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プロポーズが成立したら気になることの一つに、「婚約の時点で報告は必要?不要?」という疑問があります。
正式に結婚はしていないもののほぼ確定はしている、というなんとも微妙な時期なので、周囲への報告はすべきなのか迷ってしまいますよね。
婚約時点での報告に関する情報をご紹介していきますので、ご判断のためにぜひお役立てくださいね。
目次
婚約とは
婚約とは、「結婚の約束はしたものの法律上はまだ婚姻関係に至っていない状態」を指します。プロポーズ後、入籍前の時期を指すことが多いのではないでしょうか。
当人同士で結婚の予約をすることが、すなわち婚約ということになりますので、婚約指輪を渡したり結納をしなくても「婚約者同士」という関係は成立します。
そのため、お二人の合意こそが、婚約を結んだことと同義だと考えて差し支えありませんよ。
婚約しただけなら報告は不要?それとも必要?
婚約という状態は、結婚に比べてかなり不安定な状態だと考えられます。
そのような状況では、「婚約なら周囲への報告は不要なのでは?」と感じられる方もいらっしゃることでしょう。
ですが、たとえまだ婚約の時点だったとしても、周囲の人々には報告しておいた方がいいと言えます。
両親に対しては言わずもがなですが、職場では結婚に伴う手続きが必要になる場合がありますので、結婚してからでは少々遅いケースがあるのです。
では、各所に対してどのように報告をすべきなのでしょうか。次からご解説していきます。
婚約の報告をする方法:両親
まず最初に、両親への報告方法からご紹介していきます。
両親に対して婚約の報告をする際は、まずは各々が自分の両親に連絡を入れます。遠方に住んでいるなら電話でも構いませんが、会って話せるならそうするに越したことはありません。
- 結婚したいと思っていることを伝える
- 相手はどのような人か紹介
- 改めて二人で挨拶する日のアポを取る
という三点は絶対に伝えるようにしましょう。また、結婚式の有無を聞かれることも多いので、この時点で答えられるようにしておいてくださいね。
ちなみに、二人で両親の家に挨拶に向かう際は、先に女性の家に行くのが一般的ですよ。
婚約の報告をする方法:職場
職場への報告をする場合は、まず順番が大切です。報告する相手の順序を間違えると、失礼だと思われる場合があるので注意しましょう。
- 直属の上司
- 直属の上司の上役
- 同僚
という順になるので、間違えないようお気をつけくださいね。
報告する場合は、まず直属の上司にアポを取り、時間を作ってもらいます。その上で報告を済ませ、以下の項目について相談をしましょう。
- 入籍日
- 今後の働き方について
- 職場での苗字を変更するか否か
- 結婚式の有無や招待について
- 妊娠している場合は働き方や産休についての相談
結婚に伴い、どのような変化が起きるかを入念に話し合う必要がありますよ。
この後、上司のさらに上役に報告してから、同僚に話すという流れになります。細かい部分は会社によって異なりますので、直属の上司に確認してみましょう。
婚約の報告をする方法:友人
友人へ婚約の報告をする場合は、相手との関係性によって向いている方法が異なります。
定期的に遊ぶ相手なら直接会って話すのが好印象ですし、頻繁に連絡を取っていても滅多に遊ばない相手なら、メールやSNSでの報告でも問題はないでしょう。
また、ほとんど交流が途絶えている相手には、報告する必要は特にありません。結婚報告のハガキを送るくらいが、適度な対応だと考えられますよ。
やむを得ない場合は結婚後に報告をするという選択も
やむを得ない事情により、どうしても結婚してから報告をしたいと考える方もいらっしゃることでしょう。
できるだけ避けたい事態ではありますが、特殊な事情がある場合は仕方がありません。ただし、事後報告には以下のリスクがあることを考慮しておく必要がありますよ。
- 両親に驚かれ、反感を買う場合がある
- 職場での社内手続きが複雑化することがあり、迷惑だと思われてしまう
- 「事前の報告をしてもらえないほどの仲だったんだな」と残念に感じる人もいる
もし、事前に報告できなかった理由を打ち明けられるのなら、報告と同時に事情を説明すると、相手の不信感を和らげることができるかもしれません。
いずれにせよ、事後報告という選択をするなら、ある程度の覚悟が必要になることを頭に留めておきましょう。
結婚することがほぼ確定なら婚約の時点で報告しよう
パートナーにはっきり「結婚したい」と伝えられ、それに対して明確な返事をしたのなら、婚約の時点で周囲への報告は必要だと考えられるでしょう。
ただし、「これってプロポーズなの?」というぐらい曖昧な言葉しかもらっていないのなら、報告するのはいささか早計だと言えます。
結婚に伴う報告は、もはや必須事項です。結婚することがほぼ確定したら、婚約の時点できちんと周囲に報告してくださいね。