結婚式招待状の返信メッセージはどうする?結婚式の招待状の返信マナーやメッセージ例!

結婚式招待状の返信©Alekseenko Yurok – shutterstock.com

結婚式の招待状を返信する際、お祝いのメッセージを添えて送ると、新郎新婦に喜んでもらえます。
基本的には思い思いの言葉を書いて構わないのですが、相手との関係性によってはどれくらいの距離感のメッセージにすればいいか迷ってしまいますよね。
また、短いながらも結婚式招待状の返信メッセージにはいくつかのマナーがあります。返信の書き方や注意点についてご紹介していきますので、ぜひお役立てくださいね!

結婚式招待状の返信ハガキを書く際のポイント!

結婚式の招待状には、参加の可否を知らせる返信用のハガキが同封されています。あらかじめ返信先の住所が記載されていますが、各所をそのままにして送り返すのはマナー違反です。

書き方のポイントを図と共にご説明しますので、ご参考にしてください。

宛名の書き方

返信ハガキの表面には、新郎新婦の宛先が記載されています。氏名の下に「行」や「宛」と書かれている場合は二重線で消し、「様」と書き入れましょう。

縦書きの場合は左側に、横書きの場合は「行」の下に書きます。なお、線を引くときは定規を使うとより丁寧に修正ができますよ。

招待状返信はがきの書き方

招待状返信はがきの書き方

宛名が連名だった場合は「行」を二重線で消し、それぞれの名前の下に「様」を書きます。

招待状返信はがきの書き方

出席・欠席の書き方

結婚式へ出席する場合、「出席」に◯をしますが、さらに「慶んで(喜んで)」出席「させていただきます」と追記するとより丁寧です。

招待状返信はがきの書き方

招待状返信はがきの書き方

欠席の場合は「欠席」に◯をしますが、さらに「残念ながら」欠席「させていただきます」と追記するとより丁寧です。

招待状返信はがきの書き方

この時、お祝いの言葉と残念な気持ち、可能であれば欠席の理由を書き添えると、印象が悪くなりませんよ。

自分への敬称は消すこと!

  • 御出席(ご出席)
  • 御住所(ご住所)
  • 御芳名(ご芳名)

など、自分に向けられた敬称となる「御」や「御芳」は二重線で消しましょう。

新郎新婦へのメッセージを書く

お祝いの言葉、招待してくれたことへの感謝と喜びを伝えましょう。メッセージ欄がなくても、ハガキの空きスペースに添えて構いませんよ。

招待していただいた方との関係性に適した、お祝いや感謝のメッセージを書けることが理想的です。

次からは、新郎新婦との関係性に応じた、結婚式招待状のメッセージに添える例文をご紹介していきます!

結婚式招待状への返信メッセージ例【友人に向けて】

結婚する友人に返信する際の、結婚式の招待状へのメッセージ例を紹介します。

「結婚おめでとう! 
〇〇だったら絶対に幸せな家庭が築けるよ!  
ウエディングドレス姿が見られる当日を楽しみに待っています」

「結婚おめでとう♡ついに彼と結婚するんだね!  
いろいろ話を聞いていたので私もすごく嬉しいです  
当日まで忙しいと思うけど 体に気をつけてね  
〇〇ちゃんのドレス姿 楽しみにしてる!」

「結婚本当におめでとう!
〇〇ちゃんと旦那さんに会えるのが楽しみです! 
招待してくれてありがとう 
親友の晴れ姿を見るのが待ち遠しいな」

フレンドリーな雰囲気を出すために、記号を使うのもいいですね。親しみを込めたメッセージにすることが大切ですが、度が過ぎて失礼にならないよう注意しましょう。

結婚式招待状への返信メッセージ例【会社の同僚・知人に向けて】

会社の同僚や知人に向けて送る、結婚式招待状の返信メッセージ例を紹介します。

「ご結婚おめでとうございます
お招きいただきありがとうございます
当日を心から楽しみにしています」

「ご結婚おめでとうございます  
結婚式が待ち遠しいです  
〇〇さんの晴れ姿を楽しみにしています 」

「お招きいただきありがとうございます
そして結婚おめでとう!
いつも仕事を頑張っている〇〇くん
これから幸せな家庭を築いていくんですね
慶んで出席させていただきます
当日が楽しみです!」

かしこまり過ぎず、砕けすぎないバランスを目指したメッセージにしましょう!

結婚式招待状への返信メッセージ例【上司・先輩に向けて】

上司や先輩などへ送る、結婚式の招待状への返信メッセージ例を紹介します。

「ご結婚おめでとうございます  
日々お世話になっている〇〇さんにご招待いただき大変光栄です!  
当日は〇〇さんの晴れ姿を見られることを楽しみにしています 」

「ご結婚おめでとうございます  
慶んで出席させていただきます  
おふたりの末永いご多幸を心よりお祈り申し上げます」

「ご結婚おめでとうございます
お招きいただきありがとうございます
おふたりの末永い健康とご多幸をお祈りいたします」

仮に仲のいい関係だとしても、ここはかっちりとしたメッセージにしておくのが無難でしょう。

結婚式招待状への返信メッセージ例【部下・後輩に向けて】

部下や後輩へ向け送る、結婚式の招待状へ返信メッセージを書く際の例を紹介します。

「〇〇さん この度はご招待ありがとうございます  
普段会社で大活躍の〇〇さんなら きっと幸せな家庭を築けると思います  
式では会社とは違う〇〇さんを見られることを楽しみにしています」

「〇〇くん 結婚おめでとう!  
慶んで参加させていただきます  
おふたりの末永い幸せをお祈り申し上げます」

「〇〇さん 結婚おめでとう!
先を越されてしまいましたね!
でもとても嬉しいです
おふたりの末永いお幸せを祈っています
晴れの日が楽しみです」

上から目線だったり、馴れ馴れしくならないように気をつけて、心からのお祝いを書きましょう♪

結婚式招待状への返信メッセージ例【親族に向けて】

親戚、兄弟などの親族へ向ける、結婚式の招待状への返信メッセージ例を紹介します。

「〇〇くん結婚おめでとう!
慶んで出席させていただきます  
あの小さかった〇〇くんがとうとう結婚すると思うと感慨深いです
当日を楽しみに待っています!」

「〇〇ちゃんご招待ありがとう
おふたりの幸せそうな家庭がイメージできます  
〇〇ちゃんの花嫁姿楽しみに待っています」

「〇〇ちゃん結婚おめでとうございます!
笑顔と幸せいっぱいの家庭を
ふたりで築いていってください
おふたりの晴れ姿を楽しみにしています」

身内だからといって気安すぎるのはいけません。礼儀を重んじつつ、でもよそよそしくはならないよう、メッセージを組み立ててみてくださいね。

結婚式招待状への返信メッセージ例【結婚式・披露宴のいずれかのみに出席する場合】

結婚式のみ、披露宴のみなど、事情によってどちらかだけの出席になる場合も、招待状の返信に記載しておくと良いでしょう。

結婚式(挙式)のみ出席

「〇〇さん結婚おめでとうございます!
諸事情により披露宴までいることはできませんが
挙式にはぜひ出席させていただきます
当日の晴れ姿を楽しみにしております」

披露宴のみ出席

「ご結婚おめでとうございます
あいにく所用により挙式にかけつけることができませんが
披露宴にはぜひ出席させていただきます
当日の花嫁姿を本当に楽しみにしております」

自分がどちらに出席するのかがはっきり分かるようなメッセージにしましょう。

結婚式招待状への返信メッセージ例【スピーチ・余興などの役割をお願いされている場合】

結婚式当日に何らかの役割を任されている場合は、以下のようなメッセージを添えます。

「ご結婚おめでとうございます
慶んで出席させていただきます
受付も喜んでお受けいたします
(または)
スピーチはおまかせください!」

結婚式の招待状には、スピーチや余興の依頼が書かれていることがあります。

事前に口頭などで連絡されていたとしても、快諾の気持ちや意気込みをお祝いのメッセージに沿えると良いでしょう。

結婚式招待状への返信メッセージ例【欠席する場合】

欠席を伝える際の返信メッセージ例を紹介します。

「ご結婚おめでとうございます  
せっかくお招きいただきましたが  やむを得ない事情により 残念ながら欠席させていただきます
お二人の幸せをお祈りしております」

「ご結婚おめでとうございます
お二人の晴れの席にせっかくお招きいただきましたが  あいにく出張の予定があり 残念ながら欠席させていただきます
お二人の幸せを心よりお祈り申し上げます」

「この度はご結婚おめでとうございます
せっかく招待いただき残念ですが 出産を控えているため欠席させていただきます
素敵な御式になりますよう 心からお祈り申し上げます」

お招きいただいた事へのお礼と、残念だという気持ちの表明は必須です。が、理由に関しては、身内の不幸だったり、言いたくないという場合には書かなくても構いませんよ。

結婚式招待状の返信マナーは?

結婚式招待状を返信する際には、筆記用具や書き方にもマナーがあります。数はそれなりに多いですが、一つ一つはそこまで難しくありませんので、きちんと守るよう心がけましょう。

毛筆・万年筆で書くのが望ましい

結婚式招待状への返信は、毛筆や万年筆で書くのが正式なマナーになります。ですが、難しい場合はボールペンで書いても構いません。

不祝儀をあらわすグレーやカラフルな色は避け、必ず黒で書くようにしましょう。なお、消えるボールペンの使用ももちろんNGです。

返信はがきで返す

結婚式の招待状をハガキでいただいている場合は、こちらからもハガキで返事をするのがマナーとなります。

また、返信ハガキは新郎新婦がゲストの出欠の管理をしたり、結婚式後の住所録として保管したり、思い出にもなるという役目も果たします。

仲のよい友人だからと、メールや電話だけで済ませるのは絶対に控えてくださいね。

連名で招待された場合

招待状が連名で届いた場合のマナーとして、返信ハガキの裏面にある名前の欄には、参加者全員の名前を記入しましょう。

夫婦で招待された場合は、夫→妻の順に記載します。

また、家族で招待された場合は、夫→妻→子どもの順に名前を書いていきます。

招待された中に欠席者がいる時は、出欠欄の「出席」に◯をし、出席者の名前のみを書きましょう。

その場合、お祝いのメッセージといっしょに欠席する方の理由も一言添えておくとよいでしょう。

修正は定規で線を引き訂正する

書き間違えた場合は、定規を使って二重線で訂正します。修正液の使用はNGですので、注意してくださいね。

句読点は使わない

句読点は「終わり」「区切り」を意味するので、縁起が良くありません。結婚式の招待状の返信では使わないようにしましょう。

忌み言葉は使わない

おめでたい結婚式の招待状に、不幸を連想させる忌み言葉はNGですので避けましょう。なお、同じ言葉をくり返す「重ね言葉」も、再婚などを連想させるので控えなければなりません。

別れ・再婚を連想させる言葉 最後に、去る、失う、去る、終わる、離れる、別れる、切れる、嫌う、飽きる、疎遠になる、冷える、繰り返し、再び、何度も
不幸を連想させる言葉 亡くなる、苦しい、朽ちる、病気、倒れる、壊れる、泣く、崩れる、滅びる、流れる痛ましい、衰える、倒れる
重ね言葉 時々、いよいよ、重ね重ね、わざわざ、たまたま、いろいろ、たびたび、どんどん、だんだん、しばしば、みるみる、日々、 相次いで

結婚式招待状の返信で「寿消し」をするのもアリ!

二重線で「御」などの文字を消す代わりに、「寿」を書いて訂正する「寿消し」という方法もあります。

この方法を使う場合、新郎新婦の名前に「寿」という文字が入っていないかを確認し、入っていたら二重線で消すようにしましょう。

招待状返信はがきの書き方

裏面の「御芳(ご芳)」を訂正する場合は、「寿寿」と一文字ずつ消します。

招待状返信はがきの書き方

素敵なメッセージで結婚式招待状の返信ハガキを彩ろう!

結婚式招待状の返信©Makistock – shutterstock.com

結婚式の準備は、何かと疲れてしまうもの。ですが、そんな時に素敵なメッセージが書き込まれた招待状の返信ハガキが届いたら、いくらか気持ちも上向きになるものです。

自分のお祝いの気持ちだけでなく、新郎新婦にも笑顔になってもらえるようなメッセージを、結婚式招待状の返信で伝えられるのが理想的ですよね。

文例とマナーさえインプットしてしまえば、最高のメッセージはもうすぐそこ!魅力的なメッセージを添えられるように頑張ってくださいね。

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