© iStock.com/ianaHirsch
「逆年の差婚」という言葉をご存じですか？
女性の方が年上の年の差婚のことを指すそうです。年の差婚は男性の方が年上なことが多いので、「逆」という頭文字がついたのかもしれませんね。
また、逆年の差婚ということで、結婚すべきか悩んでしまうという方も多いのだとか。果たして、逆年の差婚にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
目次
「逆年の差婚」とは女性が年上の年の差婚のこと！
逆年の差婚とは、女性の方が年上の年の差婚を指すそう。
「年の差婚」と聞いて、年上男性と年下女性の組み合わせを思い浮かべるという意見が多いことから、頭に「逆」がついたのではないでしょうか。
年の差婚は主流とは言えないのが現状ですが、逆年の差婚はさらに少数派かもしれません。では、逆年の差婚にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
逆年の差婚のメリット
© iStock.com/Sam-Edwards
まず最初に、逆年の差婚のメリットからご紹介していきましょう。
ケンカになりにくい
年齢差があると、主に年上の方に心の余裕が生まれます。
同世代の相手がやったらイラっとしてしまうことも、「年下ならしょうがないか」と許せてしまうこともあるそう。
結果、夫婦間での衝突が減りますので、お互いに余分なケンカをせず平和に過ごせるそうですよ。
経済的な余裕があることが多い
お互いが社会に出て働いていることが前提ですが、その場合、より長く働いている女性側に経済的余裕があるケースが多いです。
そのため、同世代同士が結婚するよりも経済的な余裕が生まれる可能性が高くなるのです。
お金の余裕は心の余裕ですので、無駄な浪費をしない限り穏やかに暮らすことができるでしょう。
知らない価値観に触れられる
生まれた年齢によって、触れてきた文化や物事の考え方も変わります。そのため、自分には無い価値観にお互いが触れることができますよ。
パートナーのことを知れば知るほど、より楽しい毎日が送れるのではないでしょうか。
身も心も若くいられるという声も
若い相手と一緒にいると、外見や内面がつられて若く保たれるという声も。
若さがすべてではないにせよ、若くいられるに越したことはありませんので、これはかなり大きなメリットではないでしょうか。
逆年の差婚のデメリット
良いことが多く感じられる逆年の差婚ですが、もちろんデメリットもあります。詳しく見ていきましょう。
ジェネレーションギャップに付いていけないことも
相手と話しや考えがあまりにも合わず、会話のたびに疲れ果ててしまうというケースも考えられます。
お互いがお互いを受け入れられる関係ならまだしも、まず否定から入ってしまうようなパートナー同士では、ちょっとした雑談すら一苦労しそうです。
次第に年齢差が気になってくる
誰にでも老いはやってくるものですが、同世代の夫婦に比べ、逆年の差夫婦ではその速度の差が浮き彫りになりがち。
また、年齢差にもよりますが、病気や加齢により介護の必要なども出てくる可能性があります。そういった問題に蓋をして結婚してしまうと、後々苦労してしまいそうです。
浮気の心配が付きまとう
「やっぱり同世代の方が若くて魅力的なんじゃ……」と、女性側が不安になってしまうというパターンが多いそう。
何歳だろうと浮気をする人はするものですが、「自分より若い」という要素が加わることで、より悩みが大きくなってしまうとのことです。
親に反対される可能性がある
10歳差程度ならまだ反発も薄いかもしれませんが、20歳前後の差になってしまうと、パートナーよりもその親との方が年齢が近くなってしまいます。
また、孫の顔を見たいと相手の親が思っている場合、女性の年齢によっては出産に高いリスクが伴ってしまうことも。
状況によっては、親を説得するのが難しいことが考えられますよ。
こういう人は逆年の差婚に向いてるかも！
© iStock.com/Wavebreakmedia
逆年の差婚のメリットとデメリットを踏まえて、逆年の差婚に向いている方の特徴をご紹介していきましょう。
自立した精神をお互いに持っている
相手に依存しすぎたり、相手を必要以上に支配したがるような関係では、結婚生活はうまく立ち行きません。
これはどのような夫婦にも言えることかもしれませんが、年齢差のある結婚の場合はより気をつける必要があります。
対等な関係をより意識できるパートナー同士なら、逆年の差婚もうまくいくこと請け合いですよ。
世代の差による価値観の違いを楽しめる
相手との違いを拒絶するのではなく、それを楽しむことができるカップルは、お互いにいい刺激を与え合いながら結婚生活を楽しく送ることができるでしょう。
知らないことを知るたび、相手をより深く理解できたような気がして、心も満たされるのではないでしょうか。
年齢差を考慮しながらライフプランを組み立てられる
相手への愛情は無くてはならないものですが、それだけで生活は成り立ちません。
大きな年齢差がもたらす影響を冷静に見据え、どのようなライフプランを組んでいくかを現実的に考えられるカップルにとって、逆年の差婚はさして大きな壁ではないでしょう。
大切なのは年の差ではなく、相手をいかに見つめるか
逆年の差婚を考えるにあたって、年齢の差について思いを巡らせることはもちろん大切ですが、なによりも大切なのは相手自身ををいかに見つめるかです。
もしも結婚生活がうまくいかないなら、それは年の差のせいだけではなく、お互いに関係を上手に構築できていないのかもしれません。
年齢はあくまで一つの要素でしかないということを胸に、相手との結婚について考えるようにしてくださいね。
逆年の差婚で幸せな結婚生活を送っている夫婦も！
© iStock.com/ArthurHidden
仮に年の差があったとしても、仲のいい夫婦は何組もいらっしゃいます。
逆年の差婚ということを引け目に感じ、結婚を見送ってしまうのはあまりにもったいない事です。
もちろん、逆年の差婚には向き不向きもありますので、相手との相性を見極めた上で結婚について考える必要がありますよ。
