© iStock.com/Pekic
結婚式にはどれくらいの時間がかかるかご存じですか?
「結婚式を挙げようと思うけど、どんなタイムスケジュールになるかわからない……」とお困りの方もいらっしゃるはず。
そんなお悩みにお答えして、結婚式の所要時間や当日の流れについて徹底解説をしていきます!ぜひご参考にしてくださいね。
目次
結婚式にかかる時間はおよそ3時間!
結婚式の所要時間は、およそ3時間とされています。これは挙式と披露宴を合わせた時間ですが、結婚式でやるべきことはその二つだけではありません。
式前の準備や式と式の間、二次会をする場合などで、時間は倍以上変わってくるでしょう。
適切なタイムスケジュールを組むために、結婚式のスケジュールと所要時間を知っておくことは必要不可欠ですよ。
次からは、
- 式の前準備
- 挙式
- 披露宴
- お礼・お見送り
- 二次会
のスケジュールについて、それぞれ詳しくご紹介していきます。
結婚式のスケジュール:式の前準備【2~3時間】
まずは、結婚式の前準備の流れについて見ていきましょう。
場所 | 準備の流れ |
自宅 | 忘れ物・身だしなみのチェック |
親へのあいさつ | |
会場 | スタッフにあいさつ |
着付け・メイク | |
控室で待機 | |
お礼・お車代を渡すタイミングの確認 | |
親族紹介 | |
リハーサル |
式場の指定にもよりますが、新婦は挙式の2~3時間前、新郎は1~2時間前に会場入りする必要があります。
衣装の着付けにかかる時間の違いで、お二人の動きが変わってくるそうですよ。
もし指定の時間に間に合わなそうな時は、速やかに会場スタッフへ連絡を入れるようにしましょう。
結婚式のスケジュール:挙式【30~40分】
準備が整ったら、いよいよ本番に突入します。挙式はそこまで時間がかからず、いくつか演出を付け足してとしても1時間以内に終わると考えていいでしょう。
演出 |
参列者入場 |
開式宣言 |
新郎新婦入場 |
讃美歌斉唱 |
聖書朗読・祈祷 |
結婚の誓い |
ベールアップ |
指輪の交換 |
祈祷・宣言 |
結婚誓約書にサイン |
讃美歌斉唱・祝祷 |
新郎新婦退場 |
閉式宣言 |
フラワーガールやリングボーイ、ブライダルシャワーなどの演出を取り入れるカップルも多いのだとか。
注意が必要なのは、屋外での演出です。
暑い・寒い時期にゲストを外へ連れ出すのはあまりよろしくないため、どうしても屋外の演出がしたい場合は過ごしやすいシーズンを選びましょう。
結婚式のスケジュール:披露宴【2時間半~3時間】
結婚式の中でもっとも時間がかかり、力の入る場面ですね。工夫次第でどんな式にするかは自由自在ですが、アレンジを加えるならまずは基本を知っておきましょう。
所要時間 | 演出 |
5分 | 新郎新婦入場 |
5分 | 開宴のあいさつ |
10分 | 主賓の祝辞 |
5分 | 乾杯 |
10分 | ケーキ入刀・ファーストバイト |
20分 | 食事・歓談 |
20分 | お色直し |
5分 | 新郎新婦再入場 |
10分 | スピーチ・余興 |
5分 | 花嫁の手紙 |
5分 | 花束・記念品の贈呈 |
10分 | 新郎・新郎父の挨拶 |
5分 | 閉宴の挨拶 |
5分 | 退場 |
20分 | お見送り |
軸となる演出は上記の通りです。これをもとに演出を足し引きしながら、お二人らしい結婚式を作り上げていきましょう!
結婚式のスケジュール:お礼・お見送り【20分】
お見送りも結婚式の重要なポイント。しっかりと目を合わせ「本日はお越しいただきまして、ありがとうございました」と心をこめてお礼を伝えましょう。
相手 | お礼・お見送りの流れ |
ゲスト全般 | 披露宴終了 |
身だしなみの確認・あればプチギフトの準備 | |
会場出口でスタンバイ | |
一人一人へお礼を述べ、あればプチギフトを渡す | |
主賓・媒酌人 | 見送り時に主賓や媒酌人に声をかけ、控室で休むか意向を伺う |
新郎新婦・両家の両親でお礼を述べる | |
お礼を渡す | |
手荷物を持ち、車まで案内 | |
車が出るまで見送る | |
会場スタッフ | 相手の正面に立ち、礼儀正しくお礼を述べる |
特に、参列者の多い結婚式ではここが唯一ゲストと会話ができるポイントになるかもしれません。ゲストに気持ちよく帰ってもらえるような、細やかな心配りが必要ですよ。
結婚式のスケジュール:二次会【2時間】
絶対ではないにせよ、二次会を開くことを検討しているカップルもいらっしゃるのでは?
時間も遅くなっていることが予想されますので、あまり長々と時間をかけないようにタイムスケジュールを考えてくださいね。
所要時間 | 演出 |
5分 | 新郎新婦の入場 |
5分 | 開宴の挨拶 |
5分 | 新郎新婦のあいさつ |
5分 | 乾杯 |
30分 | 歓談・食事 |
10分 | 映像などの上映 |
30分 | 余興(ゲーム・演奏など) |
5分 | 新郎の謝辞 |
5分 | 閉宴の言葉 |
5分 | 新郎新婦の退場 |
15分 | お見送り |
終わり際に「まだ名残惜しいな」と感じるぐらいで切り上げるのが、丁度いい塩梅です。
こうすることでダラダラとした式ではなくなりますし、三次会への移行もスムーズになりますよ。
結婚式の時間は長くすべき?短くすべき?
結婚式の時間は、演出の内容やゲストの人数によって変わります。
工夫次第で短縮も可能ですし、演出を盛りだくさんにしたり、人数が増えればその分延びるので、バランスやメリハリが大切になりますよね。
ですが、時間と内容がかみ合わない結婚式では、ゲストにとってかなりの負担を強いることになってしまうでしょう。
例えば、
- 「ゆったりとアットホームな結婚式、演出は極力減らして所要時間は4時間」
- 「ゲストを大勢呼んで演出を限界まで詰め込んだ結婚式、所要時間は2時間」
という結婚式になってしまっては、かかる時間と内容がちぐはぐですよね。こういった結婚式は、ゲストにあまりいい印象を与えません。
なので「長いor短い結婚式だから良い・悪い」ということではなく、「その結婚式にふさわしい時間はどれくらいなのか」を見極める必要がありますよ。
ゲストに「物足りない」「間延びしている」と感じさせないポイント
では、ゲストに「良い時間を過ごしたな」と思われるような結婚式にするためには、どのような点に気をつければいいのでしょうか。いくつかご紹介していきましょう。
式と式の時間を空けすぎない
式と式の間が2時間も3時間も空いてしまうと、ゲストは待ちくたびれてしまいます。長くても1時間半以内には、次の工程に進めるようなスケジュールにするのがベストです。
あまりにも間隔を詰めると今度は新郎新婦の負担が大きくなってしまうので、無理は禁物ですよ。
メリハリのあるプログラムに
所要時間に対して演出が多すぎたり、少なすぎたりすると、慌ただしかったり退屈な結婚式になってしまいます。
適切な時間配分で、メリハリのあるプログラムになるよう工夫を施してくださいね。
待ち時間にも楽しめる工夫を
待ち時間も含めて、ゲストに結婚式を楽しんでもらえたら嬉しいですよね。
ウェルカムスペースを充実させる、近隣にカフェなどの施設がある式場を選ぶなど、待ち時間でも退屈にならないアイデアを考えられるのが理想的ですよ。
ベストな時間の長さで最高の結婚式を!
結婚式にはそれぞれ、適切な時間が存在します。
単純な長さではなく、式のスタイルやゲストの人数、季節や式場の場所などを考慮して、最適な時間におさめることが大切ですよ。
その式に合った長さの結婚式にできれば、ゲストも満足してくれるはず。その結婚式にふさわしい時間にできるよう、アイデアを凝らしてくださいね。