©WindNight – shutterstock.com
これからご結婚を考えている方、挙式日をいつにするか迷いませんか?入籍日はお二人の記念日にする方も多いようですが、挙式日となると天候や参列者のこと、会場の予約状況など色々と兼ね合いを考える必要があると思います。今回のテーマはその中でも「六輝」について。大安吉日がいいとされていますが、なぜでしょうか?
目次
結婚式と大安吉日
大安吉日(たいあんきちじつ)は何をするにも良いとされる日です。六輝の中で一番縁起が良い日とされているため、引っ越しや、お店のオープンなどのような人生で転機となる大きな出来事をおこなう時に大安を選び、縁起を担ぐ人が多くいます。ふだんは縁起の良し悪しを気にしない人でも、結婚式の日取りとなると、やはり「大安」の吉日を希望する人が多いようです。予約の多い結婚式の人気シーズン(4月・5月・9月・10月・11月)で、しかも「土・日・祝日」の吉日となると、結婚式の予約は集中します。
六輝とは
六輝とは暦に記されている吉凶占いの一種です。大昔に中国から伝わってきた占いがもとになっていて、当時は現在の曜日のようなものだったとされています。それが時を経て今のように吉凶を表すものになっていきました。冠婚葬祭の日取りを選ぶ時の参考とされています。六輝は、大安(たいあん)・友引(ともびき)・先勝(せんしょう)・赤口(しゃっこう)・先負(せんぷ)・仏滅(ぶつめつ)の6つを言います。それぞれの意味について紹介します。
大安(たいあん)
「大いに安し」の意味。一日中「吉」で、旅立ち・移転・開店・結婚など、全てのことに良いとされる大吉日です。
友引(ともびき)
大安の次に良いとされる日です。「友を引く」として結婚式には喜ばれる日でもあります。午前中と夕方は吉、正午のみ凶。凶事が友に及ぶという意味があります。本来は、何をしても勝負がつかないとされる日と言われています。
先勝(さきがち)
「先んずれば即ち勝つ」の意味。午前中は吉、午後は凶。先んずれば勝つという意味。急ぐことが吉とされる日。急用や訴訟によいとされる日です。
先負(さきまけ)
「先んずれば即ち負ける」の意味。午前中は凶、午後は吉。何ごとも控えめにすることが吉。急用・争い事を避け、静かに待つのがよい日。
赤口(しゃっこう)
「赤」という字から火や血を連想し、火の元や怪我に注意してほしい日。午前・午後は凶とされているので、正午に行動すると良いとされています。
仏滅(ぶつめつ)
仏も滅してしまうような日という意味。すべて凶とされています。六曜を気にして日取りを選ぶのであれば、赤口と仏滅は外した方がよいでしょう。
結婚式の日程に六輝を取り入れるべき?
昔は非常に気にされていたお日柄ですが、最近は個人の考え方を尊重し、あまり気にされない方が多くなってきました。しかし、親族や身内に昔ながらの風習を重んじる人が多くいる場合は、ある程度お日柄は考えた方がよいかもしれません。できれば大安を選び、それ以外であれば仏滅と赤口は避けておくのがよさそうです。
招待ゲストの多くが友達や同僚で、六輝を気にしない方が多ければ、お二人が希望する日程で選んでよいでしょう。ゲストの顔ぶれを一番に考えてお日取りを決めてください。
結婚式場探しと六輝の注意点
あまり気にされない方が多くなってきたとはいえ、悪い日より良い日を選びたいと思う方も多くいらっしゃいます。人気会場の人気シーズンの土日祝日でしかも吉日をどうしても押さえたい!という方は1年以上前から会場の予約をしておいた方が安心です。早め早めの行動を心がけましょう。
逆に、まったくお日取りを気にしないのであれば、仏滅プランなどで割引が適用される会場もあります。また、人気の会場で予約が埋まっている場合でも、お日柄が悪いと空いている可能性もあるので問い合わせてみるとよいでしょう。
どちらを優先させるかで会場探しのスタートは変わってきます。お二人が重要にしたいポイントを考えて検討してみましょう。
結婚式の日取りと六輝まとめ
六輝の意味や解釈、読み方は様々です。一般的なものを紹介しました。ただ、あくまでも六輝は縁起もの。会場によっては仏滅の日が空いていたり、お得なプランを設けたりしています。お得なプランがあれば、それを上手く利用するのも賢い結婚式の挙げ方です。お日柄もそうですが、なによりお二人の大切な日が笑顔に包まれた最高の1日になることが一番ではないでしょうか。あまり風習にとらわれず、お二人の優先順位を大切にして日程を決めてみてください。