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プロポーズを受けてお互いの結婚の意思が決まって、うれしい報告はすぐにおこないたくなるもの。ですが、結婚の挨拶はどうすればよいかわからないことが多いですよね。まずはお互いの両親に挨拶になりますが、いつ・どんなタイミングでおこなうのがよいのでしょうか。結婚の挨拶に向けたポイントをご紹介します。
目次
結婚の挨拶の基本ルール
挨拶する時期
お互いに結婚の意思を確認しあったら、なるべく早い時期に報告しましょう。両親への挨拶は、結婚すると決めてから一か月前後が目安になります。最初の報告はメールやラインなどではなく、電話でもいいので直接話をして伝えましょう。
挨拶の順番
まずは、女性のもとへ伺います。かつてはお嫁さんに来てもらうという考えが根付いてたので、現在もそう考えるご両親は多いかもしれません。男性が女性の実家へ挨拶に出向くのが一般的な順番ですが、女性の実家が遠方の場合、必ずしも順番通りにならないこともあります。その場合は男性の両親への挨拶が先になっても問題ないでしょう。
挨拶する場所、時間と日取り
お互いの実家に出向くのが一般的になります。訪れる時間帯は両親の都合に合わせ、午後二時からなどお昼の食事時間を避けた時間にし、滞在時間は2時間ほどがよいでしょう。訪問時間や滞在時間は事前に両親へ伝えておくと当日の流れがスムーズになります。また、挨拶の日取りを大安などのお日柄の良い日にする必要はありません。おめでたい日を好む両親の場合は、確認を取って決めていきましょう。
再婚・授かり婚の場合の挨拶
再婚・授かり婚も挨拶の順番や時間は初婚のときと同じ流れになりますが、どちらも結婚報告の時点で、事前に状況は伝えておいた方がよいでしょう。再婚の場合は離婚の理由を聞かれることもあるかもしれないので、答えられるようにすることやこれからの結婚に向けての前向きな気持ちを伝えます。授かり婚の場合は、男性は女性の両親に対して「結婚の意思があった」ということは誠意を持って話し、結婚と妊娠の順番が逆になってしまったことへのおわびをおこないます。また、妊娠中は体調が安定しないことも多いので、日程は一つに絞らずいくつか候補を挙げておき、体調のよいときに挨拶へ向えるようにしておくと安心です。
挨拶当日までにおこなっておくこと
両親に結婚相手のことを話しておく
両親が結婚相手に不安にならず親しみを感じてもらえるように、相手の仕事、趣味、家族構成、人柄などのプロフィールを事前に伝えます。結婚相手が初婚か再婚、妊娠している・していない、年齢差が大きいなども伝えておくべき項目です。また、結婚相手にお互いの両親についての情報を交換しておくことで当日の会話が弾みやすくなります。両親の好きなものなど詳しく伝えておきましょう。
両親に二人の今後の予定を伝えておく
結婚後の住まい、結婚式をおこないたい日程や入籍のタイミングを伝えます。注意点としてすべてを二人で決めてしまわず、両親の意見も聞きながら話を進めていきましょう。両親が気になるところについては(女性の場合仕事をどうするかや、妊娠している場合これからどうやって過ごすのかなど)聞かれたらすぐに答えられるようにしておくと、両親も安心するので、当日までに二人で話し合い準備をしておきましょう。
当日の準備すること
手土産
手土産の金額は3000円~5000円くらいのもので、両親の好みに添ったものにしましょう。品物は和・洋菓子やおせんべい、日本酒、ワインなどを選んで日持ちのするものや、自分の地元の名産品を持参することもおすすめです。手土産は訪問先の近い場所で購入するのではなく、事前に用意をして相手の両親に喜んでもらうために持ってきたという気持ちを表しましょう。
身だしなみ
男性はひげを剃ることや、スーツ姿で清潔感を大事に社会人としての常識ある服装を心がけましょう。女性は髪は長い方は適度にまとめ、派手なメイクや服装は控えます。コーディネートはワンピースやジャケット×スカートで清楚にまとめると好印象です。冬の訪問の際にはコートは玄関前で脱いでお宅の中に入ります。
会話の内容
席に着いたら、いきなり本題を切り出すのではなく、少しの間ライトな会話をしましょう。その日の天気や、両親の仕事、趣味など、会話のキャッチボールができるように相手が答えやすい質問を考えておきます。結婚の承諾をもらう挨拶を切り出すのは男性からで「○○さんとの結婚を、お許しいただけないでしょうか」と両親を立てる形でお願いをします。
結婚の挨拶はいつ・どのタイミングで行くもの?まとめ
結婚の意思が決まったら、うれしい半面どのように挨拶をおこなえばよいか気になると思います。結婚の挨拶は、「結婚の報告だけ」でなく、「結婚の許可」をもらうことになりますので、挨拶する時期や順番、会話の内容など事前に決めておくと安心して進められます。挨拶に伺ったときには、まずは両親に対して当日時間を作ってくれたことに対するお礼をして、自己紹介を交えて話をしましょう。結婚の挨拶は緊張しますが、焦らず日常会話を重ねてお互いのことを両親に分かってもらった上で結婚の話をスムーズに進めていってください。