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結婚式に呼ぶ人数を何人にすべきか、迷いますよね。ゲスト数によって会場の規模も変わりますし、演出の内容も調整しなければなりません。
ですが、お二人にとって理想的な結婚式を突き詰めて考えていけば、自ずと呼ぶ人の人数は固まります。
結婚式に呼ぶ人数別の特徴や、メリット・デメリットをご紹介していきますので、ぜひお役立てくださいね。
目次
結婚式に呼ぶ人数の平均は?
「ゼクシィトレンド調査2019」によると、結婚式のゲストの平均は新郎新婦合わせて66.3人という結果が出ています。
単純計算で、大体30人ずつくらいのゲストを招待していることがわかりますね。
また、招待人数の内訳は、
親族 | 学生時代の恩師・友人 | 勤務先の上司・同僚 | 親の友人・知人、近所の人 | その他 |
24.4人 | 26.2人 | 15.1人 | 2.1人 | 2.2人 |
となっています。親族や友人、恩師を中心にゲストを呼ぶ人が多いそうですよ。
ただし、これらの結果はあくまで平均値でしかありません。結婚式に呼ぶゲストの人数は、それがどんな式かによって大きく変わります。
では、結婚式に合わせた人数は、どのようにして見えてくるのでしょうか?
データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019
結婚式のコンセプトを決めてから呼ぶ人数を考えよう
結婚式に呼ぶゲストの人数は「式のコンセプト」によって変わります。例えば、
- 神前式で厳かな雰囲気の結婚式にしたい
- ゲストハウスなどを借りてにぎやかに祝いたい
- 専用式場でフォーマルに挙げたい
など、どんな結婚式にしたいかをまず決めましょう。
神前式は基本的に親族のみの参加になるので小規模な結婚式になりますし、にぎやかな結婚式にするならそれなりの人数を呼ぶ必要がありますよね。
このように、どんな結婚式にしたいかを明確に定めることによって、初めて「これぐらいの人数が適切かな?」ということがわかるのです。
次からは、ゲストの人数によってどのような結婚式になるのか、特徴やメリット・デメリットをご紹介していきます。
結婚式に呼ぶ人数:0人
結婚式に呼ぶゲストが0人の場合は、いわゆる「二人だけの結婚式」というスタイルになります。
ゲストを呼ばないということで、挙式のみをするというカップルが多いそうですよ。中には、新婚旅行を兼ねて旅行先の教会で挙式をするというパターンも。
人前に出るのが苦手だったり、あまり大げさに結婚式をしたくないという方に合っているスタイルです。
メリット
ゲスト0人の結婚式のメリットとして、
- 二人だけでゆっくりと誓いを立てられる
- 新婚旅行と同じタイミングでできる
- 準備期間が短い
- 費用が抑えられる
という点が挙げられます。準備の負担が少ない上、結婚式の厳かな雰囲気をしっかりと感じることもできます。
デメリット
- 「やっぱり両親ぐらいは呼べばよかった」
- 「祝ってくれる人が一人もいないのが、当日になってから寂しく感じられた」
という声を聞くことも。
一般の結婚式に比べるとどうしても静かな雰囲気になりますので、そのことを考慮しながら検討しましょう。
結婚式に呼ぶ人数:~40人以内
40人以内の規模の場合は「小規模結婚式」と呼ばれるスタイルで、親族や本当に仲のいい友人を中心にゲストを招待することになります。
アットホームな結婚式にしたい、ゲスト一人一人にじっくり感謝を伝えたいというカップルに選ばれているそうですよ。
メリット
小規模結婚式のメリットは、
- ゲストに手厚いおもてなしができる
- 演出や料理にこだわれる
- 一般の結婚式より費用がかからない
- 本当に祝って欲しいゲストだけを呼べる
- ゲストが少ないぶん準備が楽になる
という点です。
結婚式に対して「結婚のお披露目の場」というよりも、「今までお世話になった相手に感謝を伝える儀式」という意味合いを強く感じているカップルにはピッタリなスタイルですよ。
デメリット
小規模結婚式には、
- 結婚の報告が一度にできない
- 少人数に対応している式場が少ない
- ゲストの理解が得られないこともある
というデメリットもあります。特に、ゲストの理解が得られないかもしれないという点は厄介ですね。
地域によっては結婚式を大々的に挙げるところもあるでしょうが、そのようなケースでは特に、周囲の説得が難しいかもしれません。
結婚式に呼ぶ人数:60~80人以内
ゲストの人数が60~80人の範囲は、ごく一般的なスタイルの結婚式です。親族、友人、恩師や会社の人など、呼びたい相手を大方招待できるのではないでしょうか。
結婚式に強いこだわりが無く、しっかりとまとまった内容にしたいというカップルは、自然とこのスタイルを選ぶのではないでしょうか。
メリット
スタンダードから外れていないため、会場探しや周囲への報告に苦戦することがありません。
また、このスタイルを選ぶカップルが多いこともあり、演出の前例なども豊富なので、工夫次第では型にハマりすぎずにオリジナリティを出すこともできますよ。
デメリット
良くも悪くも無難なので、あまりに型通りすぎてゲストにとって面白くない結婚式になってしまうことも。
また、人数がそれなりに多いため、費用や作業量も多くなってしまうでしょう。
仕事が忙しく、なかなか式の準備が取れないという方にとっては、少し大変に感じてしまうかもしれません。
結婚式に呼ぶゲストの人数:100人以上
100人以上呼ぶとなると、かなり規模の大きい結婚式です。首都圏よりも地方に多いスタイルですね。
大勢のゲストを呼び、派手にお祝いをすることになりますので、目立つのが苦にならない、むしろ好きという方にとってはかなり楽しめる結婚式になると思いますよ。
メリット
- 呼びたいゲストは全員招待できる
- 華やかな雰囲気になる
- ゲスト同士の交流ができる
というメリットがあるスタイルの結婚式。
「とにかくたくさんのゲストを呼んで感謝を伝えたい、幸せな姿を見てほしい!」と考えるなら、思い切って呼びたい相手を全員呼んでみるのもいいですね。
新郎新婦はもちろん、ゲストにとっても強く印象に残る結婚式になるのではないでしょうか。
デメリット
大規模な結婚式のデメリットとして、
- 費用がかなり高くなる
- ゲストとの会話の機会が少なくなる
- 会場が見つかりにくいことも
- 準備が大変
ということが考えられます。
貯金と時間に余裕があり、ゲストとの交流ポイントをしっかりと作れる自信があるカップルにとってはあまり大きな問題ではありませんが、そうでなければ一度考え直してみましょう。
結婚式に呼ぶ人数を決める際のポイント
結婚式に呼ぶ人数を決める時は、以下の点に注意しましょう。少しの工夫でスムーズに準備を進めることができますよ。
会場のキャパシティを事前にチェック!
どんなに素敵な式場でも、ゲスト数に見合っていなければ意味がありません。
準備が進んでから招待人数と合わないことが発覚しては大変ですので、事前チェックを怠らないようにしましょう。
新郎新婦で人数を揃えなくてもOK
「新郎新婦でゲストの人数が違ってたら見映えが悪いかも……」という心配の声もありますが、必ず同じくらいの人数でなければならない、ということはありません。
むしろ、人数合わせでゲストを呼ぶ方が失礼にあたりますのでご注意くださいね。
予算に見合った人数を呼んで
呼びたい相手を際限なく招待してしまうと、費用はみるみる膨れ上がっていきます。
多少足が出るぐらいならまだしも、大幅に予算オーバーしてしまうほどの人数は呼ばないようにしてくださいね。
結婚式に呼ぶ人数は式のスタイルで決まる!
ご紹介してきた通り、まずは「どんな結婚式にしたいか」を定めることで、招待するゲストの人数の見通しを立てることができます。
結婚式のコンセプトや、結婚式に対する考えをもとに、どれぐらいの人数になりそうなのか割り出してみましょう。
スムーズに結婚式に呼ぶ人数を決めるためには、何よりも手順がカギですよ。