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年の差夫婦って幸せなのでしょうか?年の差婚夫婦が幸せに感じること、年の差夫婦でもうまくいく秘訣と気をつけたいことを中心に紹介をしていきます。年の差婚を考えているカップルの参考になれば幸いです。
目次
年の差婚夫婦が幸せに感じること
年の差婚をした夫婦はいろいろ言われることもあるでしょうが、本人たちは幸せを感じているものです。どんな点に年の差夫婦が多くの幸せを感じているのかをご紹介します。
相手に包容力がある
男性でも女性でも年上の方は人生経験も豊富で、ずっしりと構えることのできる器の大きさを持っています。自分の愚痴や嫉妬、怒りなどの感情を受け入れてくれたり、色んな決断をリードしてくれたりする点に、安心感を持つようです。
喧嘩になることが少ない
夫婦には喧嘩がつきものと言われますが、年の差夫婦は同世代婚夫婦よりも喧嘩が少ないそうです。喧嘩になっても、年上の方が精神年齢が高いので、大きな器で受け止めてくれます。
仕事が安定している
年上のほうが社会人経験が長い分、結婚式したては収入面が安定しているという安心感があります。結婚したての夫婦では金銭問題での喧嘩も多いですが、年の差婚は収入が安定している点で、喧嘩の原因も減るのです。
年の差夫婦で揉める原因とは?
年の差夫婦が喧嘩になる原因をみていきましょう。
相手のプライドが高い
長年一人で生きてきて、仕事も家事もできる年上相手の場合、プライドも高くなります。相手が何かを注意しても、「年下に言われたくない」という心理が働くもの。年上のプライドが高く、頑固な性格が、年の差夫婦の喧嘩原因にも繋がるようです。
子供ができない
年齢の問題や体力面の問題から、夫婦の年の差が大きいと子供ができにくくなります。両家からのプレッシャーや、不妊治療の負担が重なると、どうしても喧嘩が起こってしまう原因となるようです。
お互いの体力の違い
年の差の大きい夫婦だと、体力面に大きな差が表れます。片方は週末出かけたいのに、もう片方が家で過ごしたい。子供と遊ぶのに体力が持たない。などなど、体力の差も年の差夫婦の喧嘩になります。
老後の考え方の違い
年の差夫婦の場合、年上のほうが近い未来の老後を考えているもの。若いほうはあまり老後に関しての危機感をもっていません。二人の間で老後の考え方による温度差が生じて、喧嘩になります。
年の差夫婦で気をつけたいこと
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年の差夫婦が気を付けるべき点をご紹介します。
相手のプライドを理解する
長年の生活でしみついたプライドは中々直せません。この場合は、相手を変える前に自分が変わることが大切です。相手のプライドを傷つけない物の言い方を、習得しましょう。
子供ができないことをお互いに責めない
年の差を原因に子供ができないと相手を責めるのは、なんの解決にもなりません。八つ当たりをするよりも、これから夫婦でどうするべきか、もし子供ができなかった場合の夫婦の人生の歩み方をどうするかを話し合うことが大切です。
相手の老いは馬鹿にしない
年の差夫婦は、結婚式した時点で相手が先に老いることを知っています。見た目や年齢に関して言うのはご法度です。もし子育てで相手に体力が足りなければ、体力のある方が補ってあげることが大切です。
義理の両親や相手の介護に対しての覚悟が必要
年の差夫婦は、両親の年の差もそれくらいあります。相手の介護はまだ先でも、結婚して数年で義理の両親の介護が必要になることも。結婚は両家の繋がりなので、結婚をする時点で相手の両親の面倒も自分がみるという覚悟は必要です。
定年後の家庭経済に関しては、夫婦で早めに話し合って
年の差婚夫婦は、結婚した時に相手の収入が安定しているという利点がありますが、定年も周りよりも早く訪れてきます。自分が若くても遠い話だと考えずに、夫婦で老後に関して話し合う必要があります。子供がまだ学生のうちに相手が定年を迎える場合は、自分が働いて家庭を支えるという覚悟は必要です。
年の差夫婦でも円満に過ごす方法
年の差の壁を超えて、年の差婚をした夫婦で幸せに過ごす秘訣をお届けします。
相手を尊重する
年の差夫婦に限ったことではありませんが、夫婦に大切なのは相手を尊重する気持ち。お互いが尊重し合ってこそ幸せな家庭が築けます。他人同士で生活をする以上、相手に自分とは違う考えがあることを理解し、尊重をしてあげることが大切です。
大切な話はしっかりと話し合う
年の差夫婦の場合、子供に関して、貯金に関して、老後に関して、介護に関してなど早期で話し合うべき大切な話があります。夫婦で乗り越えないといけない大きな問題でもあるので、しっかりと話し合う必要があります。ここをしっかり話し合っていれば、壁にぶつかった時も揉めることなく、夫婦で乗り越えることができるのです。
相手の話しをちゃんと聞く
年の差を理由に「どうして理解してくれない」と考えてしまったら終わりです。夫婦である以上、年齢関係なしに対等な立場で話しをすることが大切です。これができる夫婦は、年の差があっても円満に過ごすことができます。
お互いが支えあうという気持ちをもつ
年の差夫婦は年上の方ばかりに頼りがちになりますが、お互いが家庭をつくるという気持ちが大切です。収入面に関しても、家庭内に関しても、どちらかに任せっきりにせず、夫婦で考えて関わっていくという気持ちをもちましょう。
定期的な愛情表現や感謝も効果的
夫婦円満な家庭は、定期的な愛情表現と感謝の気持ちをしっかりもっています。「言わなくてもわかる」こともありますが、やはり言われたほうがより伝わるということもあります。年の差だと色んなジェネレーションギャップもありますが、愛情表現と感謝の気持ちをしっかり伝えられていれば、幸せな夫婦生活が築けるのです。
年の差婚夫婦でも幸せに過ごせる
年の差婚夫婦でも、お互いを尊重していれば幸せに過ごせるものです。確かに体力面や老後の心配もありますが、それは遅かれ早かれどこの夫婦にも訪れる悩み。年の差を理由に結婚を諦める必要もありません。大切なのは、人生の幸せなことも辛いことも「誰と」一緒に乗り越えるかではないでしょうか。