「疲労宴」の特徴と結婚式が疲労宴にならないためにできることは?

披露宴© iStock.com/recep-bg

結婚披露宴は、人生で一番の晴れ舞台ともいえます。そんな披露宴を思い出に残る素敵なものにしたいですよね。しかし、中には、幸せいっぱいの披露宴のはずが「疲労宴」になってしまうことがあるようです。

「疲労宴」とは一体どのようなものをいうのでしょうか。披露宴においてゲストや新郎新婦が疲労を感じるポイントや、疲労宴にならないためにできることについてご紹介します。

結婚披露宴は「疲労宴」になりがち?

疲労を感じる結婚披露宴のことを「疲労」と「披露」をかけて、「疲労宴」といわれることがあります。疲労宴には、新郎新婦とゲストのそれぞれに疲労があるようです。

本来、楽しい時間を過ごせる披露宴ですが、時間の使い方や配慮に欠けてしまうと疲労宴となる恐れがあります。新郎新婦とゲストが、お互いに満足できる結婚披露宴になるよう、疲労宴のポイントに気をつけましょう。

ゲストが感じる疲労宴

ゲストが疲労© iStock.com/nicoletaionescu

結婚披露宴において、ゲストが疲労を感じやすい部分は以下のようです。

  • スピーチが長い、人数が多い
  • 面識のない人と同じテーブルで会話がない
  • 演出が多く、料理を食べる時間がない
  • 温度差のある余興がつまらない
  • 演出を盛り込みすぎて披露宴の時間が長い
  • 真夏や真冬に屋外の演出をする

このように、待たされる時間が長く、何もすることがない披露宴に、ゲストは疲労を感じるようですね。「お金と時間をかけて参加したのに、何も得られるものがなかった…」と不快な気持ちにさせないためには、ゲストへの配慮が必要でしょう。

新郎新婦が感じる疲労宴

結婚披露宴に疲労を感じるのは、ゲストだけではありません。新郎新婦も「疲労宴」と感じてしまうことがあります。

例えば、

  • 披露宴までの準備
  • 慣れない振る舞い
  • ゲストへの気遣い

など、気を張りすぎて疲労を感じてしまうようです。準備を頑張りすぎて当日楽しむことができない、慣れない衣装や立ち居振る舞いに体が疲れ、ゲストへの配慮に気疲れする…。

せっかくの晴れ舞台なのに、こんな思いをするのは勿体ないですよね。主役の二人が「疲労宴」と感じないようにするためには、披露宴のあり方を考えたほうが良さそうです。

ゲストに疲労宴と感じさせないためには?

退屈しない© iStock.com/DGLimages

披露宴でゲストを疲れさせないためには、ゲスト目線で考えることが重要です。披露宴は、結婚した二人の姿を披露するだけでなく、お世話になった人に感謝を伝える場でもあります。

感謝を伝えたい相手に対し、喜んでもらうにはどうしたらいいか、退屈にさせないためにはどうするかを考え、披露宴のプログラムを決めることをおすすめします。

ゲスト優先の披露宴で疲労宴を防ぐことができるでしょう。ゲストが「疲労宴」と感じないようにするためには、新郎新婦からの「おもてなしの気持ち」が重要であるといえますね。

新郎新婦が疲労宴と感じないためには?

新郎新婦自身が「疲労宴」と感じないためには、頑張りすぎないことが大切です。結婚披露宴にはゲストへの配慮が大事ですが、主役は新郎新婦の二人であることを忘れないでください。

二人が披露宴を楽しめなければ、当然ゲストも楽しむことはできません。二人の笑顔がなければゲストにも伝わってしまいます。

そのためには、披露宴までの準備段階で頑張りすぎないようにしましょう。全て自分たちでやろうとするのではなく、式場スタッフやプランナーなど、周りの人を頼ってください。

準備の段階でやりすぎてしまうと、当日を迎えられた安心と同時に、気持ちが切れてしまうかもしれません。当日は、儀式や気遣いなど、慣れないことばかりで疲れが出ることは目に見えています。その前段階の準備で余裕を持ち、穏やかな気持ちで当日を迎えましょう。

ポイントを押さえて疲労宴を回避しよう!

疲労宴を回避!© iStock.com/Yue_

幸せな時間が流れるはずの披露宴が疲労宴になっては本末転倒ですよね。誰のために、何のために披露宴を開いたのか意味が分からなくなってしまいます。

「疲労宴」にならないためには、ゲストへの配慮と新郎新婦の心の余裕が必要です。おもてなしを重視したプログラム構成と心遣いを大切にし、準備段階で頑張りすぎないようにしましょう。

二人の感謝を形にし、ゲストの心に深く刻まれる披露宴になるよう、お祈りしています。

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