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いざ結婚について真剣に考えると、今お付き合いしている相手と結婚しても大丈夫なの?と不安を覚えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
性格や価値観の違いで喧嘩ばかりの毎日にならないか、家計をうまく回していけるのか、家事を分担してくれるのか……。心配事は山積みで、悩みの種は尽きません。
「結婚相手はこの人でいいのかな?」と迷ってしまったら、どうやって踏ん切りをつければいいのでしょうか。
目次
「本当にこの人と結婚していいのか」と不安に思うことはある?
結婚を考えた時、「絶対にこの人で大丈夫!」という確信が得られずに不安だという声がありますが、心の迷いが出ることは珍しくありません。
何か大きなトラブルが無い限り、一生一緒に生きていく相手を決めるのだから、悩みに悩んでしまうのはむしろ当然と考える方が自然ではないでしょうか。
ですが、悩むのは当然だとして、最終的にどんな判断基準で結論を出すべきかが分からないと先へは進めませんよね。
次からは、結婚に迷った時のチェックポイントをご紹介していきますので、一つ一つを確認しながら結婚すべきか否かの決断を下すことをおすすめしますよ。
結婚に迷った時のチェックポイント:何が起きても支えたい/支えてくれると思えるか
例えば、自分か相手どちらかの会社が倒産してしまったり、事故や病気で体が不自由になってしまった時、相手を支えられる自信はありますか?もしくは、支えてもらえる見込みはあるでしょうか。
人生は何が起きるか分からないもの。また、それは結婚生活においても変わりありません。
今がいくら安泰でもこの先もそうだとは限りませんので、「相手の身に何が起きても支えたい」「自分の身に不幸が降りかかった時、相手はきっと支えになってくれる」という自信が少しも無いとしたら、結婚は考え直した方が良いかもしれませんね。
結婚に迷った時のチェックポイント:相手といることで自分自身を幸せにできるか
自分の身は自分で幸せにするもの。「幸せをもたらしてくれる誰か」を求めたとしても、所詮はかりそめに過ぎません。
大切なのは、パートナーと一緒にいることで前向きな気分になれたり、辛いことがあっても「パートナーがいるから頑張れる」という気持ちになれるかという点です。
「幸せにしてもらう」という一方的な欲求の押しつけでなく、「自分で自分のことを幸せにするために必要な相手か」を見極めることが大切ですよ。
結婚に迷った時のチェックポイント:一緒に暮らす姿が想像できるか
結婚はゴールではなく、新生活のスタート地点です。なので、相手への愛情はもちろん大切ですが、それと同じくらい「一緒に暮らす姿を想像できるか」という点も重要になります。
- 家事を問題なくこなせるか
- 金銭感覚は正常か
- 感情の起伏が激しくないか
- 揉め事が起きても冷静に話し合えるか
- 価値観に大きな隔たりは無いか
など、「好きだから」だけでは解決できない問題は無いかを見つめましょう。
もしも致命的な難点が見つかり、改善の余地も無いようでしたら、結婚することはあまりおすすめできないと言えます。
結婚に迷った時のチェックポイント:相手を好きになれる余地があるか
結婚した当初は「正直それほど好きではない」と思っていたとしても、年月をかけて「一生一緒にいたい」というように感情が変化することもあるそう。
なので、今は「好きで好きでたまらない!」という感情は無くても、これから先の人生で好きになっていける自信が自分の中にあれば、思い切って結婚しても悪い方には転ばないのではないでしょうか。
そうではなく、どこかに引っ掛かる点があり、この先感情が高まる可能性が微塵も無いと感じられるのなら、お互いが不幸になるだけなので結婚は見合わせるのが無難かもしれませんね。
結婚に迷った時のチェックポイント:一緒にいて不快にならないか
明け透けな言い方をすると、相手に対して生理的嫌悪を感じるか否か、ということです。
性格や収入面を好ましく思っていたり、価値観が一致していて暮らしやすそうだと頭では思っていたとしても、心の面ではあまり結婚に乗り気ではないということもあるでしょう。
そういった不満や葛藤は、生理的嫌悪として肉体に表出します。
- 体臭
- 食べ方
- 話し方
- 容姿
- 仕草
が原因で頻繁に不快になるようなら、もしかすると体が拒否しているのかもしれません。
もう一度胸に手を当てて、本当に結婚したいと思える相手なのかを見極める必要がありますよ。
「この人と結婚すれば必ず幸せになれる!」という基準は存在しない
「この人と結婚すれば必ず幸せになれる」という基準は、残念ながらこの世に存在しません。なぜなら、幸せの定義は人によって違うからです。
- Aさん……子どもに囲まれて三食満足に食べられればそれだけで幸せ
- Bさん……常に一流のブランド品を身につけていないと心が満たされない
というように、誰かと誰かの幸せの方向性が一致しないケースは数えきれないほどあるでしょう。
これはどちらが良い・悪いということではなく、Aさんにとっての良きパートナーが、Bさんにとっても同様だとは限らないということを示しています。
大切なのは、自分自身が幸せに生きていくために、側にいてほしい相手を見極めることです。
一般的な基準ではなく、あなた自身の指針で、パートナーとの結婚について深く考える必要がありますよ。
結婚相手がこの人でいいのかと迷うことは珍しくない
結婚とは分からないもので、「この人だ!」という確信がお互いあったのに離婚することもあれば、乗り気ではなく結婚したのに一緒にいるほどお互いを好きになるケースもあります。
結局のところ、結婚後にお二人の関係がどう変化するかは誰にも分からないもの。本当にこの人が結婚相手でいいのかと悩みに悩んで出した結論が吉と出るか凶と出るかは、年月を重ねて初めて明らかになるのです。
そのため、目に見えて大きな問題が無い限りは、ひとまず結婚を前向きに考えてみてもいいのではないでしょうか。