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結婚式の計画で憧れの会場がすでにある二人は必見です。結婚式の値段は季節で大きく変わるケースが多く、気候や天候の影響がある月は結婚式を控えるカップルが多いため、結婚式場が相場より値段を安くし、割引特典やサービスを手厚くしていることが多いのです。費用をおさえ、他にない演出の結婚式を挙げるチャンスです。
目次
結婚式の会場料金の値段相場は季節で変わる
結婚式を挙げるための費用が、会場によっては季節毎に提示される料金が変わる、また季節によって割引や特典がつくことをご存知でしょうか。
結婚式の会場ではシーズンによって集客が下がる時期や季節があります。一般的には気候で結婚式には不向きと言われる季節ですが、見方によっては憧れの会場で格安で結婚式ができる可能性があります。また、浮いた分の費用を他のサービスや演出に使えるため、招待ゲストに考えていたよりランクの高いおもてなしを検討することも可能です。
現在ではオフシーズン対応で、その季節を生かした魅力的な演出を打ち出している会場もあるので、今までにない結婚式をゲストと一緒に楽しむことができるかもしれません。
結婚式を行うのに人気の時期と季節
4月 5月 10月 11月
一般的には気候がよく、過ごしやすい、自然の魅力をめいっぱい感じられる時期です。また雨天が少なく晴れ日が多いシーズンなので、屋外を生かした演出にも不安がなく人気があります。ガーデンや屋外での演出を希望していたり、ゲストの会場までのアクセスの負担を考えるのであれば、こちらの時期がおすすめです。
「結婚式といえばジューンブライドで6月が人気なのでは?」と思われる方も多いのですが、梅雨入り前に気温が一気に高くなる前半の暑さと、梅雨入りし天候不安な後半を考慮して避けられることも多く、意外にも値段は通常とさほど変わりません。一般的には人気シーズンとみられているので、6月を候補から外して探しているケースも見られます。
現在の結婚式で最も人気のシーズンは10・11月のオータムウエディング。気候がよく晴れ日が多く、春と違って花粉症の心配もないため、屋外での演出計画も立てやすいのです。そのため、秋はもっとも人気の高いシーズンになっています。
結婚式を行うのに向いていないとされる時期と季節
7月 8月 1月 2月
気候が安定せず、気温もドレスアップには向いていないため、結婚式を控える人が多い季節です。真夏の台風や真冬の積雪など、交通機関の乱れも心配されます。
そのため、この時期に格安プランを用意したり、割引特典などを設定する会場が非常に多いのです。
現在では、夏ならではのガーデンやバルコニーを生かしてバーベキュー演出を打ち出したり、雪の中でキャンドルのライトアップを打ち出すなど、季節を生かした魅力的なプランを打ち出している会場もあります。
一方でリゾートウエディングに関しては、沖縄や梅雨のない北海道、ハワイなどでの結婚式を計画した場合には、長期休みがとりやすく、夏の解放感をめいっぱい味わえる6・7・8月は大人気のハイシーズン。設定料金も旅行代金も高くなりますので注意してください。
【人気の季節】春の結婚式
3月の結婚式
シーズン的には前半に寒の戻りがあり、寒い日が続く3月。晴れ日が多く梅が見ごろなため、和装での神前式にはとても向いています。
後半は多くの企業が期末で人事異動があったり、子どもがいる家庭では春休みや卒業式など行事が多い時期に突入し、ゲストを招待するのに注意が必要な時期です。
4月の結婚式
桜と新緑が美しい季節。うまく開花時期と結婚式がかみ合えば、満開の桜を背景に素晴らしいロケーションフォトが撮影できます。気候もいいため、ゲストにとっては嬉しい時期です。4月後半とGWの前半では、連休をからめて遠方からのゲストを招待しやすいという利点も。
5月の結婚式
気候が非常にいい時期で、晴れている日もおおいため、衣装や屋外での演出などで、迷うことがありません。GWに結婚式を予定したい場合は、ゲストサイドで旅行の予定を入れてしまっていたり、子供の行事や家族での行楽を予定している家庭も多いので、早めの招待への打診が必要です。
【お得な季節】夏の結婚式
6月の結婚式
ジューンブライドのイメージで結婚式のハイシーズンでは?と思われている6月ですが、天候を考慮している新郎新婦が多く、実は春ほど人気はありません。カレンダーでまとまった連休がなく行事も少ない季節なので、近場のゲストを招待しやすいシーズンです。天候を気にせずに挙げられる会場や、雨天に強い全天候型のガーデンを備えている会場も増えています。
7月の結婚式
結婚式はオフシーズンに入るため、希望の会場が探しやすくなります。サマープランや夏の割引特典などを利用できる会場が増えるのがこの月。7月後半には梅雨明けするため、海に面した会場や見晴らしのいい会場では夏らしい青空、涼しくなった夕焼けをバックにナイトウエディングなど、初夏の演出が楽しめる月です。
8月の結婚式
夏も本番、夏休みやお盆を挟むため、結婚式のシーズン的に会場が空いているオフシーズンです。気温が高いため、新郎新婦もゲストもドレスアップに苦労する時期ですが、逆手にとってこの時期ならではのリゾート風の演出、カジュアルスタイルのウエディング、アウトドアウエディングなども増えています。この季節ならではの演出のウエディングは、ゲストにとっても新鮮なはず。呼びたいゲストの招待は予定をおさえるために、早めの声がけを。
【大人気の季節】秋の結婚式
9月の結婚式
いよいよ結婚式のハイシーズンに入りますが、実は9月前半は残暑が厳しく、後半は秋雨の時期があるため、10・11月に比べると会場に空きがあり、料金もそこまで上がっていません。またシルバーウィークがあるため、連休に遠方ゲストも招待しやすい利点があります。
10月の結婚式
清清しい季節で、結婚式はハイシーズン。10月は晴れ日が多く気候もいいため、ガーデンやテラスを生かした演出には最適のシーズン。また、実りの秋で旬の食材が多く、料理・スイーツでこの時期ならではの限定メニューによってゲストをもてなすことも可能。その分、結婚式の費用は一年間でも相場からかなりの割高になり、値下げにはほぼ応じてくれません。10月に結婚式を希望するなら、一年以上前から会場を探しているカップルがほとんどです。
11月の結婚式
10月同様気候がよく連休も多いため、結婚式を挙げるのに大人気なシーズン。秋は深まり、11月の初旬~月末にかけ紅葉も美しい季節となり、和装での結婚式には最適なシーズンです。また、11月は22日が「いい夫婦の日」のため、この日に婚姻届けを提出して、結婚式を挙げたいカップルが非常に多い月。予約は激戦のため、10月同様に予約には1年前から始動を。
【最安値の季節】冬の結婚式
12月の結婚式
12月は後半にかけ、結婚式の会場料金は安くなっていきます。12月はクリスマスにちなんだ演出ができるため、イベント性が高く、ゲストの期待感もアップする季節。ただ、クリスマス直前から本番、年末年始にかけては、師走といわれる時期だけに誰もが忙しく、早い人では一年前~半年前からクリスマスのための予約や帰省の予定を入れている時期でもあるため、ゲストの招待には注意と配慮が必要な時期です。
1月の結婚式
1年の始まりである1月。結婚式の会場は料金的には最安値の時期になります。1月・2月の結婚式には、夏以上に特典やお得なプランを手厚く用意している会場が多いのです。この時期は寒さが厳しく、新郎新婦もゲストも薄着のドレスアップに苦労します。そのため、会場の暖房対策はしっかり考慮したいところ。1月はお正月イメージで、和を取り入れた演出が光る時期でもあります。地域によっては積雪を生かしたキャンドルの演出など、その時期その場所でしか体験できない魅力的なプランを用意している会場も。
2月の結婚式
1年で一番冷える時期。その分、特に大きな行事がない月のため、ゲストを招待するには比較的呼びやすい時期でもあります。ただ、ゲストの健康状態はすぐれない時期で、風邪やインフルエンザなどでの直前のキャンセルや、積雪での交通機関の乱れで欠席などもありうる時期です。1月同様、結婚式の料金は相場からもっとも安い時期とされています。寒さや積雪でアクセスにゲストが苦労することを見込んで、会場まで送迎バスのサービスが無料になっている会場などもあります。ゲストに対しての対応を、会場側にいろいろ相談してみましょう。
結婚式が人気の季節とお得な季節の会場料金と費用相場のまとめ
現在の結婚式で、人気の季節は4月・5月・10月・11月。気候がいい時期で天気がいい日も多く、ガーデンなど屋外での演出が楽しめる、誰にとっても魅力的な季節です。その季節に結婚式を挙げたい希望者が多く、結婚式会場の料金は高くなります。一方、人気のない季節は7月・8月・1月・2月。気温や天候不順で屋外でのイベントが厳しく、時期によっては招待ゲストの出席すら危ぶまれる天候不順も多い月です。その分会場側は費用を割引特典をつけたり、お得なプランを用意しています。また、その月にしかできない季節・気候を生かした魅力的な演出による、新鮮な結婚式を用意できることも。月ごとの特性を知って、二人にあった結婚式のシーズンを見つけてください。