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現代ではあまり聞かなくなりましたが、いとこ同士で結婚するという方もいらっしゃることでしょう。
ですが、「身近にいとこ婚をしたカップルがいないから、前例が分からず不安……」という意見もあるそう。
いとこ同士の結婚にはどのようなメリットやリスクが伴うのでしょうか。また、周囲からの反応にはどのように対応すべきなのでしょうか。ご紹介していきます。
目次
いとこ同士で結婚することはできる？
いとこ同士の結婚は、法律で認められています。
日本の法律では、4親等以上離れている相手であれば、直系ではない限り親族同士の結婚も可能です。親等はそれぞれ、
- 1親等：実父母、配偶者、子供
- 2親等：兄弟・姉妹、祖父母、孫
- 3親等：曾祖父母、おじ・おば、甥・姪
と分類され、ご自分からみて上記に当てはまる間柄の相手とは結婚できない決まりになっていますよ。
つまり、これらに該当しないいとこ同士の結婚には、法律上問題がありません。
ですが、法律で認められていても、現代においていとこ同士で結婚するカップルはかなり減少している傾向があります。
それ故に、いざご自分がいとこと結婚しようと考えた時、どのようなメリットやデメリットがあるか不明瞭なのではないでしょうか。
次からご紹介していきますので、ぜひご参考にしてみてくださいね。
「いとこ婚」のメリット
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まずは、いとこ婚のメリットからご紹介していきます。人間関係という観点から見ての利点が多い印象がありますよ。
お互いのことを幼いころからよく知っている
親戚付き合いが疎かになっていない限り、いとこ同士が集まる機会は幼いころから度々あることでしょう。
そのため、お互いがどのような性格かを、ある程度深いところまで知っているというケースも少なくないはず。
そうすると、結婚後に「実はこんな人だったなんて思わなかった！」という悪いギャップを感じる可能性が、年齢を重ねてから出会った相手よりも低くなりますよ。
親戚付き合いが比較的ラク
結婚をするにあたり苦労することの一つが、親戚付き合いです。まったくの他人と家族になるのですから、人間関係を一から築き上げるのはかなり大変な作業ですよね。
ですが、いとこ同士の結婚ならもともと関わりのある相手ばかりになりますので、知らない相手と家族になるために労力を使う機会が、ほとんど無になることでしょう。
嫁姑問題が少ない
親戚付き合いと同様に、普段から不仲でない限り、まったくの他人同士の結婚よりも嫁姑問題が少なくなると考えられます。
大きなストレスの原因となる点の心配があまり無いというのは、かなりのメリットではないでしょうか。
「いとこ婚」のリスク
続いて、いとこ婚のリスクを見ていきましょう。メリットと照らし合わせ、ご自身の結婚について改めてお考えくださいね。
離婚した後が大変
いとこ同士で結婚した結果、離婚という結末を迎えてしまうと、その後の親戚付き合いに大いに影響が出てしまいます。
他の親戚からの追及は免れませんし、最悪数年、あるいはそれ以上の間親戚の集まりに顔を出せないことも……。
親戚付き合いが活発な方ほど、こういったリスクから目をそむけずに考える必要がありますよ。
子どもに遺伝子的な影響が出る可能性が高まる
一般的な結婚に比べて大幅な開きがある訳ではありませんが、いとこ同士の結婚では子どもに遺伝子的な影響が出る可能性が少しだけ高まってしまうそう。
もちろん、完全な他人同士の間に生まれた子どもでも、何らかのハンデを背負って生まれることは十分にあります。
過剰に心配する必要はありませんが、「そういうことがある」という認識を頭の片隅に留めておきましょう。
周囲の理解が得られないことも
法律で認められているとは言え、いとこ同士の結婚に理解を示してくれなかったり、中には嫌悪感をあらわにする人もいるそう。
たとえ4親等だとしても血縁者には変わりがありませんので、そのような観点から見てマイナスなイメージを抱かれてしまうのかもしれませんね。
いとこ同士の結婚をタブーだと感じる人もいるけど
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「いとこ同士の結婚ってタブーじゃないの？」という意見を言う方も中にはいることでしょう。
ですが、いとこ同士の結婚は法律できちんと認められているため、言ってしまえばなんの問題も無いのです。
批判する人はあくまで主観的な感情でタブー視している場合も多いため、本人たちが好き合って結婚するのなら引け目に感じる必要はまったくありません。
しかし、それが第三者なら流しても良いですが、両親など近しい間柄の相手に反対される可能性も十分に考えられるでしょう。
そのため、いとこ同士の結婚に踏み切るには、ある程度の心構えが必要になりますよ。
いとこ同士の結婚はメリットやリスクをしっかりと考えて
結婚に伴うメリットやリスクは、相手が誰であろうとさまざまな想定をしておく必要があります。
ですが、いとこ同士の結婚ならではのリスクがあることもまた事実です。
お互いを好き合ってあるのなら結婚を考え直す必要はまったくありません。ですが、考えられる問題の一つ一つをうやむやにせず、話し合って納得する作業を疎かにはしないようにしましょう。
