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結婚式を挙げることが決まると、日取りや具体的な時間帯を考える必要があります。ゲストではなく自分たちが挙式をおこなう立場になると、事前の支度もあるため所要時間や開始時間は、どのくらいの時間帯が一番ベストなのか決めることに迷いますよね。和装に憧れて神前式に決めたものの、流れや挙式にふさわしい時間もわからないまま準備を進めて行くのは不安になります。そこで、時間ごとのスケジュールや開始時間によって変わるメリット・デメリットをご紹介します。
目次
神前式の所要時間
挙式自体は20~30分程度になりますが、挙式までの準備に時間がかかることが多くなります。挙式の2~3時間前に新婦の支度、挙式1時間前に新郎の支度、挙式30~40分前に親族集合、親族紹介、挙式後は記念撮影や披露宴会場への移動となります。挙式の開始時間は神社によって異なりますが、支度に2~3時間くらいかかるので開始時間が午前中だと、早朝から準備をすることになり花嫁は負担が増えます。結婚式の1時間後に披露宴がおこなわれることが多いため、11時から11時半の間の挙式ならば昼食の時間に披露宴を重ねられることができます。この時間帯は人気が高いので、早めの予約をすることがおすすめです。
神社での神前式とホテルで神殿式の時間の違い
神前式は神社やホテルや専門式場の中にある神殿で挙式をおこなうことができます。それぞれ流れに違いはあるのでしょうか。
神社
挙式11:00開始
08:00 新婦支度
09:00 新郎支度(30分程度)
10:00 支度仕上がり
10:00~10:30 新郎新婦記念撮影
10:40 親族紹介
11:00 参進の儀
11:15 神殿にて挙式
11:45 挙式終了(退場も参進する場合もあり)
11:55 集合写真
12:10 披露宴会場移動
13:00 披露宴開始
ホテル内神殿
挙式11:00開始
08:00 新婦支度
09:00 新郎支度(30分程度)
10:00 支度仕上がり
10:00~10:30 新郎新婦記念撮影
10:40 親族紹介
11:00 神殿にて挙式
11:30 挙式終了
11:40 集合写真
11:50 披露宴会場移動
12:00 披露宴開始
新郎新婦の支度から挙式の開始までは神社とホテル、ともに2~3時間で所要時間は同じになりますが、神社挙式では参進の儀(花嫁行列)があり、神社によっては退場も参進で並んで帰るため挙式が終わった後も時間がかかってきます。また、神社挙式は近くに披露宴会場がないため神社の提携先、もしくはお二人で選んだ披露宴会場まで移動が必要です。移動は車が用意される会場もありますが、個人で会場先に向かうこともあるので移動に時間がかかり披露宴開始までに30分以上は余裕を持たせることがよいでしょう。ホテル神前式は参進がなく新郎新婦、ゲストがそのまま入退場し、移動時間がないため披露宴開始時間は、約1時間ほど神社挙式より早く開催できる流れになります。
神前式の開始時間、午前・午後それぞれのメリット
午前スタート
10時、11時、11時半から開始するところが一般的です。ベストな時間は11時開始で、挙式終了後、披露宴の開始時間がお昼くらいになることがメリット。デメリットは新郎新婦ゲストともに早くから準備や行動しなければいけません。遠方のゲストも当日に帰ることができますが、場所によっては前日から近くに宿泊する必要もでてきます。また、神社によっては午前中のよい時間は提携先の披露宴会場を利用しないと挙式の予約が取れないこともありますので事前に確認しましょう。
午後スタート
午後の挙式は13~16時くらいの時間帯でおこなわれます。午後におこなうことで当日の準備が新郎新婦もゲストも時間に余裕を持ってできるところがメリットです。ですが、午後からの開始になるためゲストの食事をする時間が14~17時と遅くなってしまうところがデメリットに。新婦も時間に余裕を持って準備はできる環境ですが、人気のある神社での神前式では30分刻みで他のカップルの挙式が入り、支度をする他の花嫁とバッティングして慌ただしい準備になってしまうことも。ゆったりとした気分で準備をおこないたい方はホテル神前式を選ぶのもよいでしょう。
神前式の開始時間と所要時間のまとめ
神前式というと馴染みのない儀式が多いことから「挙式の時間が長いのでは?」と思われがちですが、基本的に30分ほどの所要時間になります。挙式の開始時間は、午前なら披露宴が昼食時間と重なる11時にするとベストな開始時間になります。人気がある時間帯なのでこの時間に決めたい方は早めに予約を取りましょう。午後の開始はゲストも新郎新婦もゆっくり準備ができるところがメリットです。神社によっては何組も挙式がおこなわれるので、慌ただしい中で支度をするデメリットも。お二人のイメージしているスタイルに合わせて、ゲストへの配慮も忘れずによい時間帯を選びましょう。