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結婚式の準備をしているとよく聞く言葉の「前撮り」最近では前撮りをしたいと思うカップルが年々増加しているそうです。結婚式前の記念撮影であることは何となくわかりますが、実際どんな所でどんな撮影をするのかよくわからない方も多いかもしれません。前撮りにはどんな意味やメリットがあるのでしょうか。結婚式を控えたカップルが前撮りを選ぶ理由、撮影をおこなう場所やイレギュラーなことが起きた場合の対応などまとめてみました。
目次
結婚式の前撮りとは
前撮りの意味
結婚式とは別に和装やウエディングドレス姿で記念撮影をすることです。結婚式より前のタイミングで撮影をします。結婚式当日に新郎新婦は決められたプログラム通りに動いていかなければいけないので自分たちの思った写真を残すことが難しくなります。そのため事前に決めたロケーションや衣装で、新郎新婦の姿を美しく残したいと考え前撮りをする方は増えています。
前撮りのメリット
・撮影にゆっくり時間をかけられる
・バリエーション豊かな撮影スポット
・結婚式では着れない衣装を着ることができる
・自分たちの考えたイメージで撮影ができる
・結婚式当日に演出として使える
結婚式当日の写真は挙式のときの写真やゲストとの写真が中心で、自分たちのイメージした写真を収めることが難しくなります。結婚式の限られた時間だけでは撮影できない分、前撮りではゆっくり時間をかけて撮影することが可能です。ロケーションフォトで映画のようなシチュエーションで写真を残すこともできます。前撮りの写真をウェルカムボードや結婚式当日に流すムービーにも使うことができ、結婚式へ来てくれたゲストに当日とは違うイメージの新郎新婦のお披露目もできます。
前撮りで衣装の選択肢が増える
結婚式では基本的にウエディングドレスとカラードレスを一着ずつ選ぶことになり、和装を着たくても、洋装からチェンジする場合に時間がかかるため和装を見送る花嫁もいます。前撮りではそういったことを気にせず、自分の気に入った衣装で写真撮影することができます。結婚式では派手過ぎるかなと思うドレスを着ることや結婚式当日ドレスだけの方は豪華な色打掛も着ることができるので、さまざまな花嫁衣裳を楽しみたい方にとって前撮り撮影は最適です。
どのくらいのカップルが前撮りをしている?
前撮りは57%のカップルがおこなっています。理由も「当日と違う衣裳が着られる」「和装で撮りたかった」が半数以上。このほかに「挙式、披露宴・披露パーティ以外で撮りたいシーンがあった」と 結婚式当日のシチュエーションとは別に美しいロケーションの撮影やスタジオでポージングを取りながら記念をたくさん残しておきたいと考える方は増えています。また、「当日ウエルカムボードとして使うため」を考えるカップルもいます。
データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2018
前撮り撮影の種類
スタジオ撮影
スタジオ撮影は結婚式場やスタジオの屋内で撮影します。室内の撮影なので天候や気温に左右されないことから、結婚式を寒い季節や雨の多い時期に予定している方にはスケジュール通り前撮りができるのでおすすめです。ロケーション撮影に比べ屋外への移動費用がないので、費用を抑えることもできます。
ロケーション撮影
ロケーションは屋外での撮影になり撮影場所を指定し、その季節ならではの自然が美しい中で撮影することができます。ナチュラルな写真から映画のようにロマンチックな写真に仕上がるところも魅力です。いつもと違う環境で写真を残せるのでオリジナリティある写真が撮れることもロケーション撮影ならでは。シチュエーション重視の花嫁にはおすすめです。
雨が降ったらどうする?前撮りで気をつけるポイント
雨が降った場合
前撮りの予定を立てるときに撮影を依頼するところへ雨天の場合の注意事項を確認します。雨の場合、撮影の予備日を設けているか、延期の場合は料金が別にかかるのかや衣装もレンタル延期可能かどうかなども確かめておきましょう。小雨程度であれば雨天決行で傘を使って雨の日だからこそできる撮影もあります。
キャンセル
キャンセル料は契約の内容によって変わるので、キャンセルをすることが確実に決まった時点でプランナーに相談しましょう。外部の業者の場合も同じようにします。日にちが近いとキャンセル料を支払わなくてはいけないことがほとんどです。予約をする時点でキャンセルに関しても確認をしておくようにしましょう。
費用に影響しやすい、気をつけるポイント
衣装を着るときに和装の肌着や足袋、ブライダルインナー、新郎の下着や靴下などは一般的に自分の持ち物として用意しておくように指定されるアイテムになります。衣装はプラン以外に決めるとオプションの料金がかかってくることがほとんどです。自分の着たい衣装がスタジオの提携先とは別の場合は、衣装の持ち込みができないところや持ち込み料が発生することがあるので気をつけましょう。前撮りしたものをアルバムに収めたくても、、データのみのプランの場合、料金内に含まれていない場合も。アルバムを追加すると予算オーバーしてしまうことあるのでプラン内容を事前に確認します。ロケーション撮影の場合は撮影場所が遠いと金額がかかるケースがあります。撮影内容によって時間が押すと延長料金になることもあるので、自分たちがどのようなイメージで撮影したいか前もって決めておく方がよいでしょう。
結婚式の前撮りの意味と式前カップルが前撮りを選ぶ理由まとめ
結婚式の「前撮り」とは、結婚式前に着物やウエディングドレスなどの衣装を着て写真を撮ることをいいます。結婚式をおこなう半数のカップルが前撮りをしたいというデータ結果も。結婚式当日は新郎新婦は何かと忙しいので、落ち着いた雰囲気できれいな写真を残せることが前撮りの魅力です。撮影場所は「スタジオ撮影」と「ロケーション撮影」の二種類に分かれます。ロケーション撮影の場合は天候に左右されるので、延期などの対応が可能かどうか確認を事前にしておきましょう。前撮りは花嫁にとって結婚式で着る以外の衣装を合わせたり、結婚の記念にふさわしい写真を残したりすることができる楽しい機会です。いろいろなプランを練ってお二人らしい前撮りを楽しんでください。