家族婚をスムーズな流れにするタイムスケジュール例

家族婚の流れ©IVASHstudio – shutterstock.com

最近は、従来の華やかな結婚披露宴ではなく、家族の絆を大事にした少人数でおこなう家族婚のスタイルを検討するカップルが増えています。家族婚とは、家族や親族と親しい友人のみ招待した30人以下のアットホームな結婚式ですが、どういった流れでおこなうのでしょうか。当日の進行やプログラム、家族婚で気をつけておくことを見ていきましょう。

家族婚の当日の流れを決める

家族婚は少人数でおこなう結婚式になるため、通常の結婚式に比べるとゆったりした時間を作りやすく、歓談中心のアットホームな結婚式にすることができます。

一方で家族婚の場合であっても、挙式をおこなう場合は開始時間が早まったり、移動時間も必要になってきます。まずは、家族婚をどのようなスタイルにするかを事前に固めておくと良いでしょう。

家族婚の流れと所要時間

家族婚の流れと所要時間©JKorotchenkova – shutterstock.com

受付 10分

受付は兄弟にお願いをすることが多いですが、親しい友人を招待する場合は友人にお願いしてもよいでしょう。また、家族のみの場合は受付を立てずに進めることもできます。その場合「お二人のご意向で受付はございませんので、〇時から会食ですので、お時間までお待ちください」と式場のスタッフに事前にお願いして伝えてもらいましょう。

会食の時間 2時間

家族・親族が中心で、食事を楽しんでもらうことや歓談を中心にすすめていくことが多いですが、少人数でも結婚式らしく進行できるように家族・親族にお願いをして司会を立てておくほうがおすすめです。スムーズな進行を希望する場合は、式場に相談してプロの司会者をお願いするのがよいでしょう。

送賓 15分

少人数でも来てくださったゲストに感謝とお礼を述べ一人づつお見送りをします。送賓の時間はお見送りと同時に、記念撮影の時間になることが多いので少し時間に余裕を持たせておくことも大切です。

家族婚のタイムスケジュール例

挙式をする場合と、会食のみの場合でも大きくタイムスケジュールが変わってくるため、参考にいくつかのパターンをご紹介します。

挙式+会食(挙式会場と会食会場が隣接の場合)

  • 11:00 挙式
  • 11:30 記念撮影
  • 11:40 お食事会場に移動
  • 11:45 受付
  • 11:55 新郎新婦入場
  • 12:00 新郎新婦よりウェルカムスピーチ
  • 12:10 親族の方による乾杯の挨拶
  • 12:15 食事スタート、歓談タイム
  • 12:45 ケーキカット
  • 13:00 歓談タイム
  • 13:30 親への手紙
  • 13:45 両家代表の挨拶
  • 14:00 送賓

挙式会場が会食会場と隣接している場合は、挙式後の移動時間は短く人数も少ないので、ゲストの移動ができたら受付を始めてよいでしょう。歓談中心にはなりますが、ケーキカットや両親の手紙などの演出をいれておくと、余興がなくとも結婚式らしく進めることができます。

挙式+会食(会食会場が別の場合)

  • 11:00 挙式
  • 11:30 記念撮影
  • 12:00 お食事会場に移動
  • 12:15 受付
  • 12:25 新郎新婦入場
  • 12:30 新郎新婦よりウェルカムスピーチ
  • 12:40 親族の方による乾杯の挨拶
  • 12:45 食事スタート、歓談タイム
  • 13:15 ケーキカット
  • 13:25 歓談タイム
  • 13:55 親への花束贈呈
  • 14:05 両家代表の挨拶
  • 14:25 送賓

会食会場が挙式会場と別の場合は移動が必要になりますので、両家のゲストそれぞれにタクシーなどを事前に手配して、ゲストがまとまって移動できるようにします。そのため受付時間までは余裕をもった時間配分にしておきましょう。

食事会のみ(会食スタイル)

  • 11:50 受付
  • 12:00 新郎新婦入場
  • 12:05 新郎新婦ウェルカムスピーチ
  • 12:15 親族の方による乾杯の挨拶
  • 12:20 お食事スタート・歓談タイム
  • 12:50 親族紹介
  • 13:05 歓談タイム
  • 13:50 両家代表の挨拶
  • 14:00 送賓

歓談中心におこないますが、演出を盛り込まないぶん、新郎新婦が各テーブルを回り、親族紹介をおこなってもよいでしょう。お祝いの言葉も添えてもらいながらおこなうと、家族婚らしくアットホームな雰囲気で進められます。また、二人だけで挙式をおこなった場合やフォトウエディングをしている新郎新婦は歓談タイムを使い写真を見せながら、当日来てくれたお礼を伝えるのもおススメです。

家族婚のプログラムの注意点

家族婚でも進行プログラムがないと時間を持て余してしまい、通常の食事会のような雰囲気になりがちです。親族紹介や両親への手紙など演出を入れると結婚式らしくなりなります。

派手な演出は苦手という場合も、家族婚で気軽に取り入れやすい演出を取り入れてみるのもおすすめです。

家族婚の流れまとめ

家族婚は少人数でおこなうため、新郎新婦もゲストもリラックスして楽しめますが、タイムスケジュールを組むことで結婚式の雰囲気を作ることができます。

新郎新婦も当日の流れを把握しておくことで、どのようにゲストをおもてなしすればよいかイメージすることもできので、安心です。家族みんなが笑顔になるような演出も入れながら、お二人とそのご家族らしい結婚式にしてください。

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