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結婚式が決まると、挙式や披露宴でどんな衣装を着たらよいか迷うと思います。ウエディングドレスも素敵だけど、日本の伝統的な和装も気になる花嫁は多いですよね。そんなとき、結婚式で両方着たいときに知っておくとよいポイントがあります。和装、洋装を安心して両方着れるよう事前準備に必要なことを見ていきましょう。
目次
結婚式で和装とドレスをどっちも着たいときはどうする?
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結婚式で和装と洋装を両方着たいときは、挙式後から披露宴の間に着ることができるタイミングがあります。最初に挙式で和装を着た場合は披露宴スタートのときに洋装にしておくことや、お色直しで和装から洋装にすることができます。ウエディングドレスの場合は披露宴のお色直しのときに和装へ変更することが多いようです。両方着たいときの和装とドレスの組み合わせは、「ウエディングドレス+色打掛」「白無垢+ウエディングドレス」「和装+カラードレス」などが選ばれます。和装、洋装と両方着たいときに気をつけておくことをそれぞれ見ていきましょう。
和装と洋装、どっちも着るときに気をつけたいポイント
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中座の時間
和装、洋装両方着たいときは披露宴の最中に中座をしている時間が必要になります。中座の時間は早いところで20分、チェンジする衣装にもよりますが平均30~40分くらいかかることが多いです。中座の時間は会場によってまちまちになるので、プランナーやヘアメイク担当者と中座にかかる時間について事前に打ち合わせをしておくことが大切です。
ヘアメイク
メイク全体を変更するのは時間がたくさんかかってしまうので、ポイントメイクだけの変更にすると時間の短縮につながります。ヘアスタイルは変更することで料金が発生するので気をつけておきましょう。ヘアチェンジの費用は5000~20000円ほどに。特に和装、洋装と違う印象に変えるのでヘアメイクのリハーサルのときにどのようにしておきたいかイメージを伝えておきましょう。部分的に前髪の流し方やヘアアクセを変えるだけでも印象は変わります。和装のときは洋髪にしておくこともヘアメイクがスムーズにできるポイントです。
両方の衣装が合うバランスの会場
どんなに素敵な和装、洋装を着ていても会場とのバランスが悪いと結婚式がちぐはぐな印象になります。そうならないためにも会場とのバランスにも気をつけましょう。ドレスにボリュームをだしたデザインや色が鮮やかで豪華な色打掛には天井が高いホテルや専門式場が照明もキラキラしているので華やかさをさらに演出してくれます。料亭やレストランなどゲストとの距離が近い会場ではドレス、和装両方とも動きやすさが大切に。ドレスであればマーメイドやエンパイヤでトレーンが長くないもの、和装は引き振袖が相性よく決まります。
安心してどっちも着れる、結婚式の中座のアイデア
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和装、洋装を両方着るときには披露宴の中で中座が必要です。ゲストが退屈せず楽しめるような演出はどのようなものがあるのでしょうか。
ムービー上映
プロフィールムービーやメッセージムービーなどを上映するアイデア。ゲスト一人一人の写真とともにメッセージを流す内容はゲストも見入って思わず時間を忘れてしまう演出です。ムービー上映は結婚式では定番になりますが、ゲストが料理を食べたりお酒を飲んだりしながら近くのゲストと談笑しながら楽しめるところがよいところです。
ゲストによるウエディングケーキの盛り付け
ゲスト参加型の結婚式にしたいと考える花嫁におすすめなのが、中座の間にウエディングケーキを作る演出。ウエディングケーキの最後の盛り付けをゲストの人たちに手伝ってもらうことで、みんなで作り上げた満足感がゲストにもでます。例えば、ドラジェや花びらなどカラフルな色合いのものをケーキに飾り付けることやリボンをいっしょに飾るなどの簡単なものにするとよいでしょう。
両親にテーブルを回ってもらう
日ごろお世話になっている会社の上司や長年付き合いのある友人へ挨拶をし、お酌をすることを両親へお願いします。結婚式の中では別のタイミングでおこなうことがありますが、中座の時間を使っておこなうことで両親とゲストお互いにゆっくり会話ができます。ゲストは新郎新婦の両親と話したことがあることは少ないかもしれませんので、この機会にたっぷり話してもらいましょう。
和装と洋装を着るときの費用
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和装と洋装はそれぞれどれくらい費用がかかるのでしょうか。2018年の市場調査※によると
ウエディングドレス
平均27.9万円
カラードレス
平均23.7万円
白無垢
平均20.9万円
色打掛
平均32.2万円
という結果に。和装、洋装ともに選ぶ衣装の生地やデザインなどでも大きく値段が変わります。和装の場合は白無垢は化学繊維と絹製のものでは値段に差がでることがほとんど。ドレスはインポートのものやブランドのドレスを選ぶと価格帯が40万以上になることもあります。この他に衣装のほかにブライダルインナーや肌着を別に自分で用意しなくてはならないので小物の料金がプラスされます。また、結婚式場のプランによっては2着目の衣装が割引になることもあるので、衣装を選ぶ前に確認しておくとよいでしょう。
結婚式で和装、ドレス両方着たいときには事前準備が大切
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結婚式で花嫁を華やかに見せる衣装は、和装やドレスなどいくつか種類があります。せっかくならば両方着たくなりますよね。和装、洋装を両方着るタイミングは披露宴が始まる前の衣装チェンジや中座のタイミングが多いです。特に中座のときには30~40分と時間がかかってしまいます。和装、洋装とどちらにも合うようなヘアメイクにすることで中座の時間もスムーズに。また、その間ゲストに楽しく待っていただくことにも工夫が必要です。時間を感じさせないような演出をしましょう。自分のイメージに合った花嫁コーディネートを和装、洋装ともにできるよう楽しんで決めてください。