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結婚式の打ち合わせに行ったら、ウエディングプランナーが男性だった!ということも。職業に性別は関係ないとは言うものの、ブライダル業界には圧倒的に女性が多いのもまた事実です。
「男性だと話しにくくない?」「女性のこだわりを分かってくれるの?」というお悩みを抱えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、どのような実態があるのでしょうか。
目次
男性のウエディングプランナーはいるの?
ウエディングプランナーと聞くとどうしても女性を思い浮かべがちですが、男性のブライダルプランナーさんもいらっしゃいます。
ただ、ブライダル業界で働く方々は圧倒的に女性が多く、だからこそ「男性のウエディングプランナー」と聞くと面食らってしまう方が少なからずいらっしゃるのでしょう。
最初はびっくりされるかもしれませんが、女性だ、男性だからといって能力に差はありません。むしろ、女性では気がつかなかったアプローチでの助言をしてくれることもあるため、広い視野を持って結婚式の準備をするには大変心強い味方になってくれますよ。
ウエディングプランナーに女性が多い理由
今日では、およそ8割のカップルが女性主導で結婚式の準備を進める傾向があります。その際、会場の装飾やドレスのことなど、なんとなく女性同士の方が話しやすそうということで、女性スタッフの需要が高まったようです。
このような仕組みにより、プランナーの男女比率は大きく偏ってしまうこととなりましたが、女性プランナーよりも男性のプランナーの方が劣るといったことは決してありません。
とは言っても、どうしても不安に思ってしまう方が一定数いるのもまた事実です。では、どのような点において、男性のウエディングプランナーは懸念を抱かれてしまうのでしょうか?
男性のウエディングプランナーのここが不安だけど……
女性が男性のブライダルプランナーに抱く不安は、やはり「性差」という点に尽きるようです。詳しく見ていきましょう!
「かわいい」をわかってくれる?
男性と女性では、やはり感性に隔たりがあります。そのため、会場の装飾やドレスなどを決める時にこちらの気持ちがうまく伝わらなかったらどうしよう……。と不安に思う方も。
ですが、相手はプロです。個々人で差はあるものの、カップル、特に女性を相手にする商売に携わっている方が、「かわいい」にまったく理解を示さないのはほぼあり得ないと言えるでしょう。
心の底から理解をしているとは断言できませんが、少なくとも女性が求めるかわいさを把握する力と、それに伴う提案力は備わっているはず。いくらこだわりを語っても上滑りするばかり、ということは起こりにくいと考えられますので、安心して要望を出していきましょう。
話し辛かったらどうしよう
ブライダル業界は女性が多い世界なので、男性プランナーは女性への接し方に慣れている可能性がかなり高いです。
高圧的な態度をとられたりすることはまず無いですし、もしそのようなことが起こった場合、原因はプランナーの性別ではなく人間性にありますので、その時はプランナーの変更を申し出るのが良いかもしれませんね。
ドレスなど体型にかかわる相談をするのが嫌!
結婚式の準備の際には、各アイテムごとに担当者が異なります。特にドレスに関してはフィッティングや着付けなどの作業がありますので、男性が直接担当になるということはあり得ません。
ウエディングプランナーとは、基本的に式までのスケジュールや内容を話し合うことになりますので、男性にドレスのサイズを伝えなくてはいけないのでは?と不安に思っている方はご安心ください。
男性のウエディングプランナーが担当になった際のメリットは?
では、男性のウエディングプランナーが担当になった際、どのようなメリットがあるのでしょうか?
夫への積極的な働きかけが期待できる
先ほど、8割のカップルが女性主導で結婚式の準備を進めるとご紹介しましたが、これにより男性の積極性が著しく低くなるケースが多いようです。時には、張り切る女性と気合いの入らない男性の間で温度差が生じ、準備期間中に関係が冷え込んでしまうことも。
そんな時、二人の仲を取り持ってくれるのが男性プランナーです。自身も結婚式を挙げた事のある男性プランナーの言葉は特に効果的なようで、モチベーションの上がらない男性に発破をかけたりなだめすかしたりしつつ、やがては協力的になってくれるよう意識を持ち上げてくれる、という優秀な方もいらっしゃるようですよ。
女性とはまた違った視点を持っていることも
例えば男性ゲストへのおもてなしや配慮など、女性では気がつきにくい分野への指摘も期待できます。男女双方のゲストに楽しんでもらうために、かなり心強い特性だと言えるのではないでしょうか。
途中で担当者変更になるリスクが低め
今は男性も育休を取る時代になりつつありますが、まだまだ取得率は低め。加えて、子どもを生み育てる際、女性はどうしても出産から逃れることはできません。そのため、女性のプランナーには転勤と体調不良以外に、妊娠・出産で戦線を離脱する可能性があります。
その点、男性のウエディングプランナーの方が担当者変更のリスクが低くなるため、途中で人が変わってなんとなくやりづらかった、という事態が比較的起こりにくいというメリットがあります。
男性のウエディングプランナーも悩んでいる
男性ウエディングプランナーに対し不安を覚えてしまう女性もいますが、その裏で男性プランナーもまた思い悩んでいるようです。
ただ「男性」というだけで担当者の変更を申し出られてしまうことも少なくは無いようで、仕事に対する熱意や前向きな気持ちが落ち込んでしまうこともあるそう。
心配に思う気持ちも分かりますが、男性である前に相手は「ウエディングプランナー」という結婚式のエキスパートです。男性だからと最初からシャットアウトするのではなく、まずは仕事ぶりで評価をしましょう。
それでも合わないと感じたら、男性だからという理由ではなく、そのプランナーと合わないから、という理由で変更の申し出をしましょう。
ウエディングプランナーの「男性」という性別にとらわれすぎないことが大事!
「男性」という性別に目を向けるあまり、肝心の結婚式の準備そのものが疎かになってしまうと、話し合いが前に進まないですしなにより非常に失礼です。
男性ウエディングプランナーであっても過剰に心配することはないので、あまり気にせず結婚式を作り上げることだけに集中するようにしましょう!