一人っ子同士の結婚は反対される?メリット・後悔すること・親との問題などを紹介

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少子化が進む昨今、一人っ子同士で結婚する方々の割合も増えつつあるのではないでしょうか。

「きょうだいが居ない者同士の結婚なので不安を感じる」という意見もありますが、その反面、一人っ子同士の結婚特有のメリットもあるようですよ。

一人っ子同士の結婚に関する情報をご紹介していきますので、お悩みを抱えていらっしゃる方はぜひ、解決のヒントにお役立てくださいね。

一人っ子同士で結婚するメリット

一人っ子同士で結婚することには、いくつかのメリットが存在します。詳しくご紹介していきましょう。

親戚トラブルが少ない

お互いにきょうだいが居ないということは、今後関わることを避けては通れない相手の数がかなり少ないという事実を指します。

人間関係のトラブルは、人数が多いほど複雑で面倒になってしまうもの。ですが、メインで関わっていく相手が基本的にお互いの両親しかいないため、かなり気が楽だと感じるのではないでしょうか。

冠婚葬祭などで話がまとまりやすい

親戚が集う冠婚葬祭などのイベントは、決めごとが多く意見をまとめるのも大変なもの。

その点、一人っ子同士の結婚なら伺いを立てるべき相手が格段に少ないため、さまざまな意見に振り回されることなく、スムーズに工程を進めていくことができますよ。

相続で揉めない

親の遺産を相続する際にトラブルが起こることは珍しくありません。最悪、今後の付き合いに禍根を残すほどの深い溝が刻まれてしまうこともあるそう。

ですが、一人っ子同士で結婚した場合はそもそも争うきょうだいが居ないため、揉め事が起きてしまう心配がありませんよ。

周りと比較されない

暮らしぶりや職業、住んでいる地域など、親戚同士で比べられてしまう機会が、一人っ子同士ならほとんどありません。

場合によっては当人同士だけでなく子どもまで比較の場に出されてしまうこともありますので、周りと比較されない環境は精神衛生上大変よろしいと言えるでしょう。

一人っ子同士で結婚して後悔することはある?

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では、一人っ子同士で結婚して後悔することはあるのでしょうか。どのような例が考えられるか見ていきましょう。

同居や介護を余儀なくされるケースも

同居や介護が結婚の条件になったり、やむを得ない事情で引き受けざるを得なくなったりする可能性もゼロではありません。

頼るべききょうだいも居ないため、同居や介護の問題が浮上したら、間違いなく自分たちに降りかかると覚悟しておかなければいけませんよ。

お墓の管理に困る

結婚した両方が墓の相続を引き受けなければいけないので、管理に苦労してしまったという声も。

永代供養をするのにも結構なお金が掛かりますので、その点は覚悟しておかなければなりませんよ。

困った時に頼れるきょうだいがいない

何か困ったことがあった時、頼れる相手がかなり少ないのが難点です。きょうだいに助けを求めることができないため、トラブルが起きても自分たちの手で解決するしかない、というような状況に立たされてしまうことがあるかもしれません。

どちらの苗字を名乗るかで揉めることも

一方、あるいは双方の苗字が珍しいものなら尚更、問題が大きくなるポイントです。

きょうだいが複数人いれば誰かしら苗字を受け継いでいく人もいるでしょうが、一人っ子の場合はそうもいきません。

特に女性だと、自分の苗字を名乗りたいと希望していたとしても、男性側も一人っ子の場合は、親の反対に遭い希望がなかなか通らないことも多いのだとか。 

名乗る苗字で揉めたことが原因で、結婚そのものが立ち消えになってしまうこともあるそうですよ。

母子家庭&一人っ子同士が結婚したら親はどうする?

もし、男女共に母子家庭かつ一人っ子の人が結婚をした場合、親の面倒はどのようにみるべきなのでしょうか。

お互いの実家が近い距離にあればさほど悩まずとも良いでしょうが、例えば飛行機を使っても3時間以上は掛かる、というような距離感ではかなり難しい問題ですよね。

こういったケースの場合、思い切って一人っ子夫婦とその親が全員近いところに住む、という手もあります。

もちろん、家を手放したくないという人もいらっしゃるはずなので無理強いは禁物ですが、近くにいれば何かトラブルがあってもすぐに駆けつけられるため、安心感もかなり大きいという意見もあります。

もし抵抗が無いのでしたら、ぜひご検討してみてはいかがでしょうか。

一人っ子同士の結婚を親に反対されてしまうことはある?

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一人っ子同士の結婚を親に反対されてしまうことは、当然ながらあります。ですが、一人っ子か否かに関わらず、結婚を反対される可能性は等しくあるのです。

なので、もし結婚を反対されたとしても、必要以上に落ち込みすぎることはありません。むしろ、大切なのはその後です。

親に反対されてしまった時、理由を詳しくお聞きしましたか?もししていないのなら、親の漠然とした反感を、明確に言語化するところから始めなければなりません。

親の不安要素を聞き出し、解決方法を提示して納得してもらう外ありませんので、根気強く説得に臨む姿勢が必要ですよ。

最悪の場合、結婚を諦めるか、親子の縁を切るかの選択を迫られる場合もありますので、ある程度の覚悟を決めておきましょう。

一人っ子同士が結婚したら親の面倒はどうする?

一人っ子同士が結婚した場合、親の面倒は実子がするのが一番です。この方法が、最もトラブルが少なくて済みますよ。

ですが、親が離れた場所に住んでいたり、面倒を見られないような事情があるのなら、施設やヘルパーを頼る事も視野に入れておきましょう。

いずれにせよ、この問題に正しい答えはありませんので、お二人が納得できる形に落ち着くようしっかりと話し合うことが重要ですよ。

一人っ子同士の結婚が特別ハードルが高いわけではない

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昨今、一人っ子の家庭はさして珍しいものではなくなってきています。なので、一人っ子同士の結婚が特別困難だと言い切ることはできないでしょう。

一人っ子同士の結婚に対して必要以上に怯えることはありませんが、かと言ってなんの準備もしないまま結婚に臨めば、後々痛い思いをしてしまうことになりかねません。

事前の準備を怠らず、不安要素をなるべく解消した状態で、結婚に向かって行動することが求められますよ。

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