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結婚式には、親族や友人、職場関係者などを招待するのが一般的です。しかし、兄弟や姉妹など、結婚式に呼びたくない人が家族の中にいる場合、どう対処すれば良いのでしょうか。
結婚式に呼びたくないほどの兄弟がいるのは悲しいことですが、家族関係を悪化させないよう、その理由と対処法を知っておきましょう。
目次
兄弟を結婚式に呼びたくない!
兄弟といっても付き合い方や関係の深さは人それぞれですから、血を分けた兄弟でも結婚式に呼びたくないと思うことはあります。
ただ、兄弟姉妹がいる場合、結婚式に出席してもらうのが一般的な考え方です。そのため、特別な事情がない限り兄弟は結婚式に参加することになります。
結婚は新郎新婦二人だけのものではなく、新しく家族になる両家に関わることですから、自分の結婚に兄弟は関係ないと思っていたとしても、周りはそうではないのです。
たとえあなたが社会的には常識があったとしても、事情を知らない人からみれば「兄弟を呼ばない」という事実だけを見られ、非常識のレッテルをはられてしまうかもしれません。
結婚式に呼びたくない兄弟がいる場合は、どうすべきかを慎重に判断した方が良さそうです。
兄弟を結婚式に呼びたくない理由とは?
では、なぜ兄弟を結婚式に呼びたくないのでしょうか。
その理由には、以下のものが挙げられます。
- 常識がない
- すぐに揉める
- 性格に難あり
- 過去のトラブル
- 疎遠になっている
- 紹介するのが恥ずかしい
- コミュニケーションが取れない
兄弟とはいえ性格や考え方が合わず、顔を合わせるとすぐに揉めたり喧嘩したりする不仲の兄弟もいるでしょう。
また、過去に兄弟から嫌な思いをさせられた、非常識な人だから相手の親族や友人に紹介したくない、文句が多く雰囲気を悪くするなどのケースもあるようです。
兄弟を結婚式に呼びたくない場合の対処法
新郎新婦の兄弟が結婚式に参加しないのはまれなケースです。一般的に「家族は結婚式に参加するもの」と考えられていますから、新郎新婦の兄弟が参加しないとややこしくなります。
ですが、どうしても兄弟を呼びたくない場合、無理をする必要はありません。
新しいスタートでもある結婚式を良い思い出にしたいと思うのは当然のことですし、自分の好きな人たちに祝福してほしいと考えるのもわかります。
ですので、不仲がひどく起こり得るトラブルを避けるために招待しないのであれば、まずは両親に相談してみましょう。
やむを得ない理由があるなら、両親も真剣にアドバイスをしてくれるはずです。そして可能であれば、兄弟を含めた家族全員で話し合いができるかを検討してください。その際は親に協力してもらうことを忘れずに!
ただし、注意してほしいのは兄弟姉妹が数人いる場合です。数人のうち一人だけを拒否するのは違和感がありますし難しいでしょう。その場合、残念ですがすべての兄弟に出席を遠慮してもらった方が良いですね。
すべての兄弟が欠席でも問題なければ、「二人だけで行う」「出席は両親のみ」と兄弟に伝えると良いでしょう。
そして忘れてはいけないのが、パートナーとパートナーの両親にも事情を話すことです。
自分の兄弟を招待しないのに相手方の兄弟を招待するとなると、バランスが悪く不都合が起こる可能性があります。呼ばない理由を明確にし、相手の家にもきちんと事情を伝えましょう。
結婚式に呼びたくない兄弟がいても自分だけで判断しない!
たとえ兄弟でも、結婚式に呼びたくないことはあります。仲が悪かったり疎遠になっていたりと、その理由は様々でしょう。
しかし、「兄弟は結婚式に呼ぶもの」という一般的なイメージがありますから、周りからすると非常識にみえてしまうことも考えられます。
とはいえ、兄弟のせいで結婚式が楽しめないことが目に見えていたら、事前にリスクを回避したいと思いますよね。
ですから、結婚式に兄弟を呼びたくないと思ったら自分の気持ちだけを押し通すのではなく、両親やパートナーに相談して慎重に決めてください。
兄弟仲が悪いことで家族関係が悪化したり、我慢をして結婚式が悪い思い出になったりしないよう、できるだけ多くの意見や方法を考えて、兄弟の出席を判断しましょう。