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「結婚式の準備って思っていたより大変」と、お疲れ気味のカップルもいらっしゃるでしょう。
式場選びや招待客のリストアップ、ドレスやお料理選びなどこれ以外にも決め事はたくさんあります。そんな中、結婚式の準備が親との喧嘩の引き金になる場合があります。
そこで、なぜ結婚式の準備で親と喧嘩になってしまうのか、代表的な理由を挙げていきます。併せて原因別の対処法もご紹介いたしますので、笑顔で結婚式準備を進められるように、一緒にチェックしていきましょうね。
目次
結婚式の準備で親と喧嘩になる?
結婚式に向けての準備は、多岐にわたります。結婚式の日取りや式場選びから始まり、招待状や席次表、会場テーマに沿った装花決め、ドレス選びなど、これ以外にもたくさんの決め事が待っています。
結婚式の決め事は、カップルお二人だけで決めれるものばかりではないため、両家に向けての連絡も欠かせませんよね。親が遠方に住んでいる場合は、電話での確認になったり自分たちの仕事が忙しかったりで、伝えるべきことが伝わりにくい場合もあるでしょう。
そういった中でまざまな理由をキッカケに、結婚式準備で親と喧嘩が生じてしまう場合があります。では、どういった理由から喧嘩になってしまうのでしょうか?次からは、喧嘩の理由を詳しくご紹介していきます。
結婚式準備で親と喧嘩になる理由①:世代や土地柄による意見の相違
結婚式は、お互いの土地柄による慣習や世代による考えの違いが、色濃く反映しやすい側面を持っています。
「私たちの時代には、これが普通だったのよ」など、親世代と現代との結婚式事情のズレや、慣習を重んじる親世代から叶えたいスタイルを理解されないことなどから、喧嘩に繋がることがあります。
また、地域によって結婚式の風習も異なるため、親との間で意見の相違が生まれてぶつかってしまうこともありますよね。
結婚式準備で親と喧嘩になる理由②:過干渉すぎる
結婚式といえば、親にとっても人生において大切なイベントの一つです。そのため、親は招待する側として何かと意見してしまうもの。
親としては世間体を考慮しなければいけなかったり、まだまだ世間知らずと思っている我が子を心配して、ついつい口出しをしてしまう場合もあるでしょう。そのため、「自分たちの結婚式なのに」と、不自由さを感じてしまうことから、親との喧嘩へと発展してしまいます。
結婚式準備で親と喧嘩になる理由③:式場や引き出物などで意見が食い違う
結婚式に向けての決め事は、式場選びから始まり招待客のリストアップ、料理や引き出物など、少し挙げただけでもたくさんの決め事があります。
招待するゲストについては、親族を中心にするべきか、会社の人を呼んでも良いかなど、親の意見を反映させた方が良い場合もあるでしょう。
そのため、決め事をする際には都度、親からの意見を取り入れることが必須となり、それが行き過ぎてしまうと、自分たちの思い描く結婚式からかけ離れる場合があります。
また、座席表の並びや料理のグレードなども、親によっては意見の食い違いが生じやすく、折り合いが合わずに喧嘩の原因となります。
結婚式準備で親と喧嘩になる理由④:親同士が揉める
結婚式へのこだわりは、両家それぞれ持っている場合があります。両家が持つ結婚式のこだわりが違いすぎることで、親同士が揉めるきっかけになることがあります。
親世代はなかなか考えをすぐに曲げることができなかったり、折り合いが付きにくかったりといった点があることも。
そこから、「自分たちの結婚式なのに、どうして?」といった、親と子どもへの喧嘩へと発展してしまいます。
結婚式準備で親と喧嘩になる理由⑤:結婚式費用の分担や負担額について
結婚式費用は安くはないため、親の援助を必要とするカップルが少なくありません。両家にとっても大切なイベントである結婚式には、それぞれの意見があるのも当然です。
地域によっての慣習や互いの経済力の違いによっても、その考え方はさまざまです。費用の分担をどうするか、負担額は両家でそれぞれどの程度にするかなど、意見が大きく異なってしまった場合は、なかなか折り合いがつかず、お金に関することで揉めてしまうケースもあります。
原因別!結婚式の準備で親と喧嘩にならないためには
ここまで、結婚式の準備で親と喧嘩になってしまう理由をご説明してきましたが、結婚式前に親と喧嘩してしまうことはぜひとも、避けたいものですよね。
上で紹介した喧嘩の原因別に対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてトラブルなく結婚式を迎えてくださいね。
【原因①】世代や土地柄による意見の相違への対処方法
まずは、結婚するお二人がお互いの環境を深く理解することです。また、親世代が大事にしてきた慣習や思いにも理解を示しましょう。
土地柄による結婚式の考え方は全く異なる場合もあるので、自分たちが叶えたい結婚式スタイルを大事にしつつも、何を取り入れるべきかり入れるべきかどうかは事前の話し合いが重要となります。
自分たちが知らない慣習もありますので、お二人だけで話を進めてしまう前に、お互いの親にしっかりと確認・相談を心がけましょうね。
「どういうやり方があるのかな?」など、親世代の意見も聞きながら、自分たちのスタイルを相談するなど、親の抵抗感を減らすことが大切ですよ。
【原因②】過干渉すぎる場合の対処方法
親にとっても結婚式は大きなイベントであり、子どもの晴れ姿を見ることはとても幸せなことです。
親によっては、本人たちよりも力が入ってしまうこともあるでしょう。ですから、事前にお二人が一旦、親の意見へ耳を傾けることが必要となってきます。
そのうえで、自分たちが望む結婚式スタイルを話し、「ここは私たちがどうしても叶えたい形なの」と、親に意見される前に伝えておきましょう。
あまりにも意見されすぎることはお二人の喧嘩にも繋がってしまいますので、親の理解が深まる話し合いを持つように心がけてくださいね。
【原因③】式場・引き出物選びでの意見相違への対処方法
式場選びは、叶えたい結婚式スタイルの印象を決める大きなポイントとなりますよね。お二人の意見を最も反映させたい部分ですが、その中でも、席次や引き出物などは地域による慣習の差が出やすい部分といえます。
引き出物に関しては、
- 誰に
- どんなものを
- 予算
この3つは最低限、親へ相談してくださいね。席次は特に、親族テーブルを重点的に親へ確認しましょう。自分たちが知らない親戚付き合いもありますので、事前の確認が必須です。
式場へのこだわりがある場合は、両家の親へ自分たちの思いが伝わるようにプレゼンしましょう。なぜその場所がいいのか、どんな利点があるのかなど、親が心配している点をカバーできるかどうかなども併せて伝えてみましょうね。
【原因④】親同士が揉めた場合への対処方法
結婚するということは、家同士が繋がるということ。結婚式はお互いの家族が一つとなる儀式の一つですよね。
そんな結婚式の前に、親同士が揉めてしまうことは、最も避けたいことの一つだといえるでしょう。
すでに揉めてしまっている場合でも、お二人が先に折れることがポイントとなります。それぞれの間に立つのは、お二人しかいません。複雑な気持ちであっても、自分たちのためでもありますから、両家が歩み寄れるポイントを探して話し合いましょうね。
【原因⑤】結婚式費用の分担や負担額で喧嘩した場合の対処方法
事前にお二人がしっかりと費用分担を考えて、両親へ打診する形がベストです。以下のように
- 両家で総額を折半
- それぞれのゲスト人数に合わせる
- 新郎新婦の項目ごとに分担する
いくつかのパターンを考えた上で、両家が納得する負担の仕方を考えましょう。お金に関する問題は、わだかまりが残ると両家同士の関係にも影響しますので、お互いの折り合いがつく形を選びましょう。
結婚式準備で親と喧嘩しないためには両家への配慮が大切
結婚式の準備は、自分たちが想像していたより遥かに、忙しさに追われる時期があります。そうすることで、お二人の身体的にも精神的にも余裕がなくなることもあるでしょう。
結婚式は、お二人だけのものではないと捉えることで、親との衝突は十分に避けることができます。
お二人だけで抱えて結婚式の準備を進めるわけではなく、親への相談や両家への配慮をしっかりとしていれば、結婚式の準備で親と喧嘩することはなくなります。
ぜひ、親も含めて結婚式の準備を楽しんでくださいね!