結婚式のおもてなしアイデアと6つのポイント!

幸せな結婚式© iStock.com/Halfpoint

結婚式は新郎新婦のお披露目をする場であると同時に、これまでお世話になったゲストへの感謝を伝える儀式でもあります。

「いい結婚式だったね」と思ってもらえる式にするためには、新郎新婦の幸せな姿を見せるのはもちろんのこと、ゲストへのおもてなしの心が欠かせません。

新郎新婦とゲストの両者にとって思い出深い式にするための、結婚式のおもてなしアイデアをご紹介していきます。

「結婚式=おもてなしが重要」という考えが高まっている!

今、結婚式にはおもてなしの精神が重要だという考えが高まってきています。一生に一度の結婚式、今までお世話になったゲストにも、心から楽しんでもらいたいですよね。

この「おもてなし」とはどのような心づかいを指すのかを知るためには、まずはゲストが残念に感じてしまう結婚式がどのようなものかを把握しておく必要があるでしょう。

例えば、

  • 最寄駅から会場が遠すぎて、着くころには疲れ切ってしまった
  • 料理が質素で美味しくなかった、冷え切っていた
  • 内輪ノリの騒がしい余興で気持ちが冷めてしまった
  • 新郎新婦とほとんど話せず、なんのために参加したのか分からなくなってしまった
  • 引出物が重すぎる、新郎新婦の名前入りで使い道が無い

など、ゲストの目線に立って考えたとは思えない結婚式が、がっかり感を誘発させてしまうようです。

相手の立場になって練られた気配り無くして、おもてなしの気持ちを反映させた結婚式は成り立たない、ということが分かるでしょう。

では、おもてなしを重視した結婚式にするためには、具体的にどのような点に気をつければいいのでしょうか。次からご紹介していきます。

結婚式のおもてなしアイデア①:会場へのアクセス

結婚式場© iStock.com/rviard

会場へのアクセスが悪いと、それだけでゲストの疲労はかなり大きくなってしまいます。

結婚式が始まる前からすでにヘトヘト、という最悪の事態を避けるためにも、会場への交通の便はかなり重要です。

可能であればドアtoドア、それが難しければ全員にタクシーチケットを配るなどして、ゲストが会場に来るまでの負担を極力減らせるような工夫をしましょう。

結婚式のおもてなしアイデア②:ウェルカムスペース

結婚式の醍醐味の一つである「非日常感」を演出するためには、第一印象が重要です。

「これから結婚式が始まるんだ!」というワクワクを、おもてなしの気持ちがこもったウェルカムスペースで高めてもらいましょう!

ウォールレターを設置

ウォールレターとは、新郎新婦からゲスト一人一人へ宛てた手紙を壁一面に貼ったものを指します。

式が始まる前にゲストが自分宛ての手紙を探し出して読むという、海外発のアイテムだそうですよ。

ちょっとしたゲーム要素と直筆メッセージという組み合わせで、結婚式への期待感がアップしそうですよね。

ウェルカムドリンクの種類を豊富に

結婚式までのリラックスタイムに欠かせないのが、ウェルカムドリンクです。ゲストの層に合わせ、豊富な種類のドリンクを用意しておけば、おもてなしの心が十分に伝わるはず。

暑い時期にはコールドドリンク、寒い時期にはホットドリンクを多めに準備すると、さらにポイントが高いでしょう。

二人のエピソードと共に写真を飾る

写真を飾るだけでも十分華やかですが、エピソードなどを書き添えておくとゲストもより楽しめます。

二人の遍歴を改めて思い返してもらうことで、より感慨深い式を演出することができますよ。

式のテーマに合った装飾を!

コンセプト色の強い結婚式なら、ウェルカムスペースもそれに準じたデザインで装飾してみましょう。新郎新婦の気合いを、ゲストも十分に感じ取ってくれるはずです。

結婚式のおもてなしアイデア③:料理

結婚式の料理© iStock.com/sergmam

ゲストの満足度に大きく関わる料理は、おもてなしを意識するならば最も力を入れるべきポイントでしょう。

いくら内容の良い式でも、料理に問題があると一気に台無しになってしまいますので、注意が必要ですよ。

費用を削らないことが大前提!

ゲストへの費用を抑えたことが一番現れやすいのが、料理のクオリティです。

「高いご祝儀を払ったのに、出てきた料理が質素で美味しくなかった……」となってしまっては、ゲストのテンションが急転直下してしまうことは想像に難くないでしょう。

費用をあからさまに削らないことと、しっかりと試食をしておくことで、このトラブルは回避できますよ。

着席+コース料理が最も望ましい

ビュッフェ形式や立食スタイルなど、結婚式の食事スタイルにはさまざまなパターンがありますよね。

ですが、なにか特別な事情がない限り、食事スタイルは「着席+コース料理」にしておくのが最も望ましいです。

料理を取りに行く手間や、立ったまま食事をするストレスを取り払うことで、ゲストがゆっくりと食事に集中することができますよ。

アレルギーにも柔軟に対応できる式場を選ぶと〇

「アレルギーのせいで、他のゲストよりも明らかに質の低い料理を出されてしまった……」となってしまっては、悲しみがあまりにも大きすぎますよね。

料理のクオリティを落とさず、アレルギーにも対応した料理を提供してもらうことができる式場を選び、すべてのゲストに食事を楽しんでもらえるよう手配をしましょう。

結婚式のおもてなしアイデア④:演出

結婚式の演出をする際、ゲストにとって一番辛いのは「疎外感」を覚えることです。

内輪ノリの余興や、あまりにも自分たちの世界に入り込みすぎている新郎新婦を目の当たりにすることで、一気に気持ちが冷めてしまうそうですよ。

演出のポイントは、一体感です。会場全体で幸せな気持ちを共有できるような演出を考えましょう。

席札に直筆のメッセージを

手書きのメッセージをもらうことは、何歳になっても嬉しいもの。ましてやそれが新郎新婦からのものとなれば、喜びも一入でしょう。

ゲストが多い式では負担もかなり増えてしまいますので、どちらかと言えば小規模の式で取り入れた方がいい演出ですね。

新郎新婦がゲストのテーブルを周るのもアリ

「せっかくの結婚式なのに、新郎新婦とほとんど話せなかった……」となってしまっては、ゲストは式に参加した意味を見失ってしまうことでしょう。

そんな悲しい事態を避けるのには、食事の際に新郎新婦が各テーブルを周ることをおすすめします。

共に料理を楽しみ、会話を交わすことで、ゲストと十分な交流をすることができますよ。

お二人と関わりの薄い余興は避けるのが無難

ただでさえ内輪ノリになりやすい余興で、新郎新婦自身とあまり関わりが無いダンスやカラオケの披露となってしまうと、いよいよもって楽しめる人が限られてしまいます。

余興を頼まれた方も、せっかく準備をしたのに会場の反応が薄いとなれば、いたたまれない気持ちになってしまうでしょう。

そのため、余興をやるなら全員が理解できる内容にするか、いっそ削ってしまうのが無難ですよ。

写真撮影ができる機会を多く設ける

新郎新婦と一緒に写真を撮る機会を増やすことで、それだけ長くゲストと交流する時間が取れます。

思い出として多く形にも残りますので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

結婚式のおもてなしアイデア⑤:化粧室

化粧室のアメニティを充実させることで、気配りの行き届いたきめ細かいおもてなしを提供することができます。

例えば、

  • マウスウォッシュ
  • 二日酔い対策ドリンク
  • 消臭スプレー
  • 絆創膏
  • ストッキング
  • サニタリー用品

など、あると嬉しいグッズを置いておくと好印象です。

また、暑い時期は制汗スプレー、寒い時期にはカイロなど、季節に合わせたアイテムを用意するのもいいでしょう。

結婚式のおもてなしアイデア⑥:引出物

引き菓子たち© iStock.com/yoh4nn

引出物には無難なアイテムを選びがちですが、他の結婚式との被りが多くなってしまうというデメリットもあります。

せっかくなら、ゲストがもらって嬉しい引出物を贈りたいですよね。そんな時はゲストに合わせた引出物を選ぶことをおすすめします。

世代ごとに違うアイテムを選んだり、小規模の結婚式なら個々人に宛てた品を選ぶのもいいでしょう。

式そのものだけでなく、家に帰ってもゲストを幸せな気持ちにさせられる結婚式にできますよ。

結婚式では新郎新婦の笑顔が一番のおもてなしということを忘れずに

これまでにゲストへのおもてなしアイデアをご紹介してきましたが、何よりも忘れてはいけないのは、「新郎新婦が結婚式を心から楽しむこと」です。

新郎新婦の犠牲の上に成り立つ結婚式を、ゲストは心から楽しむことができるでしょうか。

ゲストをもてなすことばかりに傾倒して無理をしてしまっては、結婚式を楽しんでいない雰囲気がゲストに伝わってしまいます。まさに本末転倒ですよね。

なので、新郎新婦がやりたいこととゲストへの心づかいのバランスをうまく探りながら、結婚式を作り上げることを忘れないようにしましょう。

おもてなしのアイデアで結婚式を成功させよう!

幸せな新郎新婦© iStock.com/Tom-Merton

ゲストが楽しめる結婚式にするためには、おもてなしの気持ちが伝わることと、新郎新婦が幸せであることが必須条件です。

自分たち自身の理想を追求しつつ、おもてなしのアイデアを取り入れた結婚式にすることで、新郎新婦とゲストにとって忘れられない式にすることができるでしょう。

結婚式を成功に導くため、おもてなしの心を胸に準備を進めることが重要ですよ!

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