結婚式二次会の演出内容の組み方は?テーマ別プログラムの作り方

結婚式二次会のプログラムと演出内容©IVASHstudio – shutterstock.com

結婚式二次会のプログラムを決める前に、まずどんな二次会にしたいのかテーマを決めることが大切です。組み込みたい演出内容によっては、会場選びにも大きく影響します。新郎新婦やゲストの思い出に残る二次会を計画するために、テーマの例と演出内容に合わせた会場選びの注意点・プログラムの時間配分方法をまとめました。

結婚式二次会の演出内容とプログラム作りで大切なテーマとは

結婚式二次会のプログラムを作るために演出内容を決める上で、一番大切なのは「どんな内容の二次会にしたいのか」というテーマを決めること。
テーマは二次会に招待しているゲストの顔ぶれを見て、この人たちならこんな内容が盛り上がりそうと予想を立てて方向性を決めます。また、新郎新婦が「こんな二次会にしたい」という希望や取り入れたい演出内容をヒアリングして決定します。二次会によく選ばれるテーマ例を幾つかあげてみました。

ゲストを飽きさせない余興イベントいっぱいの二次会

二次会のゲストを飽きさせないよう、プログラム時間内にゲーム・余興・スピーチ・サプライズなどさまざまなイベントを詰め込んだエンターテイメント型のパーティ。幹事の企画と準備は大変ですが、ゲストの満足度は高いはず。

ゲストが全員参加できるアットホームな二次会

ゲームや余興の内容を、ゲストも無理なく参加できる温かい内容のものを選んだパーティです。全員参加イベントはどうしても時間がかかるため、あまり詰め込みすぎないほうがいいでしょう。

披露宴の再現のような二次会(1.5次会)

披露宴に出席できなかったゲストのため、または披露宴なしの二次会だけ行うパーティの場合は、ウエディングセレモニー中心の二次会にするのも素敵です。普通の二次会に披露宴寄りの演出内容を多く入れたい場合は、できるだけ内容がかぶらないようにゲストの顔ぶれを見て判断しましょう。

大人向け歓談中心のゆったりした二次会

余興やゲームは詰め込まず、やっても1~2つにして、それ以外はゆったりとトークやテーブルラウンドを楽しむ歓談中心の内容です。カフェやダイニングバー・居酒屋などカジュアルな会場での二次会や、平均年齢が30代くらいで大人な雰囲気を好むゲストが多いパーティにおすすめの内容です。

ゲスト同士の交流や出会いの場にした二次会

新郎新婦お互いのゲスト同士が仲良くなってほしい…という意図で、ゲストシャッフル型ゲームや名前が分かるよう名札の用意、ゲストの紹介ブックなどを用意した二次会です。ゲスト数が少なく初対面同士でもみんなで盛り上がりたい場合や、まだ未婚の人が多い二次会などで企画するとよいでしょう。

結婚式二次会テーマに沿った演出内容と会場の選び方

二次会の演出内容には大きく分けて次のようなイベントがあります。演出内容によっては会場の許可が下りなかったり、会場によっては費用が高くつく場合もあります。
パーティでやりたい演出内容にこだわりがある場合は、まずその演出が行える設備や条件を満たした会場選びが大切です。二次会の演出の種類と適した会場・会場選びの注意点をまとめました。

【二次会の演出内容と適した会場一覧】

演出種類 二次会演出の内容例 二次会演出に適した会場
ゲーム ビンゴ
クイズ(新郎新婦ゲームなど)
じゃんけん大会
ベストファッション賞
比較的どの会場でも実行できるため選びやすい。
余興 楽器演奏・バンド演奏
DJイベント
カラオケ・合唱
ダンス・フラッシュモブ
芸人・芸能人・プロを呼ぶ
音楽系余興は演奏やDJブースの有無などを考えた場合、音響設備や機材・防音対策が揃っている会場でないと難しい場合が多い。計画している場合は申し込み前に会場に確認を。おすすめ会場として
・ホテル
・パーティスペース
・ライブハウス
・演奏可能なカフェやレストラン
などが挙げられるが、会場費が高くつくことが考えられる。
ダンスやフラッシュモブの企画も、会場が対応可能かどうかの確認が必要。
セレモニー系 宴内人前式
ブーケプルズ
ケーキカット
ファーストバイト
テーブルラウンド
(キャンドルサービスやフォトラウンド)
シャンパンタワー
デザートビュッフェ
お色直し(再入場イベント)
ケーキカット用ウエディングケーキやデザートビュッフェ、キャンドルの用意などは、カフェ・居酒屋・ダイニングバー等カジュアルすぎる会場では、用意が難しいことが。
逆にホテルや専門式場のパーティ会場ではそつなくすべて揃うが、二次会費用が高額になることも考えられる。
お色直しは着替え用控室が必要になるため、これも事前に確認が必要。
感動サプライズ ビデオレター
新郎新婦のサプライズレター
二次会幹事へのサプライズ
親友や恩師からの手紙
比較的どの会場でも実行できるため選びやすい。
※サプライズ秘密にするためにプログラムの時間配分に組み込まれていないこともあるため、仕掛ける側は会場サイドに演出を事前に報告し、プログラムのタイムスケジュールに多少の時間のゆとりをもたせる工夫を。
映像・ムービー 挙式・披露宴の様子のムービー
友人制作の余興ムービー
新郎新婦取説ムービー
ゲームの説明や景品の紹介の煽りムービー
会場にプロジェクターとスクリーンの貸し出し可能かの確認を。ない場合は自己手配でレンタルする必要がある。また設備はあっても、プランによって無料・有料の会場がある。
事前作成物 チェキや寄せ書き、メッセージ
ウエディングツリーやハートドロップス
プロフィールブック
ブライダル新聞
比較的どの会場でも実行できるため選びやすい。

結婚式二次会テーマに合わせ演出時間シミュレーションと配分

結婚式二次会プログラムの時間配分©oneinchpunch – shutterstock.com

イベントにかかる時間をシミュレーション

さまざまなイベント、演出には時間がかかります。どのイベントにどの程度時間がかかるのか、1つ1つシミュレーションし、プログラムのどこに配置するのかを決めていきます。

盛り上がりポイントのボリューム

前半より後半に盛り上がりのボリュームを置き、サプライズや感動などでゲストの気持ちが盛り上がった流れでお開き→新郎新婦の送迎へつなげるのが、ゲストの心に残るため理想的とされています。どのイベントでゲストの心を盛り上げるのかを、テーマに沿った内容で企画しましょう。

予備の時間・イベントの用意を

不測の事態があった場合やゲストの移動や受付・お見送りなどで時間が押してしまうことが多いため、会場との貸し切り時間内でおさまるように工夫します。時間が押しそうな時のために、押してしまった場合は省くイベントの優先順位をつけて、プログラムのタイムテーブルを組みましょう。

※二次会プログラムのタイムテーブルの組み方やテンプレートについての詳しい説明はこちらから

会場とプログラムテーマに合わせた新郎新婦の衣装選び

二次会の会場・演出内容・プログラムが決まったら、新郎新婦の衣装もそれに合わせて選ぶとさらに効果的です。二次会の衣装は会場の規模と雰囲気に合わせ選ぶのが基本ですが、最近の二次会の傾向として、プログラム内にゲストとの親密な触れ合いの場を組み込んだり、余興やイベントに一緒に参加したい新郎新婦が増えています。衣装もそれに合わせて、定番のタキシードやウエディングドレス以外に、フォーマルドレスやワンピース、デニムなどカジュアル寄りで動きやすい服装を選ぶ方が多い傾向です。演出イベントやプログラム内容によって、ゲストの服装もテーマに合わせてカジュアル寄りにドレスコード指定したりと、全体の雰囲気作りに活かせるパーティファッションを楽しみましょう。
お色直しを組み込む際には、着替える部屋・お色直しにかかる時間・再入場イベントの内容と時間のシミュレーションを忘れずに。

結婚式二次会の演出内容とテーマ別プログラムの作り方まとめ

結婚式二次会の演出内容とプログラムを企画する際には、まずテーマを決めてそれに合わせた演出内容を決めていきます。やりたい演出によっては、会場選びの段階で設備や機材、会場の許可・費用面で確認しなければいけないことがあります。早い段階で新郎新婦やゲストの顔ぶれに合わせてテーマを決めましょう。プログラムを組む際は、まず演出時間のシミュレーションをして、テーマと盛り上げる部分に合わせてテンプレートに沿って配置を。理想的な二次会のプログラムが作れるように、気を配ってくださいね。

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