© iStock.com/hungryworks
みなさんは「ライスシャワー」という結婚式の演出をご存じですか?挙式後にチャペルから退場してきた新郎新婦に、参列者が祝福の気持ちを込めて生のお米を振りかけるというものです。
ここでは、ライスシャワーの意味や注意点、手作りをする際のヒントなどをご紹介していきます。
目次
ライスシャワーとは?
ライスシャワーは、新郎新婦の門出を祝って参列者が生のお米を振りかけるという演出で、結婚式での人気演出の一つです。
ライスシャワーの起源はヨーロッパで、古代ローマ時代から続く風習とされていますが、現在では世界中で定番の演出になりつつあります。当時は小麦を投げており、中世以降からは生米へと変わっていったようです。
数千、数万と収穫できるお米は、「子孫繁栄」や「豊作」の象徴です。なので、ライスシャワーは「新郎新婦の二人に豊かな人生と子宝を」という願いが込められた演出だと言えるでしょう。さらに、「食べ物に困らないように」という意味もあるようです。
ライスシャワーのここがいい!
ライスシャワーのメリットとしては、見た目に美しいことに加えて、比較的安価だという点が挙げられます。
フラワーシャワーを生花でやった場合の価格相場は1~2万円程度ですが、ライスシャワーはお米だけなので、費用はかなりおさえられます。また、ライスシャワーを手作りすることでさらに価格がおさえられたという方もいらっしゃいます。
さらに、西洋と同様に日本でもお米は縁起物とされているため、ライスシャワーは和婚にも映えると言われています。
以上のことから、ライスシャワーは美しさと縁起、そしてコストパフォーマンスを兼ね備えた演出だと言えるのではないでしょうか。
ライスシャワーの注意点
ライスシャワーをする際の注意点は、結婚式をする会場でライスシャワーが禁止されていないかを、あらかじめ調べておく必要があるということです。
炊いていないとはいえ生米は食べ物ですので、飲食不可の会場には持ち込むことができません。加えて、屋外に散らばったままのお米を放置することで、野鳥を呼び寄せてしまう可能性もあります。
また、ウエディングドレスは肌の露出が多いことがありますので、特に新婦はお米が当たると少し痛いです。さらに、高いハイヒールのかかとでお米を踏んで滑ってしまった……。ということも無きにしもあらずです。
ですが、最近ではお米をチュールに包んで投げるという方法もあります。この方法なら生米が散らばったままになることも、肌に当たって痛いという危険性もありません。まずは式場に確認し、ライスシャワー演出の可否を調べましょう。
手作りも!色々なライスシャワー
完成品を購入して使うのも良いですが、手作りなら自分好みのライスシャワーが作れちゃいますよ。少々手間ではありますが、チュールにお米を包みリボンで留めるだけなので、作り方も簡単です。
また、手作りすることで費用も安くなります。ハンドメイド感を出したいけど、あまり複雑なものは作れない……。という方にもおすすめです!
パールとシールで手の込んだデザインに
この投稿をInstagramで見る
お米とパールをそれぞれチュールで包み、細いリボンを結んだパーツと、手作りのシールを一緒にビニールへ入れ込んだライスシャワー。手が込んでいて目に楽しいですね。
淡い色のチュールと華奢なリボンで
この投稿をInstagramで見る
チュールの色と細いリボンが相まって、儚く華奢な印象のライスシャワーです。
思いっきり小振りにしても
この投稿をInstagramで見る
とっても小さいライスシャワー。パウダーのケースにちょこんと乗ってしまうほど!
ブーケ風にして可愛らしく
この投稿をInstagramで見る
根元のほうでお米をまとめ、造花をあしらったライスシャワー。センスが光る一品です。
ライス以外にも!〇〇シャワーは種類がいっぱい
これまでライスシャワーについてご紹介してきましたが、フラワーシャワーを始め、ライスシャワー以外にも様々な演出があります。ご自分にぴったりな演出を見つけられるといいですね。
バブルシャワー
この投稿をInstagramで見る
リボンシャワー
この投稿をInstagramで見る
折り鶴シャワー
この投稿をInstagramで見る
ライスシャワーで素敵な結婚式を!
結婚式を鮮やかに彩るライスシャワー。たくさんの願いが込められた縁起の良い演出で、たくさんの方々にお二人の門出を祝ってもらいましょう!
結婚式の演出ヒントに、こちらの記事もご覧ください!