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結婚相手として、次男は人気が高い傾向にあるそう。
「長男と結婚するより気楽そう」「上を見て育つから気が利くのでは?」という意見を耳にしたことも、一度ならずあるのでは?
何かと印象の良い次男との結婚には、どのような特徴があるのでしょうか。詳しくご紹介していきましょう!
目次
次男と結婚するメリットはある?
次男との結婚は、長男との結婚に比べるとハードルが低く感じられるという声も少なくありません。では、次男と結婚するメリットとしてどのようなことが考えられるのでしょうか。
同居や介護の可能性が低め
長男は必ず親と同居をしたり、長男夫婦が介護を担当すると決まっているわけではありません。ですが、長男がその責を果たしている割合が多めではあります。
その点から考えると、次男の方が長男よりも何となく気が楽そうだと感じるのも不思議ではないでしょう。
もちろん、次男が同居や介護をすることもありますので、100%安泰ということはありませんよ。
義両親からのプレッシャーが強くない場合がある
長男に期待を掛けて大事に育てたという家庭では、結婚後も何かにつけて口を出したくなってしまう人が多いのだそう。
「跡継ぎ」という認識が強いからこその行動でしょうが、その反面、次男は比較的自由に育てられる傾向があるようです。
なので、「長男夫婦に比べて、家庭の在り方や出産の問題などにあまり文句を言われたことがない」という意見も見受けられました。
親戚の集まりなどに招集される頻度が少ないケースも
親戚の集まりなどでは、長男夫婦の出席を強く求められることもあるのだとか。
ですが、次男の場合だと縛りが緩い場合があり、欠席を咎められないことも珍しく無いという声もあるようです。
何かと気を張ることの多い親戚付き合いを、非難を受けることなく回避できるのなら、それに越したことはありませんよね。
次男は結婚が早い?
「次男は結婚が早い」と考える方もいらっしゃるようですが、これに関しては具体的な根拠はありません。
ですが、もし身の回りの次男の結婚が軒並み早いのなら、「長男より制約が厳しくない環境で育ったので、結婚へ踏み切るハードルが低い」というような事情があるのではないでしょうか。
長男との結婚では、跡継ぎや同居などの問題で揉めてしまうことも多いそう。そのようなトラブルを乗り越える必要が無いぶん、結婚の時期が早まるとも考えられますよ。
次男と相性が良いのはどんなタイプ?
次男はどのようなタイプと相性が良いのか気になるところですが、こればっかりは人によるとしか言いようがありません。
なぜなら、同じ次男でも育った背景やきょうだいの構成一つで、性質や性格には大きな差が出るから。
例えば、男性ばかりの四兄弟の次男と、上に姉が二人いる末っ子の次男では、あまりに環境が異なりますよね。
なので、大切なのは「次男」との相性ではなく、ご自分のパートナーとの相性を見極めること。次男という肩書きに囚われすぎず、その人自身を見つめてあげてくださいね。
次男と結婚する時に考えること
長男よりも厄介ごとが少ない傾向があるとはいえ、次男との結婚にもそれなりの苦労が伴うはず。もし次男と結婚する時、どのような点について考えなければならないのでしょうか?
どちらの苗字を名乗る?
次男は長男に比べると、名乗る苗字に自由がきくケースが比較的多いです。お二人でどちらにするかを決め、どちらを名乗るか両親にも報告しましょう。
ただし、次男にも苗字を引き継いでほしいと考える親だって存在するはずです。揉める可能性がまったく無いわけではありませんので、その点は頭に入れておく必要がありますよ。
同居の可能性はゼロではない
義両親が長男よりも次男と仲が良かったり、長男が家から遠く離れた場所で生活している場合、同居の話が持ち上がる可能性はゼロではありません。
したがって、ご結婚する相手が次男だとしても、同居は100%無いと安心するのはまだ早いのです。
もし同居を押し切られてしまえば、義両親とよっぽど相性が良くない限り、気楽に生活することが困難になってしまうかもしれません。
もしもの時に備え、あなた自身に同居を拒否したい気持ちがあるのなら、結婚前に伝えておくことが大切ですよ。
お墓の購入が必要な場合も
現在の慣例では、次男は新たにお墓を購入し、配偶者と共に入るのが一般的です。
次男は実家のお墓に入ってはいけないという絶対的な決まりがあるわけではありませんが、それにはお墓の永代使用権を持っている人に認めてもらうことが必須なのだとか。
お墓の管理も煩雑になりますので、特殊な事情が無い限り、次男と結婚したらお墓は自分たちで準備するものと考えておきましょう。
本籍はどこに置くべき?
本籍地を置くべき場所に決まりは無く、それは次男と結婚した場合も同じことです。どちらかの実家にしても良いですし、新居を構えた場所でも構いません。
ただし、転勤の多いご夫婦なら、実家を本籍地にしておいた方が面倒が少なくて済みますよ。
長男が結婚しないと面倒事が降りかかってくることも
仮に次男と結婚したとしても、その家の長男が結婚していない場合は、長男の配偶者が背負うと思われていた面倒事が降りかかってくる恐れがあります。
「次男」という肩書きのみを見て、家庭の状況を把握しないまま結婚してしまうと、思いがけないトラブルに見舞われることがあるのでお気をつけくださいね。
「次男と結婚したい」と考える人が多いのは事実
現代では、「長男だから、次男だから」という考えはかなり薄らいでいると言っていいでしょう。ですが、それでも結婚するなら次男がいいという声は多いのも事実です。
ただし「次男」という肩書きだけで結婚すると苦労することもありますので、きちんと人となりを見つめるようにすることが何よりも大切ですよ。
自分自身が納得できる結婚のため、あらゆる角度からお相手について知っておくことが必要不可欠ではないでしょうか。