別れた後にプロポーズするのはアリ?ナシ?別れた彼女にプロポーズする心理とは

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別れてしまった彼女にプロポーズしたい!」という人は、少なからずいるようです。

本来ならばお付き合いをしている段階でしっかりとプロポーズできていれば問題なかったのでしょうが、後悔しても後の祭り。どうしても手放したくないという思いが、別れた後にようやくやって来たのでしょう。

ですが、別れた相手にプロポーズをされても、本当に受けて良いのかと不安に感じてしまう人も多いそう。別れた後のプロポーズは、果たして実行すべきなのでしょうか。

別れた相手にプロポーズをしたいと思う人も

別れた相手にプロポーズをしたいと決意するのは、どのような層の人なのでしょうか。

その大半が、「交際中に恋人から結婚したいと言われていたにも関わらず、はぐらかしたり流していたら別れを告げられてしまった」という過程を踏んでいるのだとか。

別れるはずがないと思っていた相手に立ち去られ、どうしても取り戻したいという気持ちが生まれた結果、プロポーズをしようという発想にいたるのでしょう。

逆に言うと、このケース以外で別れた人にプロポーズをしたとしたら、相手にとって恐怖以外の何ものでもありません。

そもそも、別れた後にプロポーズすること自体があまり望ましくありませんが、結婚の意思が確認できていない状態で別れた相手へのプロポーズは絶対に避けましょう。

別れた後にプロポーズをする側の気持ち

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別れた後にプロポーズをする側の気持ちをシンプルに表すなら「惜しい」という一言に尽きますが、人によって微妙にニュアンスが変わります。どのような思いから、別れた相手にプロポーズをしようという決意に至るのでしょうか。

いつかは結婚するつもりだった

自分と恋人が別れるはずはなく、いずれは結婚するだろうという慢心からプロポーズをかわし続けた結果、見事に逃げられてしまったという人も。

根拠のない「自分の手を離れることはないだろう」という自信や思い込みがあった分、そのショックはかなり大きいものだったのではないでしょうか。

その結果、引き止める手段としてプロポーズすることを思いつくそうですよ。

手を離れたら急に惜しくなった

特に恋人に対する執着心は抱いておらず、別れたらそれまで……と思っていたのに、いざ本当に別れることで急激に惜しく感じてしまうケースも考えられます。

現時点での結婚は考えていなかったとしても、それで別れた相手を繋ぎとめられるのならとプロポーズを決意するのだとか。

他に結婚してくれる相手がいないと思った

別れた後、しばらく経ってからプロポーズに踏み切るタイプです。

「他の人と何人か付き合ってみたけど、結婚したいと思えるのは元カノだけだった……」という人や、誰とでも結婚できると思っていたのに相手が一向に見つからない人など、内実はさまざま。

ですが、どんな理由があるにせよ、別れた相手も同じ気持ちで無い限りこれはかなり独りよがりな感情と言っても過言ではないでしょう。

自分のタイミングでプロポーズしたくて意地を張ったことを後悔している

プロポーズをしようと思い、計画を立てていたさなかに別れを告げられてしまったという意見もあります。

「〇〇までに結婚するかを決めてほしい」という恋人の思いよりも、自分がいつ、どこで、どんなプロポーズをしたいかという理想を追求した結果、直前で逃げられるという場合が多いそう。

演出や日取りばかりにこだわった結果、恋人の思いを蔑ろにしたことが招いてしまった結果ではないでしょうか。

別れた後にプロポーズをされた側の気持ち

では、別れた後にプロポーズされた側は、相手に対してどのような気持ちを抱くのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

不信感が大きい

「別れた相手からプロポーズされても、正直『今さらなに?』としか思えない」という意見はかなり多いです。

それもそのはず、さんざん結婚したいと伝えてきて、その気持ちを無視され続けたからこそ別れを告げたのに、急にプロポーズをされても困惑しか感じないでしょう。

一度関係が壊れていることも相まって、不信感しか感じないという声もありました。

気持ちはもう冷めてしまっているので何も響かない

別れを決めた瞬間に、それまで持っていた相手への好意が一切消え失せ、何の感情も感じなくなってしまうのは珍しいことではありません。

そんな状態でプロポーズをされたとしても暖簾に腕押し。心が動くことはまず無いと考えて良いのではないでしょうか。

追いかけて欲しい気持ちがあったので正直嬉しい

別れた後のプロポーズが成功する確率が一番高いのが、このパターンです。

一か八か、結婚を決意させるために別れを切り出し、もしダメだったら次を探そうという捨て身の作戦が見事成功し、プロポーズを受け入れたという声もゼロでは無いのだとか。

ただし、滅多に無いパターンだということは肝に銘じておきましょう。

喜びもあるが迷う気持ちが勝る

「別れた後とは言えプロポーズしてくれたことは嬉しいけど、『結婚したい』という気持ちをずっと受け入れてくれなかった相手とこのまま結婚してもいいの?」という迷いが勝ってしまうパターンもあるようです。

複雑な感情になかなか整理が付かず、決断を下すのに時間が掛かってしまうのが、このタイプの方ではないでしょうか。

別れた彼女にプロポーズしてもいいの?

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たとえ別れた彼女にプロポーズをしたとしても、成功率はかなり低いと考えていいでしょう。ですが、どうしても手放したくないと思うなら行動するしかありません。ではどのような点に気をつけるべきなのか、ポイントをご紹介していきます。

1、まずは別れた理由を明確にする

理由を理解しないままとりあえず謝るという行為は、相手の心を確実に逆撫でする、考え得る限り最悪の手段です。

自分一人では無理なら他人の手も借りながら、まずは別れた理由を明確に、正確に把握することから始めましょう。

裏を返せば、この時点で躓くようでは別れた相手にプロポーズをする資格はありません。関係を修復する第一歩として、状況を把握を最優先にしてくださいね。

2、冷却期間を置く

別れた直後に「やっぱり結婚して!」と追いすがられても、「何を調子の良いことを」と一蹴されてしまう可能性が高いです。

お互いに冷静になるためにも一度冷却期間を設け、その間、別れた彼女とどうしても結婚したいと思う理由や、その考えに至った経緯などを筋道立てて説明できるようにしておきましょう。

3、復縁を迫るのではなくあくまでプロポーズを

「まずは復縁をして同棲、それからプロポーズをしよう」という考えは捨て、最初からプロポーズをする気持ちでいることが大切です。

ざっくりと言えば、結婚したいと常々言っていた相手にプロポーズをしなかったことが別れの原因なのですから、「まずは同棲から」なんて悠長なことを言えば100%失敗しますよ。

4、しつこく追いかけない

別れてからのプロポーズに二度目は無く、本当のラストチャンスだという認識が必要になります。もし受け入れてもらえなかったとしても、潔く退くことを前提として動きましょう。

あんまりしつこく食い下がると、ストーカーと思われかねません。そこまで行くと関係性の修復は生涯絶望的になってしまいますので、一にも二にも引き際が肝心ですよ。

別れた彼氏のプロポーズを信じてもいいの?

別れた彼氏のプロポーズを受け入れることは、あまりおすすめできません。ですが、稀に受け入れても問題がない場合もありますので、それを見極める目が求められますよ。ポイントをご紹介していきますので、あくまで参考としてご活用ください。

1、これまでの付き合いに誠実さはあったか

「お互いの人格を尊重し、誠実に付き合ってきたが結婚にだけ応じてもらえなかった」というケースなら、まだ希望はあります。

約束を破られたことや、傷つくような言葉を投げつけられたことはなかったかなど、誠実さは些細な出来事の一つ一つに表れます。

もし、結婚に関すること以外は良いお付き合いができていたと自信をもって答えられるのなら、相手の話を一度聞いてみることぐらいはしてみても良いのではないでしょうか。

2、別れを告げた理由を相手が正確に把握しているか

突き詰めて言えば「結婚したいという気持ちをスルーし続けて傷つけた」という点が相手の罪になるのですが、その事実を正確に把握しているのかという点はかなり重要です。

この点が分かっておらず、ただ謝っているだけの相手とはたとえ結婚してもうまく行く可能性はかなり低いと思われますので、しっかり見定めてくださいね。

3、相手の精神状態は正常か

例えば、「別れてから何も手につかない、鬱だ、結婚してほしい」という文脈のプロポーズは論外中の論外です。

同情を感じて結婚をOKしたとしても、相手の精神状態がが回復した時、気持ちが「やっぱりナシ」の方向に向かうことも容易に考えられるでしょう。

気持ちが落ち込んでいる時の言葉は信用しないのが無難です。後々になって苦労をするのはご自身ですので、心を鬼にして断ることも大切ですよ。

4、相手との未来を想像できるか

漠然とした感覚ではありますが、重要なポイントです。相手との未来がなんとなくでも想像できるか、その未来で自分は幸せなのかという点を改めて見つめてみましょう。

想像ですら相手との未来が描けないのでしたら、縁がなかったと次に向かう必要があるのではないでしょうか。

別れた後のプロポーズの成功率が低い理由

コミュニケーション不成立カップル©Paolese- stock.adobe.com

別れた後のプロポーズはかなり成功率が低いと再三ご紹介して参りましたが、その理由は、

【「結婚したい」という気持ちを蔑ろにした/された」という前提があるから】

という点に尽きます。つまり、大切な相手の期待を裏切った、あるいは裏切られたという消せない過去があるということ。

別れた後にプロポーズすることを決めた人は、その事実に対し誠心誠意悔い改めることが求められるでしょう。

また、プロポーズをされた方も、過去の出来事を忘れずに受けるか否かを判断することが必要です。

一度壊れた関係性を修復することは、かなり難しいでしょう。ですが、その困難を乗り越えていきたいと心から思える相手なら、明るい未来を築けるかもしれません。

いずれにせよ、自分自身の判断に悔いが残ることの無いよう、真剣に考えることに努めてくださいね。

別れた後にプロポーズするような事態にならないことが一番大事

そもそも、恋人の気持ちを見て見ないふりをした結果、相手が疲れて別れるという図式があったから別れた後にプロポーズすることになってしまうのです。

別れた後のプロポーズは、下手するとお互いの傷をさらに深める危険性もあります。だからこそ、そのような事態にならないためにも、今付き合っている相手との関係を疎かにしてはいけないのです。

別れた後にプロポーズするような事態にならないよう、相手と誠実な関わりをしてくださいね。

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