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最近話題の小規模結婚式。こじんまりとアットホームな雰囲気で、密度の濃い時間を過ごせる点で注目を集めているんですよ。
小規模と一口に言っても、参加人数やゲスト層によって内容や雰囲気も変わってきます。
小規模で結婚式を行う際のメリット・デメリットや、さまざまな形式の小規模結婚式についてご紹介していきますので、ぜひご参考にしてくださいね。
目次
小規模結婚式って?
小規模結婚式とは、数名~3、40名規模で行う結婚式のことを指します。
オーソドックスなスタイルの結婚式に比べて参加人数がかなり絞られるので、より自由度が高く、格式張らない式にすることができるのだとか。
例えば、
- 一般的な結婚式と同様に「挙式+披露宴」という形式で挙げる
- 挙式ではなくフォトウエディングをして、その後に食事会をする
という具合に、どのようなスタイルで挙げるか、選択の幅が広いのも特徴の一つでしょう。
次からは、小規模で行う結婚式にはどのようなメリットやデメリットがあるのか、詳しくご紹介していきます。
小規模結婚式のメリット・デメリット
最近増えてきている「小規模結婚式」というスタイルですが、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
両方をしっかりと把握しておくことが、成功へのカギになりますよ。
メリット
小規模結婚式のメリットとして、
- アットホームな空間でゆったりした時間が過ごせる
- 式の内容やスタイルにある程度の自由が利く
- 本当に祝って欲しいゲストだけを呼べる
- ゲストが少ないぶん準備が楽になる
- 費用が比較的リーズナブル
という点が挙げられます。
繋がりや温かさを追求した結婚式を挙げたい方や、お金や時間の余裕があまり無い方にはまさにピッタリなスタイルだと言えるでしょう。
デメリット
反面、小規模結婚式には以下のようなデメリットがあります。
- 結婚の報告が一度にできない
- 少人数に対応している式場が少ない
- 「小規模」というスタイルを受け入れられないゲストも
- 工夫をしないとただの食事会のような雰囲気になってしまう
特に厄介なのが、小規模での結婚式という様式をゲストに理解してもらえなかった場合です。
一般的な結婚式に比べるとまだまだ歴史の浅いスタイルですので、どうしても受け入れ難いという方もいらっしゃいます。
もし、あまりにも強い反発を受けるようでしたら、一般的な結婚式の実施も選択肢として追加した方が無難かもしれません。
小規模結婚式のスタイル①:二人だけの結婚式
ここからは、さまざまな小規模結婚式のスタイルについてご紹介していきます。まずは二人だけで行う結婚式について。
二人だけで挙げる結婚式ということで、自由度はダントツに高いです。
- 二人だけで挙式のみ
- 国内外リゾートでの挙式+新婚旅行
- フォトウエディング
など、新郎新婦のことだけを考えた結婚式をすることができますよ。
二人だけの結婚式 | |
こんな方にオススメ! | ・人前に出ることや注目されることを避けたい ・共働きで忙しく、準備に手が回らない ・お金は自分たちのために使いたい ・招待できるゲストの人数が少ない |
魅力 | ・二人だけの為、日程が立てやすい ・自分たちらしくいられ、極度な緊張を味わうことが無い ・新郎新婦がやりたいことだけを実行できる |
費用の目安 | 30~35万円程度(国内・挙式のみ) |
小規模結婚式のスタイル②:家族・親族だけの結婚式
家族、または親族のみを招待して行う結婚式です。何よりも感謝を伝えたいと思う相手が家族や親族という方は、このスタイルを選ぶのがいいかもしれません。
家族・親族だけの結婚式 | |
こんな方にオススメ! | ・お世話になった家族に一番の感謝を伝える式にしたい ・人前が苦手だけど結婚式は挙げたい ・派手さではなく温かさを重視したい ・演出よりも交流重視の式が理想 |
魅力 | ・準備が比較的楽 ・費用を抑えられる ・ゲスト一人一人と交流できる時間が長い |
費用の目安 | 100~120万円程度(ゲスト20人の場合) |
小規模結婚式のスタイル③:友人のみのお披露目会
家族・親族だけの挙式を行い、お披露目会は友人と共に、というような形式が多いのだとか。
「かしこまった式は気恥ずかしいけど、友人にお披露目はしたい!」とお考えの方におすすめですよ。
友人のみのお披露目会 | |
こんな方にオススメ! | ・結婚式をあまり大げさにしたくない ・本当に仲の良い人たちだけでアットホームに行いたい ・家族で海外挙式をしたので、改めて友人に報告をしたい |
魅力 | ・気兼ねない友人たちに結婚のお祝いをしてもらえる ・会費制が一般的なため、ゲストの負担が少ない ・服装の格式を気にしすぎなくていい |
費用の目安 | 40~60万円程度(ゲスト30人の場合) |
小規模結婚式のスタイル④:30人での結婚式
親族+本当に大切な友人や恩師を呼んだ場合、この規模の結婚式になります。
「この人には絶対にお祝いしてほしい!」と思うゲストだけを招待することができるため、より幸福感溢れる結婚式を作り上げることができますよ。
30人での結婚式 | |
こんな方にオススメ! | ・本当にお祝いをしてもらいたいゲストだけを招待したい ・ゲストに可能な限りのおもてなしを尽くしたい ・穏やかな雰囲気の結婚式にしたい |
魅力 | ・フォーマルとカジュアル、どちらのスタイルにもできる ・世間体ではなく関係性重視でゲストを招待できる ・騒がしすぎず、寂しすぎない式にしやすい |
費用の目安 | 120~150万円程度 |
小規模結婚式のスタイル⑤:40人での結婚式
一般的な結婚式に比べると若干規模が小さいものの、大幅に見劣りすることもない人数です。
一人一人と交流する時間も十分に取れますので、「こじんまりとしていても充実した内容の結婚式にしたい!」というお考えの方はぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
40人での結婚式 | |
こんな方にオススメ! | ・こだわり抜いた演出や料理を大切なゲストに提供したい ・ゲストとの時間を一番に大切にしたい ・呼びたいゲストがそれなりに多い |
魅力 | ・お料理にとことんこだわれる ・親族席が近く、常に両親の顔が見れる ・遠方から来てくれた親族とゆっくり過ごせる |
費用の目安 | 200~250万円程度 |
結婚式を小規模にしてソーシャルディスタンスを保つという考えも!
新型コロナウイルスが大流行している昨今、「三密」をできるだけ避けるために小規模結婚式を検討するカップルもいます。
二人だけ、もしくは家族だけの結婚式を行うことで、多くても10人前後の規模で結婚式を挙げることができますよ。
とはいえ、大人数よりはリスク軽減にはなりますが人数を減らすことが万全な対策とは言い切れないのもまた事実。社会の情勢に目を配り、最善の選択を下すことができるよう、あらゆる視点から結婚式については考える必要がありますね。
小規模結婚式を実施する際の注意点
結婚式を小規模で実施する際には、いくつかの注意点があります。事前にチェックした上で準備に取り掛かると、トラブルをいくらか回避することができますよ。
計画は親の理解を得てから!
両親に資金援助してもらっている場合は特に、親の理解を得てから計画に移った方がいいでしょう。
今後の関係にヒビが入ってしまうことも十分に考えられますので、慎重な対応が求められますよ。
人数によっては後日の挨拶回りが大変かも……
ゲストの人数が減れば減るほど、周囲へ報告する手間が発生してしまいます。
結婚式後、日数が経ってしまってからの報告はあまり印象が良くないので、スムーズな報告ができるように準備をしておきましょう。
会場探しが難航する可能性アリ
一般的な結婚式に比べて、式場選択の幅が狭まります。「小規模に対応していない式場もある」ということを頭に入れた上で探すようにすると、ストレスもいくらか軽減されますよ。
こじんまりとして好印象な式にしたいなら「小規模結婚式」という選択も!
小規模での結婚式は、比較的理想を叶えやすいスタイルだと言えます。
小規模だから絶対に貧相な式になってしまう、ということはありませんし、工夫次第では新郎新婦とゲストの両者にとってより思い出深い式にすることができるでしょう。
むしろ、ゲスト数が少ないという特性を活かすことができれば、新郎新婦の希望を十分に取り入れた式にすることも可能です。
メリットやデメリット、スタイルごとの特徴を比較し、お二人にとってプラス要素が多いのならば、小規模結婚式に踏み切ってみてもいいかもしれませんね。