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結婚しようと思った時、その前に必ずおこなうのがプロポーズと婚約です。特に婚約は、書類の提出があるわけではなく、口約束との違いも分かりにくく、実際の意味を改めて聞かれると答えられないこともあるかもしれません。そこで、結婚する前に理解しておきたい婚約の定義や、どうしたら成立するのか、婚約の方法などご紹介をします。
目次
婚約の定義
婚約とは
婚約は「結婚の約束をすること」を意味し、お互いにはっきりと結婚を意識している状態です。結婚の約束をして二人は婚約関係になり、お互いのことを「婚約者」と呼べるようになります。婚約する二人以外の第三者(両親、兄弟、親戚、友人)に将来結婚することを知らせている状態でもあります。結婚するときに必要な婚姻届けのような書類はなく、法的な手続きがないので形式は自由です。
どうしたら婚約は成立する?
プロポーズで結婚の意思を相手に伝え、相手が了承し、結婚の意思をお互いに認め、将来夫婦になることを約束します。結納、婚約式に両親やお互いの家族が顔合わせをおこなうことや、婚約パーティーで家族のほかに上司、恩師、友人が立ち会ってお二人以外の人に認めてもらうことで婚約が成立します。
婚約の証に男性から女性へ婚約指輪を贈ること、女性から男性へ時計やアクセサリーなどの記念品をお返しとして贈ることも定番です。また法的には、口約束でも婚約が成立するケースもあります。二人だけで婚約をする場合も、慎重に考えた言動が必要です。
婚約の期間
婚約の期間とは、プロポーズや結納をおこない実際に籍を入れるまでの期間になります。平均すると半年~1年の間で籍を入れる場合が多く、その間に結婚式の準備や新居探しなどを進めます。婚約期間があることでお互いのことや両家の家族のことを考えられるようになり、結婚までの準備期間を焦らず、ゆとりを持ちながら過ごせます。また、婚約期間の長さは人それぞれです。お互いの事情や環境に合わせてよく相談しながら、お二人でスケジュールを決めることがおすすめです。
婚約の仕方
婚約に必要なこと
・両親への挨拶
・結納(顔合わせ食事会)
・婚約指輪を贈る
お二人が結婚を決意したあとは両親へ挨拶をおこないます。挨拶へ行くタイミングは親の都合を聞いて進めます。お互いの家に挨拶が済んだあとは両家の顔合わせになりますが、結納は家同士の結びつきを強く意識し、婚約を正式なものとするための儀式で、仲人を立て結納品や結納金を取り交わします。最近では顔合わせ食事会として両家が揃い結婚する運びとなる報告を両家の親睦・交流と併せて食事会をおこなうスタイルが増えています。どちらの場合も結婚式の6~5カ月前におこなうことがよいでしょう。婚約指輪は婚約の証として男性が購入しプロポーズから婚約期間中の間に贈るものとなり、男性が女性にサプライズで渡す場合と、お二人で探しに行くケースがあります。
婚約中にやるべきこと
・周囲に婚約したことの報告
・入籍日を考える
・結婚式に向けた準備
・新居を探す
・結婚指輪の購入
会社の上司や友人など家族以外の周囲に婚約を報告する場合は、式場と日程が決まったあとに報告をするとよいでしょう。結婚式においては両家の家族、親族、友人が関わる大切なセレモニーです。式場選びや結婚式の内容など、家族が関わる可能性もあるので、準備を周到に進めていきましょう。それに並行して入籍の日程、新居を決めるなど、婚約中は大きな決断がいくつもあります。お互いの意見を聞き話し合いをしながら、一つ一つ決めていきましょう。
婚約とは?婚約の期間・仕方・定義についてまとめ
婚約とは「結婚の約束をすること」で、第三者に将来結婚することを知らせている状態でもあり、婚約期間中に結納や顔合わせ食事会をおこなうことが一般的です。また、口約束でも婚約の成立ともなるケースもありますので、お二人が将来どのようにしていくか慎重に決めていくことが大事になります。婚約期間は人により長さはさまざまですが、お二人の納得いくペースで考え結婚に向けて準備を進めていくことがよいでしょう。素敵な結婚式を迎えられるように、充実した婚約期間を過ごしてください。