方には後日内祝いを送るのがおすすめです。
家族婚での引き出物の相場
引き出物は3つの品物を送るのが一般的。
- メインの引き出物
- 引菓子
- 縁起物
それぞれ渡す相手別に引き出物の相場を紹介していきます。
友人への引き出物の相場
ご祝儀3万円の場合、引き出物は3000~7000円ほどのようです。
家族・親戚への引き出物の相場
家族や親族に引き出物を用意する場合はご祝儀が高めなため、親族への総額の相場は7000~15000円ほどになります。
家族や親族へは、友人や上司よりやや高めのものを用意するのが一般的なようです。 通常の結婚式はゲスト全員に同じものを選ぶことが多いですが、家族婚は少人数なので家族一人一人の好みに合わせた引き出物もおすすめです。すべて別にするのではなく、例えば引菓子は同じにしメインの引き出物をゲストに合わせて選ぶのもよいでしょう。
家族婚は年配の方も多いため、目上の方に合わせたもの選びも喜ばれます。
家族婚におすすめの引き出物
相場は分かったけれど、どんなものを選べばよいか悩んでしまいますよね。招待する方に合わせて準備するのが一番ですが、参考にどういったものを引き出物に選べばよいかご紹介するので、参考にしてみてください。
お揃いカップ
両親や親族夫婦にお揃いのカップを贈るのもおすすめです。普段から使えるものは年齢問わず喜ばれます。
コーヒーセット
コーヒーが好きなゲストにはコーヒーセットはいかがでしょうか。紅茶好きなら紅茶セットなど、ゲストの好みを知っているからこそ選べる引き出物です。
食器セット
兄弟や姉妹夫婦にはおしゃれな食器セットも。使いやすいシンプルなデザインは飽きずに使えます。
タオル
普段から使えるタオルの引き出物。素材にこだわった高級タオルは目上の方に喜ばれるでしょう。
裁縫箱
女性には嬉しい裁縫箱。若い方から年配の方まで喜ばれる引き出物です。
家族婚に引き出物は用意する?しない?相場や選び方まとめ
家族婚では、家族や親族には引き出物なし?あり?か悩んでしまいますよね。
引き出物は、新郎新婦からゲストへのお礼として贈る品。身内の間柄でも、ご祝儀をいただいたときはきちんとお返しをするのがマナー。引き出物を用意しない場合も、参列していただいた感謝としてプチギフトを用意しておくのがおすすめです。家族や親族への引き出物は一人一人に合わせたものを選ぶと喜ばれるでしょう。