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「プロポーズ=結婚はもう目前!」というイメージがある一方、プロポーズを断ったことで別れてしまうカップルもゼロではありません。
パートナーの一大告白をお断りするのですから、きっとそれ相応の理由があるはず。
プロポーズを断る理由や、プロポーズを断って別れる際にはどのような点に注意すべきかなど、さまざまな情報をご紹介していきます。
目次
プロポーズを断る理由
プロポーズを断る理由はそれこそ人それぞれですが、傾向としてどのような原因が多いのでしょうか。その一例をご紹介していきます。
相手と結婚生活を送る自信がない
プロポーズを受けたものの、相手と結婚生活を送る自信がなく断ってしまったというケースは少なくありません。
- 相手との価値観が合わず不安
- 結婚してうまくやっていける気がしない
- 誰かと一緒に生活することが考えられない
など、相手に対してだけでなく自分自身にも不安を覚えてしまうようです。
腑に落ちないプロポーズだった
プロポーズの言葉やシチュエーションに納得が行かず、自分が蔑ろにされているような気分になって断った、という人も。
- 「結婚してあげるよ」という上から目線
- 酔った勢いでの本気かもわからないプロポーズ
- 誰かの手を借りたサプライズで断る道を絶たれた
というように、受ける側の気持ちを無視した独りよがりのプロポーズは、相手の心を掴むどころか逆に遠ざけてしまうようですね。
タイミングが悪い・早すぎる
交際開始から1年も経っていない状況や、大学を卒業して間もない頃、喧嘩中で険悪なムードになっている時期など、タイミングが悪かったり早過ぎたりのプロポーズは、成功率が低くなると考えていいでしょう。
片方が結婚をまったく考えていなければ、プロポーズはまさに晴天の霹靂。喜びよりも困惑が勝り、結婚へは到底前向きになれずお断りに至ってしまうようです。
キャリアを諦める決断を迫られた
結婚に伴いキャリアを諦める決断を迫られれば、大なり小なり心は揺れるもの。特に仕事に力を入れている人にとっては、かなり深刻な問題でしょう。
結果、キャリアを犠牲にしてまで結婚したいとは思えず、プロポーズを断りそのまま別れてしまうというケースもあるそうですよ。
結婚するほど好きな相手ではない
恋人としては一緒にいるのが楽しくても、結婚するほど好きなわけではない相手にプロポーズをされたとしても、受けるのはかなり難しいでしょう。
気を持たせたままでお付き合いを続けるのも失礼に感じ、別れを告げたという意見もありますが、変にズルズルと関係を続けるよりも、結果的にお二人にとって前向きな選択になるのではないでしょうか。
周囲からの強い反発を受けて
恋人になるには二人の意思があれば事足りますが、結婚となるとそうは行きません。中には、両親や周囲の人々の強い反発を受けてプロポーズを断ってしまったという人もいるそう。
縁を切られる覚悟で、それでも一緒にいたいと感じられる相手でないと、周囲の反対を振り切って結婚するのはかなり難しいのではないでしょうか。
そもそも結婚自体したくないと思っている
結婚願望が無い、結婚をしたくないと思っている状態でプロポーズをされたとしても、結婚に気持ちが向かうことはあまり無いのでは?
相手は結婚したい、でも自分はしたくないという状況で、すぐに気持ちが変わるとも思えません。結果、別れた方が相手の為だと感じ、お別れを選択するのだとか。
「プロポーズを断る=別れる」ではない!?
プロポーズを断った事により別れるケースは確かに多いですが、必ずしも「プロポーズを断る=別れる」ということにはなりません。
確かに、断ったことで関係に亀裂が入るケースはかなり多いですが、100%別れることになるとは限りませんよ。
なので、仮にお断りをするなら今後の関係についての考えも伝えておかないと、後で認識のズレが起きてしまう可能性もあります。
気の重い話し合いかもしれませんが、この先の関係性をはっきりさせるためにも、確認を怠らないようにしましょう。
プロポーズを断る際に注意すべきことは?
もしプロポーズを断るとしたら、どのような点に注意すべきなのでしょうか。詳しくご紹介していきます。
別れ話をするなら少し時間を置いて
プロポーズを断った直後に別れ話までしてしまえば、相手の精神的ダメージははかり知れません。また、時間を置いて考えたら「やっぱり結婚したい!」と気持ちが変わる可能性だって考えられます。
そのため、お互いに一度冷静になるためにも別れ話はその場でせず、少し時間を置いてから改めて場を設けるようにしましょう。
明確な理由と感謝の気持ちは伝えておこう
「ただなんとなく結婚できない」だけでは、プロポーズを断られた側も納得がいかないはず。お断りをするならば、なぜ結婚できないのかという理由も伝えるべきです。
また、そのプロポーズがご自身にとってプラスとなるものではなかったとしても、相手にとっては心を尽くした告白であることには変わりありません。
なので、お断りする理由と共に感謝の気持ちも伝えるのが、相手にとっての最低限の礼儀ではないでしょうか。
曖昧な言葉でごまかさない
プロポーズを断るなら断る、受け入れるなら受け入れるとはっきり言葉で伝えないと、相手の気持ちはいつまでも宙ぶらりんになってしまうことでしょう。
返事をいつまでも曖昧なままにしたり、受け流してなかったことにするのは、相手に対して失礼極まりない行為でしょう。
誠意には誠意をもって返すべきです。有耶無耶にごまかすのではなく、はっきりとした言葉で返事をしてくださいね。
プロポーズを断ったら指輪はどうやって返す?
プロポーズと同時に、婚約指輪を渡されることもあるでしょう。その場でお断りをしたとしたら受け取らない選択ができますが、返事を保留した上で断るのなら、相手に指輪を返す必要があります。
ここで大切なのは、あくまで返すのは指輪だけで、他に余計なアクションを起こさないということ。
指輪に相当するお金を返したり、別のプレゼントを用意したりすることを、まるで手切れ金のようだと感じる人もいるようです。その場合、相手の心をかえって傷つけてしまう可能性が非常に高いと考えられるでしょう。
そのため、相手に返すのは指輪のみ、仮にいらないと言われたら無理に返さないということを念頭に、丁重にお断りをすることが求められますよ。
プロポーズを断って後悔したという声も
中には、プロポーズを断って後悔したという声もあります。
「もっといい人がいると思ってプロポーズを断ったら、その後いつまでも出会いに恵まれず、今でもずっと独身です」
「結婚相手としては物足りないと思いお断りをしました。ですが、彼以上の相手には未だ巡り合えておらず、あの時プロポーズを受けていればという後悔が尽きません」
というように、過去の自分の選択を悔やむという意見は後を絶たないのだとか。
プロポーズを断る、あるいは受けるという選択が、先の人生にどのような影響を及ぼすかは誰にもわかりません。
だからこそ、せめて自分自身で選んだ道を胸を張って歩けるよう、よく考えた上で答えを出す必要があります。一時の感情だけでなく、長い目で判断ができるよう、時には周囲の力を頼ることも大切ですよ。
プロポーズを断るのは悪いことではないが、別れる覚悟もしておこう
プロポーズ、つまり一世一代の告白を断られたら、相手の気持ちが冷めてしまうことは容易に予想できます。
絶対に別れるとは限りませんが、やはりそれなりの覚悟をもってお断りをすべきでしょう。
プロポーズを断ることで別れるのは、珍しいことではありません。後悔する可能性はあるにせよ、決して悪いことではありませんので、よく考えた上で自分自身が納得できる決断をしてくださいね。