よくわかる!入籍後の手続き完全ガイド

入籍後の手続き© iStock.com/tdub303

入籍後の手続きって案外いろいろあって大変!筆者も入籍⇒他県に引っ越しで、名前変更も住所変更も重なり、「新婚生活~♪」なんてウキウキで楽しむよりも、いろんな書類手続きでバタバタしていたのを今でも覚えています。この記事では何から手を付けたらよいのかわからない、新婚さんに向けて入籍後の手続きに関してご紹介していきます。

入籍後の手続き【始めに準備をするべき書類】

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入籍後に手続きを行う書類は山ほどあります。今後手続きを行う上で、最初に用意をしておくと便利な書類をご紹介します。また、入籍後のスムーズな手続きのためにおすすめの、手続きを行う順番もご紹介します。

始めに準備をする書類

・住民票(本籍記載のもの)
・戸籍謄本(本籍記載のもの)
・婚姻届受理証明書
・印鑑(認印・実印)

今後さまざまな手続きを行う上で、新しい姓が記載された住民票が最初に身分証明書代わりとなります。婚姻届を出す際に窓口で住民票の依頼を行えば、その日もしくは1~2週間で手に入れられます。

住民票取得に1~2週間かかる場合

新しい住民票は婚姻届を出した日にもらえる場合がありますが、中には取得までに1~2週間かかる場合があります。住民票の住所地と異なる役所に婚姻届を提出した場合などです。この場合、婚姻届を出した役所から婚姻届受理証明書をもらい、自分の住民票のある役所に提出してから住民票を発行してもらうことになるので、時間がかかります。

婚姻届受理証明書で対応できる手続きもある

上記で紹介したように、住民票の発行までに時間のかかる場合があります。急ぎでなければ、住民票が届いてから一気にさまざまな手続きを行うのがおすすめです。

しかし、会社への提出など、何か急ぎで手続きが必要な場合は、婚姻届を出した役所でもらえる婚姻届受理証明書を使用して手続きを行うと良いでしょう。ただし、なんでもこれで手続きができるわけではないので、ご注意を。

手続きを行うのにおすすめの順番(機関別)

1)市役所
2)警察署
3)会社
4)銀行・カード会社
5)その他

上記でご紹介しました「始めに準備をする書類」を市役所にもらいに行く際に、同時に必要な手続きも行っておくとスムーズです。会社を3番にしましたが、住民票の発行に時間のかかる場合は、婚姻届受理証明書を使用して、会社関係の手続きを1番はじめに行うことも可能です。

なお、この入籍後の手続きの中で最も大切なのが、身分証明書にもなる「運転免許証」になります。運転免許証に関しては、必ず住民票を取得した日に手続きを終えるようにしましょう。

入籍後の手続き【各種名義・住所変更】

入籍後で最も大切な手続き一覧をご紹介します。直近で引っ越しによる住所変更の予定があれば、引っ越しを終えたのちに名義変更と住所変更を一緒に行うとスムーズです。各種手続きには期限が設けられていますが、「期限の翌週に引っ越しの予定がある」などの場合は、一度役所に相談をして、期限後でも手続きに対応してもらえるか確認をすると良いでしょう。

手続きが必要となる書類一覧

各機関別に必要な手続きをまとめています。

役所での手続き

・マイナンバーカード
・年金
・国民健康保険
・印鑑登録

警察署での手続き

・運転免許所

会社での手続き

・健康保険
・扶養申請(必要であれば)
・振込口座の名義変更

その他のお手続き

・銀行口座
・クレジットカード
・生命保険
・自動車登録(車検)
・パスポート
・携帯電話

入籍後の手続き【引っ越しを行う際】

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男女とも入籍後に引っ越しを行う際には下記の手続きが必要となります。3月~4月は引っ越し業者や、役所が混み合う期間でございますので、引っ越しが決まっている際は早めの手続きを心がけましょう。引っ越しの時期をずらせる場合は、3月~4月の時期は避けることをおすすめします。

手続きが必要となる事項一覧

各機関別に必要な手続きをまとめています。

引っ越しに伴う手続き

・引っ越し業者
・粗大ごみ収取

役所での手続き

・転出届
・転入届

ライフラインの手続き

・電気の停止日&開始日
・ガスの停止日&開始日
・水道の停止日&開始日

その他のお手続き

・NHK
・新聞
・固定電話の移転
・挨拶回りの品の準備
・インターネット回線

引っ越しを行わない場合でも「住民異動届」は必要

「住民異動届」とは同棲しているカップルが結婚をする際に、必要な届け出となります。同棲をしていても、結婚をしていなければ「別世帯」の扱いとなり、それぞれが「世帯主」の状態となります。住民票に相手の名前を載せ、「世帯主」と「続柄」の関係を記載する為には、「世帯合併」が必要となります。住所地のある役所に必ず住民異動届を提出しましょう。

入籍後の手続き【会社への提出書類】

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上記で紹介しました一般的な会社への手続きである「健康保険」の手続きや「扶養申請」に加え、下記の手続きも必要に応じて行ってください。

提出が必要となる事項一覧

身上変更申請書(結婚届や住所変更届など)
通勤手当区間変更届
慶弔申請(お祝い金申請や休暇申請)

退職をする場合

退職手続き
国保・国民年金の加入
失業給付の手続き
確定申告

入籍後の手続き【余裕ができたらやること】

上記で紹介しました手続きが終われば、次によく使うサービスの名義&住所変更を行います。こちらは期限や急ぎはありませんので、サービスを利用する際に変更を行えばOKです。ただし、通販サイトでは旧住所で注文をしないように注意をしてください。

・通販サイト
・ポイントカード
・病院の診察券

入籍後の手続きを円滑に行うために

入籍後に手続きが大変なのは女性の場合が多いですが、男性も引っ越しや会社への手続きなどが必要になります。上記で紹介した手続き一覧で、自分に当てはまるものは忘れずに手続きを行いましょう。

役所でのお手続きには時間がかかる場合がほとんどです。時期によっては全ての手続きを終えるのに2日かかる場合も。(筆者は4月の転入時期に引っ越したので、市役所でのお手続きだけでも1日かかりました。)スムーズに全ての手続きを終えるには、必要な書類、証明書、印鑑、手続きに必要な費用を揃えた上で、朝一から役所に出向くことです。

各種手続きには手続きの期限を設けているものもあります。例えば転入届の場合は、14日以内の届け出が必要となります。この期限を守らない場合は罰則が科せられることも。入籍後にやるべき手続きが沢山あり大変ですが、忘れずにすべての手続きをしっかりと終わらせましょう。

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