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「結婚する意味って?」「結婚する必要性とは?」そのように考えたことはありますか?周りは当たり前のように結婚を決めているけど、結婚とはそもそも一体何だろうと感じる疑問。また、結婚生活を送っている中で時折浮かぶ気持ち、結婚とは何か。
相手がいても結婚を意識できない、自分一人でも充分なお金と時間がある、周りの既婚者から聞く結婚のイメージが悪い……など、さまざまな理由で、結婚をする意義が分からなくなる方も少なくないですよね。
そこで、結婚とは一体どういったことなの?をまとめてみました。結婚とは何かを一緒に考えていきましょう。
目次
結婚とは?
そもそも結婚とは、どういったことを指すのでしょうか。結婚を語る前に、結婚の定義を知る必要がありますので、ご説明いたします。
結婚とは、男女間で婚姻を交わし夫婦となることです。
また、社会的に認められた夫と妻のこと。
法的に認められた夫婦には、保険や税金などの控除があったり、苗字変更などに伴う書類の手続きなどがあります。結婚をすると、さまざまな所に影響があるので、お互いに対しての責任が生まれます。
結婚とは?:人生の喜びを共に分かち合える
夫婦になれば、そこから先の時間はいわゆる「二人で作る人生」と変わります。人生で起こるイベントは数えきれないほどあります。
仕事で高い評価を得たとき、子どもを迎えたとき、多くの喜びを二人で分かち合うことができます。
結婚とは?:家族が増える喜び
相手の籍に入ること。それは、これまでの自分の姓から相手の苗字に変わる瞬間です。同時に自分と相手の両親や兄弟との繋がりも出き、家族の輪が広がります。また、子どもが出来ることでも家族は増え人生を賑やかに彩ります。
結婚とは?:一人ではできなかったことが二人でならできる
全てにおいて、必ずしも二人でならできる事ばかりではありません。一人でも達成できることはありますし、事足りる場合もあるでしょう。
ですが、諦めていた遠出の海外旅行も二人なら安心して行けたり、苦手だったスポーツも二人ならチャレンジできるかも?些細なことですが、そういった小さな喜びの積み重ねが結婚の魅力のひとつです。
自分の中に相手の考えが交わることで人生の選択肢が広がり、人生は豊かになります。
結婚とは?:経済的な安定
最近では共働き家庭も増え、女性だから男性だからと決めつけないスタイルが、自然に受け入れられるようになってきました。
働いている女性が結婚した場合、一家の世帯収入が上がります。これも結婚の大きなメリットといえるでしょう。また、どちらか一方が働けない期間があっても、二人ならばどちらかの収入で生活できることも安心ですよね。
結婚とは?:心配してくれる人がいること
仕事で失敗をして帰りが遅くなってしまった、人間関係で落ち込んでいる、体調不良や怪我など、多くのことが人生では起こります。そんな時、帰る家に自分を心配する人が待っていると思うと、とても安心します。
無条件で心配してくれる相手がいるということは、精神的な安定を得ることができます。
結婚とは?:自分を認めてくれる人がいるということ
これまでの自分にとって、肯定し認めてくれる人。それは両親や兄弟、または親友と呼べる友人だったのではないでしょうか?どんな局面に立たされても、自分を認める存在がいることは生きる上での大切な支えとなりますよね。
結婚とは?:法的な制度で相手を守ることができる
日本では婚姻が成立されていることで保障される制度が多く、有利なことがほとんどです。例えば、どちらかに不測の事態が起きた場合でいうと、籍が入っていなければ何の保障もできず、サインもできません。
結婚をするということは、社会で起こるさまざまなことから相手を守るということでもあるのです。
結婚とは?:社会的な立場や地位
結婚をすることで、公的な身分の保障が多く図れるのが今の日本です。結婚をして、家庭を持っていることで一人前とみなされる社会風習があるので、世間体といったこともひとつの理由になるでしょう。
結婚とは?:親や親族の喜ぶ顔が見れる
自分を産み育ててくれた親は、子どもの笑顔を見守ることが幸せと感じます。また、その親の喜ぶ顔を見ることも子どもの幸せなのではないでしょうか?
小さな頃お世話になった祖父母や、叔父や叔母も家族を連れて遊びに来ることを喜んでくれます。自分に関わってくれた大切な人たちの喜ぶ顔が見れるのも結婚の意義のひとつでしょう。
結婚を考えている人の割合とは?
現代では、経済的な理由や社会の変化により「あえて結婚を選ばなくてもいい」と考える人が増えてきました。
出生動向基本調査によると、「いずれは結婚するつもり」と答えた未婚者の割合は
- 18~34歳の男性……85.7%
- 〃 の女性……89.3%
となっています。
また、「一生結婚するつもりはない」と答える未婚者は、
- 男性……12.0%
- 女性……8.0%
と微増ではありますが、年々増加傾向にあります。
もう一つ見ていただきたいデータがあるので、ご紹介いたします。
「一生結婚するつもりはない」と回答した未婚者を対象に、以下のことを尋ねました。
過去に「いずれ結婚するつもり」と考えたことがあるか?
- 18~34歳の男性……41.4%
- 〃 の女性……50.7%
結婚意思のない男性の約4割、女性では半数のひとが、過去に結婚を意識したことがあるのがわかりました。
また「一生結婚するつもりはない」と回答した未婚者に、今後結婚の意思が変わる可能性があるか?と尋ねたところ
- 「ある」と回答した男性……44.1%
- 「ある」と回答した女性……49.8%
こちらも約半数近い結果となっています。「結婚するつもりがない」と答える人は年々増加傾向ですが、その一方でいずれは結婚を考えている人の割合は高い水準を保っています。
結婚に対する意識は、その時の環境や心理的要素が加わることで変化することが、このデータからわかります。
データ参照:第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)
結婚しない選択は、誰にもとがめられるものではありません。ですが、上記のデータからいえることは、それでも多くの人が結婚を考えるということ。
これといった理由がなくても、いずれ結婚を選ぶことになんら不思議はないと言えます。
結婚をする意味とは何か?
結婚を決める時、一体どんな気持ちで結婚を決めるのでしょうか?
相手が望んだことを叶えたいから
これまで結婚を意識したことがなくても、交際相手から望まれたことで自分の中の意識が高まる場合もありますよね。
「好きな人が望むことを叶えてあげたい」そんな気持ちから結婚を考えるきっかけになることもあるでしょう。
気にかけてくれる伴侶が欲しいから
親や兄弟以外の人が、自分のことを気にかけてくれている。それは、相手が友達や彼女または彼氏であっても、心強く生きられるものです。
悩みや不安など、何事もなく人生を過ごすひとは、どれほどいるのでしょうか。きっと大半のひとが、悩みを抱えたり苦労も味わうことでしょう。
そんな時「自分を気にかけている人が一生傍にいる」そう思うだけで、前に進めるきっかけとなりますよね。
趣味や価値観が共有できそうだったから
ありきたりかと思われがちですが、結婚において大切にしたい理由のひとつです。ですが、ここで言いたいことは趣味や価値観が全く同じじゃなくてもいいということ。
お互い違う趣味嗜好であっても、その楽しみに興味を持つだけでもかまわないということです。共有したいという気持ちは、結婚生活において多くのシーンで必要不可欠な感情です。
趣味や価値観が相手と全く違っても、お互いが「共有する」という歩み寄りの気持ちを持っていれば、大概のことは乗り越えることができるからです。
絶対的な味方が欲しかったから
小さな頃、友達との喧嘩やいざこざがあった時、自分の代わりに謝る親の姿を見たことはありますか?ささいな瞬間ですが、自分は一人じゃないと感じる安心感や信頼がありましたよね。
結婚とは、自分の人生において絶対的な味方が増えることです。家族だからこそ得られる安心感は結婚ならではのものではないでしょうか。
結婚とは何か、それは人生を考えるということ
ふとしたきっかけで結婚とは何かを考える時、それは人生そのものを考えているといってもよいでしょう。結婚とは……その次に浮かぶ言葉、それは人それぞれの中にあり、答えは一つではありません。
今の時代、多くの選択肢の中から「生き方」を選ぶことができます。結婚をしない、子供を持たない、シングルで居続ける、どれも正解なのです。結婚とは何かを知って、皆さんも結婚と向き合う良いきっかけにしてくださいね。