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国際結婚をされたご夫婦のうち、「結婚式はどこで挙げるべきなの?」というお悩みを抱えてしまう方々もいらっしゃるそう。
また、仮に日本で挙げることになったとしたら、どのような点に配慮すべきか、どんなおもてなしが喜ばれるのかなど、疑問に思うポイントは山ほどあるのではないでしょうか。
国際結婚をした場合の結婚式にまつわる、さまざまな情報をご紹介していきますので、ぜひご参考にしてみてくださいね。
目次
国際結婚したら結婚式はどこで挙げるべき?
国際結婚をしたら、結婚式はお二人が一緒に住んでいる国で執り行われるケースが多いようです。ほとんどの場合は、どちらかの母国で執り行うということになりますね。
もちろん、お互いの母国で各一回、合計2回の結婚式を挙げることもあるそうですよ。どこで、何回結婚式を挙げるのかは、以下の三点を主軸にして考えると良いでしょう。
- 親族の希望
- 招待したいゲストの集まりやすさ
- 新郎新婦が現在生活をしている国
お二人の理想に一番近い結婚式にするためにはどこが最適かを考え、開催国を決めましょう。
また、お二人の母国とまったく関係のない海外リゾートで結婚式を挙げてみてもいいかもしれませんね。
日本での国際ウエディングではどんなおもてなしをする?
もし日本で国際ウエディングを執り行うことになった場合、どのようなおもてなしが喜ばれるのでしょうか。
日本ならではの演出を取り入れた結婚式
神社などで行う「和婚」は、日本ならではの文化を存分に味わうことができるため、海外のゲストからも喜ばれやすいことが想定できます。
白無垢や打掛に身を包み、日本特有の儀式で永遠を誓う姿は、ゲストの国籍問わずに厳かさや神聖さを感じさせます。
大らかで陽気な雰囲気の中、結婚式を挙げる文化があるゲストにとっては、少し特異に映るかもしれません。だからこそ、より強く特別感を味わえるのではないでしょうか。
和洋折衷の料理を準備
せっかく日本に来ていただいたのですから、お料理は日本食でおもてなしをしてみましょう。
日本食に慣れていないゲストがいる場合、和洋折衷の料理を準備するのが安心ですが、海外ゲストが日本食好きを公言しているようなら、完全和食のコースを用意するのも良いですね。
目だけでなく、舌でも日本文化を存分に楽しんでもらいましょう!
言語の壁を考慮する
日本語をあまりよく理解できないゲストがいるようなら、司会を二ヵ国語対応の方に頼んだり、海外ゲストのいるテーブルに通訳をつけたりといった工夫を施しましょう。
新郎新婦のお二人が幸せそうにしているだけで、気持ちの上では十分に楽しめるかもしれません。
ですが、式の最中に何が行われているのかを詳細に知ることで、より会場の雰囲気を詳細に味わっていただくことができますよ。
招待状やメニュー表などを参加ゲスト全員の母国語で表記
招待状やメニュー表など文字が表記されているアイテムは、結婚式に欠かせないものです。
特にメニュー表は、何が書かれているかを知ることで、より料理を美味しく味わうためのスパイスとなります。
それらすべてを参加ゲスト全員の母国語で表記することで、おもてなしの気持ちを伝えることができますよ。
ご祝儀制と会費制どっちにすべき?
国際結婚での結婚式で迷いどころなのが、ご祝儀制にすべきか、会費制にすべきかという点です。
もし、参加する海外ゲスト全員がご祝儀の文化を知っていたり、ゲストの大半が日本人なら、ご祝儀制にしても構わないでしょう。
ですが、混乱を招くことを防ぎたいのなら、最初から会費制にしておくのがおすすめです。
遠路はるばる足を運んでくれたゲストの負担も軽くなるので、ご祝儀制でなければいけない特別な事情が無い限り、会費制を取り入れてみてはいかがでしょうか。
国際結婚の結婚式での注意点
国際結婚の結婚式をする場合、気をつけるべきことがいくつかあります。
パートナーの母国によって配慮すべき点も変わりますので、以下の注意点はあくまで基本的なものとして押さえておいてくださいね。
ゲストの母国の文化への配慮を忘れずに
ゲストの母国の文化によっては、食べられないものやできないことがあるかもしれません。
当日までその事実を知らず、ゲストに居心地の悪さを感じさせてしまうようなことが起きては、お互いに心から結婚式を楽しむことができないですよね。
事前にしっかりとリサーチを済ませ、文化に配慮したおもてなしができるよう心がけましょう。
日本の結婚式の文化を事前に知らせておくと安心
結婚式は、その国ごとに服装やタイムスケジュール、開催時間の長さなどが大きく異なる場合があります。
日本のように正確にプログラムを進行する国もあれば、朝まで踊り歌い明かす国まで、そのスタイルはまさに千差万別です。
事細かに説明する必要はありませんが、海外ゲストが当日戸惑ってしまわないよう、概要だけでも事前に知らせておくとお互いに安心できますよ。
海外ゲストの習慣や文化に合わせすぎなくても大丈夫
「海外ゲストの習慣や文化に配慮を」とご紹介してきましたが、かと言って合わせすぎる必要はありません。なぜなら、海外から参加するゲストは文化の違いがあることを十分に承知だから。
もちろん、海外ゲストへの配慮は必要ではありますが、すべてを合わせてしまえば、わざわざ日本で結婚式を執り行う意味が薄れてしまいます。
あくまで日本文化に沿った結婚式のスタイルをベースに、信仰している宗教による食文化などの、どうしても合わせられない問題に対応するイメージで、結婚式の準備を進めていきましょう。
国際結婚では日本文化を意識した結婚式が好まれる可能性大
自分自身に置き換えて考えると、せっかく他国に来たのなら、その国ならではの結婚式を見てみたいと感じませんか?
きっと、海外ゲストにとってもその気持ちは同じなのではないでしょうか。
あくまで主役は新郎新婦ですので、日本の色を押し出そうと頑張りすぎる必要もありませんが、より喜んでもらいたいなら日本文化を意識してみてもいいかもしれませんね。