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結婚式では挨拶をするシーンは多々ありますが、ウエルカムスピーチと謝辞はとても大事なスピーチです。謝辞は結婚式の締めくくりに来てくださったゲストに向けて改めて感謝を伝える言葉です。大切な一日をともに過ごしてくれた大事なゲストに心を込めて気持ちを伝えましょう!
謝辞の基本
謝辞の基本的な構成は3つです。
冒頭のあいさつ
ゲストに向けての感謝の気持ちをあらわす挨拶ではじめます。
ベーシック
「本日はお忙しい中、私たちのためにお集まりいただきありがとうございました。」
天候が悪かった場合
「本日はあいにくの雨のなか、私たちのためにお集まりいただきありがとうございました。」
遠方からのゲストが多い場合
「本日は、遠路はるばる私たちのためにご出席いただきましてありがとうございました。」
祝辞や余興があった場合
「みなさまから温かいお言葉をいただきまして(祝辞、余興などあった場合は具体的に)、大変うれしく思っております。」
それぞれのシチュエーションに合わせた言葉ではじめるとよいでしょう。
本題・エピソード
ここでは、この日を迎えた感想や、二人のエピソード、新しい生活への抱負をお二人の言葉で伝えましょう。結婚パーティを過ごした今だからこその気持ちをお話してもよいでしょう。
「結婚パーティに向けて二人でいろいろな準備をしていく中で、夫婦になっていくんだと実感していきました。今日この日を迎えて、これからどんなことがあっても〇〇を大切にしていこうとより強く感じています。」
「僕たちは出会って〇年、長い間待たせてしまいましたが、その分〇〇さんをたくさん幸せすることを誓います。」
「日頃からお世話になってるみなさまとこのような時間を共に過ごすことができ、幸せいっぱいです。これからは、幸せは倍に、辛いことは半分になるように助け合える夫婦になっていきたいと思います。」
「私たちの理想である両親のようないつまでも仲の良い夫婦になれるよう、お互いに努力していきたいと思ってます。」
結び
再度、お礼を伝えます。そして今後のお付き合いのお願いもしましょう。結びの言葉はベーシックな決まり文句を使用した方がうまく締まります。
「まだまだ、未熟な私たちですが、力を合わせ幸せな家庭を築いていきたいと思っておりますので、今後も今までと変わりなくご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いします。そしてお父さん、お母さん、○○○のお父さん、お母さん、今日という日を迎えられたのはここまで大切に育ててくれたお陰です。本当にありがとうございました、これからもよろしくお願いします。」
「皆様のお力をお借りしながら精いっぱいがんばっていきたいと思っています。これからも私たち二人をどうぞよろしくお願いいたします。」
「夫婦になったばかりで、何分至らないところばかりのふたりですが、これからも励ましの言葉や、時にはお叱りの言葉でご指導ください。本日はどうもありがとうございます。」
新婦の謝辞
せっかくの機会なので、新婦も感謝の気持ちを伝えましょう。新郎のあとに話す場合は、締めのお礼を言う前に代わってもらいましょう。内容が重複しないようお二人で構成を考えるのがよいでしょう。
「妻になりました〇〇です。本日は、たくさんの方からお祝いの言葉をいただき感激しています。今日のこの気持ちを忘れずに、お互いに助け合いながら明るい家庭を築いていきたいと思います。」
謝辞成功のポイント
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スピーチの時間は2~3分で
長すぎても短すぎてもよくありません。話したいことや伝えたい言葉を簡潔に伝えましょう。文字数は、1000文字前後の文章量だとちょうどよいでしょう。
ある程度は準備して練習しておく
当日の気持ちも大事ですが、ある程度の文章は用意して練習しておきましょう。当日は考える余裕がないかもしれません。締めの言葉ですので、きちんと感謝の気持ちをあらわしましょう。
つい言ってしまいそうなNGワードに注意
「最後に」や「終わりに」と言ってしまいそうになりますが、結婚に関してはあまり縁起のいい言葉ではありません。気にしないという方もいらっしゃいますが、ゲストも多数いるので使わないのがベターです。
謝辞まとめ
その日の締めとなる挨拶は緊張の時間となるでしょう。
しかし、あまりかしこまり過ぎず普段の自分らしいスタイルでご挨拶をされた方が、よりお気持ちは伝わるものです!文例はあくまでも参考程度に!ご自分の気持ちをゲストのみなさまに伝えてください。