卒花の実例つき!エピソード上手に入れて感動の花嫁の手紙を書こう

花嫁の手紙エピソード©Malysheva Liudmyla – shutterstock.com

結婚式で花嫁の手紙を読もうと考えている方は多いと思います。自分が書く立場になったとき、実際に他の花嫁がどんなことを書いているのか気になりますよね。また、感謝の気持ちを文章で表すにはどうすればよいか迷いますが、手紙の内容をより分かりやすくするのが「エピソード」です。とはいえ、急には思い出せなかったりするもの。そこで、プレ花嫁たちに聞いた実例のエピソードや手紙に書く時のポイントなどまとめてみました。

花嫁の手紙、基本の書き方

花嫁の手紙エピソード©Master1305 – shutterstock.com

花嫁の手紙を結婚式で読む一番の目的は、大事に育ててくれた親にありがとうを伝えることです。感謝の気持ちはあっても、口にだして普段なかなか言えないことを手紙に綴ることが大切です。親との思い出を時間を設けてゆっくり振り返ることや、印象的なエピソードをいくつか書いてみて自分の言葉で両親に感謝の気持ちを伝えましょう。

花嫁の手紙に書かれたエピソード

花嫁の手紙エピソード©NadyaEugene – shutterstock.com

感動的で印象深いエピソードはどんなものだろう…と悩む方も多いはず。両親に手紙を読んだプレ花嫁たちに、実際にどんなエピソードを盛り込んだか聞いてみました。

子どもの頃のエピソード

2歳のころ目を離した隙に大きな道路に飛びでた私をお父さんが必死に助けに行ったと、大人になって母から聞きました。普段は無口であまり話さないお父さんでしたが、大事にされていたんだと気づかされました。(30代後半)

いつもどこに行くときも必ずカメラを持って出かけるお父さん。どんなときも写真を取るので、嫌々ながら写っていた時期もありました。結婚を機にアルバムを見返すと赤ちゃんの頃から成人式までたくさんの写真の数。愛されていたんだなと実感しました。(30代半ば)

親に反抗していたが感謝しているエピソード

中学時代とにかく反抗期で、お父さんお母さんには口答えや傷つくことをたくさん言ってしまいました。そんな私の言葉に感情的にならず、次の日には必ず笑顔でおはようと言ってくれていました。娘のどんな状況にも大きな心で受け止めてくれていたんだと大人になって気づかされました。(30代前半)

大学時代に「やめたい」とか「行きたくて選んだ学部じゃない」と言ってお母さんを困らせてしまいました。「自分の選んだ道を信じていけば大丈夫だから」と前向きな気持ちを持たせてくれましたね。お母さんの励ましで徐々に明るい気持ちで大学に通うことができました。長い間反抗していましたが、大学は行って本当によかったと心から思っています。(30代前半)

学生時代のエピソード

ソフトボールに明け暮れた高校時代。練習、試合といつも顔をだすお父さんを恥ずかしく感じて、そっけない態度を取っていました。キャプテンになってからの最後の試合に私を泣きながら胴上げしてくれたときに、私の好きなことを心からずっと応援してくれていたんだなと感じました。(30代後半)

中学、高校時代の6年間毎日お弁当を作ってくれたお母さん。看護士をしながら作ってくれていたので大変だったと思います。今ではお母さんの作っただし巻き卵は私の得意料理の一つです。(30代前半)

大人になって親に感謝を感じるエピソード

就職してからも毎日欠かさず車で自宅から駅まで送り迎えをしてくれていたお父さん。車の中でよく仕事の相談にのってもらいました。「自分を信じて突き進めばよい」の言葉が励みで12年間同じ会社に勤めることができました。(30代半ば)

仕事中心の生活を送っていた私。〇〇さんの転勤と同時に結婚の話が持ち上がり、仕事をやめることを迷っていた私に「今、大切なのは〇〇さんを大事にすることじゃないの?」と言ってくれました。普段はお母さんのいうことを聞いてこなかった私ですが、このときは後押しをしてくれたことに感謝しています。(30代後半)

エピソードの書き方のポイント

手紙の書き出しは親への呼びかけをするとともに、感謝の言葉を伝えるとスムーズです。どんな思いから手紙を書くことにしたか理由を述べてもよいでしょう。エピソードを書いた流れにつながる言葉には、エピソードを通して感じたそのときの思いや、今どう思っているかなど自分が話しやすい口調で書くと、素直な気持ちが伝わり自然と感動的になります。また、花嫁の手紙は結婚式で読みながら自分の気持ちを伝えるので、聞いている親やゲストがわかりやすくするためにも、たくさんエピソードを盛り込まずに1~2個に絞って書くことがポイントです。エピソードのあとはこれからの決意や新郎との未来像を盛り込んだ内容にすると文章がまとまります。

エピソードが浮かばない場合

具体的な内容が思い浮かばなくても、お父さん、お母さんに感謝の気持ちを伝えることができることが一番です。アルバムを見返すことや、兄弟と昔の話をしてみることでエピソードを思いだすきっかけになります。自分の名前の由来や生まれたときのことを聞いてみることで、親からの愛情を感じたことを手紙にすることでもエピソードにできます。親に迷惑ばかりかけて申し訳ない気持ちが大きいと思う方もその気持ちをありがとうに置き換えることで、感謝の気持ちを綴れます。

どんなエピソードを入れてみる?感謝が伝わる花嫁の手紙のまとめ

花嫁の手紙を書こうと思ったときに、いざとなるとエピソードが中々でてこないのではないでしょうか。そのようなときには、プレ花嫁のエピソードを参考にしてみると思い出すきっかけになるかもしれません。何気ない普段の日常生活での出来事、謝りたいこと、お父さんお母さんの尊敬しているところや好きなところをエピソードにして、自分らしい言葉で花嫁の手紙を綴りましょう。うまくまとまった文章ではなく、自分がどんな気持ちで手紙を書こうと思ったのかを伝えることが大切になります。自分らしい花嫁の手紙をお父さんお母さんに向けて、ぜひ書いてみてください。

関連するキーワード