結婚式二次会に子供連れゲストを招待するホスト側のマナーと配慮

結婚式二次会に子連れゲストを招待のマナー©Elle1 – shutterstock.com

結婚式や二次会で「お子さまもぜひ一緒に」とゲストに子供連れでの参加を勧めるアットホームなパーティが増えています。ただ二次会は基本的に夜からのパーティ。お酒も入り一般的に子供に適した環境とは言えません。ゲストに子供連れで参加を勧めたい場合、快く出席してもらうための配慮や確認、用意についてまとめました。

結婚式二次会に子供連れでの参加は賛否両論

結婚式二次会の子供連れ参加への2つの考え方

結婚式二次会は披露宴のアフターパーティという性質上、友人や同僚のようにラフで親密な間柄の招待ゲストがほとんどであることが特徴です。そのため、披露宴より二次会のほうがお子さま連れで気兼ねなく参加できるのでは、という考え方があります。
一方で、二次会は夕方~夜の開始時間がほとんどで、子供連れで出歩くには負担が大きい時間帯です。ゲストもすっかりリラックスムードで、お酒を大いに楽しみたい、場合によって会場がOKであれば喫煙するゲストもいるでしょう。小さな赤ちゃんやお子さまにとって、過ごしやすい環境とは決して言えません。

誘う側の配慮が必要

結婚式二次会にお子さま連れでの参加は、ゲストの顔ぶれ・会場の環境・お子さまの年齢を見て、誘う側が誘って大丈夫か客観的に判断する必要があります。お子さま連れで起こりうる問題を事前に予測して、お子さま連れゲストの参加への不安をどれだけ事前に取り除けるかがポイントです。

完全参加にこだわらず柔軟な対応を

結婚式二次会の開催時間は2時間~3時間ほどが目安です。お子さまの年齢によりますが、時間めいっぱいパーティに参加するのは難しいことも考えられます。できれば会費の金額を考慮した上で、途中退出や短時間参加・ご挨拶のみなど、ゲストの負担にならない、お子さまがぐずって他のゲストに迷惑をかけない範囲内での参加を検討しましょう。ただ、お子さま連れでの参加は親側からするとかなり負担が大きいものです。万が一出席を断られた場合、断るほうもかなり心苦しいもの。心情を察して、気にしないようにフォローしてあげてください。

結婚式二次会に子供がいる友人を誘う際の注意点

二次会に子供連れで招待する際の注意点©Solomiya Malovana – shutterstock.com

最近はアットホームでカジュアルな結婚パーティが増えているため、お子さま連れでぜひ出席してほしいと新郎新婦がアナウンスする披露宴・二次会が増えています。お子さま連れで楽しく出席できるパーティを企画するには、安易な声がけだけでなく、ゲストとお子さまが快適に過ごせるための準備と心配りが必要です。

子供がいるすべてのゲストに対して同じ対応を決める

一部ゲストにはお子さま連れでの招待を呼びかけ、一部ゲストにはアナウンスがなかった場合、アナウンスがなかったゲストの心象は非常に悪くなります。パーティ全体でお子さま連れがOKかどうかをまず新郎新婦の間で意見をしっかり統一することが大切です。その上で、招待したいお子さまがいるゲストには個別で、お子さまを連れてくるかどうか、預けられるかどうかをヒアリングしていきましょう。

子供料理の確認と会費の決定

お子さまが食べられる料理の確認

子供は年齢によって食べられるものの範囲が限られることが多く、特に未就学児(6歳以下)のお子さまは、好き嫌いも含め会場が用意するもので食べられるものがほとんどない場合があります。会場側が子供向け料理をどの程度まで対応してくれるのか、ゲストのお子さまが食べられるのかの確認が必要です。お子さまにアレルギーや好き嫌いが多い場合、また離乳食のときは、お子さま用の食事の持ち込みが可能かを会場に確認します。

お子さまの会費の決定

基本的には会場側が参加人数の中に子供を含めるか、子供料金の設定があるかを確認します。5~6歳か小学生以上から料金(大人の1/3~半額程度)が発生することが多いようです。それを確認した上で、お子さまの会費をいただくかどうか新郎新婦または幹事が決定します。設定で多いのは、未就学児の場合は無料・小学生以上は大人の1/3~半額といったケースです。お子さまの参加数が少ない場合や、食が細くほとんど食べられない場合は無料にするといった配慮も考えましょう。

二次会の開始時間の配慮

お子さまの連れのゲストが何名かいるようであれば、開始時間の配慮が必要です。夜遅い時間の終了は、小さいお子様にはかなりの負担になります。ゲストにお子さま連れでの参加をこちらから勧めるのであれば、二次会開始は早めの16~17時には開始できるようセッティングしましょう。

お子さま連れには席を設ける配慮を

小さなお子さまゲストは、大人と違って体力的に2時間立っているのが難しいため、親子で座れる席を用意する必要があります。二次会は立食ビュッフェスタイルが多いため、お子さま連れのゲストはわが子の面倒を見ながら料理・飲み物を取りに行くのもままなりません。何人かお子さま参加者がいるようであれば、席とテーブルのあるファミリースペースを用意するのも一案です。お子さま連れが気兼ねなく座ることが出来る席・テーブル・飽きさせないようおもちゃや絵本などの確保をしましょう。

授乳スペースや化粧室の案内

お子さまの年齢によっては、授乳やおむつ替え・そそうした時の着替えが必要なケースが考えられます。会場側に授乳できるスペースがあるか、化粧室のチャイルドシートや着替えができるスペースがあるか、万が一ぐずってしまった場合の控室など、会場側が用意できる範囲の確認を取り、参加ゲストに伝えましょう。

お酒・たばこの規定

二次会に招待されたゲストのお楽しみの1つが、仲の良いメンバーとお酒を楽しむこと。二次会は久しぶりの仲間が一同に会する同窓会の場でもあります。お酒を控えるアナウンスは難しいのですが、たばこに関してはお子さまがいるので会場内で喫煙を遠慮してもらうよう招待メールで事前に全員にアナウンスしましょう。喫煙者のためには会場外の喫煙スペースを確認し、吸っていい場所を案内表記する手配を。

結婚式二次会に子供連れゲストを招待するホスト側の配慮まとめ

結婚式の二次会は友人や同僚など、親しい気兼ねない人たちに囲まれて、披露宴とは違った楽しいパーティです。できればたくさんのゲストに楽しんでもらいたいため、お子さま連れのゲストには特に配慮が大切です。こちらから招待する場合は、お子さまを連れて行っても大丈夫かどうか、ゲストが不安にならないようにできるだけ新郎新婦が配慮・手配して、気兼ねなくパーティを楽しんでもらえる環境を整えましょう。

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