家族婚は家族・親族を中心に少人数で新郎新婦をお披露目する結婚スタイルです。家族に感謝の気持ちを直接伝えられ、丁寧なおもてなしができる家族婚ですが、少人数なので演出をどうしたらよいか悩むかたもいると思います。
演出はなしでも大丈夫?もし演出をするとすればどんなアイディアがある?
そんなお二人に向けて家族婚をより楽しむことができる演出アイデアをご紹介します。
目次
家族婚とは
家族婚とは、家族・親族のみでおこなう少人数ウエディングで、通常の結婚式に比べ、家族一人一人に対して手厚いおもてなしができる結婚式です。招待人数も30名以下で、アットホームな雰囲気でおこなうことができます。
挙式のみや会食のみ、挙式と会食をおこなう形式など、さまざまなスタイルがあり、新郎新婦と家族の意向によって選ぶことができます。
家族婚では家族で和気あいあいとリラックスして結婚式を楽しみたいという新郎新婦が多く、プログラムの内容も歓談中心で進めることが多いですが、通常の結婚式のような演出を組み込み、その中で家族に向けた感謝の気持ちを伝えることもできます。
家族婚で演出はなしでも大丈夫?演出をおこなう際の注意点
人数の少ない家族婚なので、演出をなしにして、歓談中心のアットホームな式にする方も多くいます。無理に特別な演出をしなくても、一人一人との距離感が近い家族婚であれば、温かい雰囲気の結婚式にすることができます。
人数の多い挙式では参列者一人一人と会話する時間があまり取れないことも多く、通例のプログラムではゲスト一人当たり9秒しか話せないというデータもあります。そのため、演出がなくても歓談時間をしっかり取れることにおもてなしの心を感じるゲストも多いはずです。
ゲストに配慮した演出を取り入れることもできる
演出と一言で言っても、歌や踊りといった賑やかな雰囲気の演出から、厳かな演出まで様々です。
年配の参列者が多い場合は、派手な演出ではなく、定番の落ち着いた演出を取り入れるのもおすすめ。例えば、年配の招待客が多い場合、高砂まで来てもらうよりも、新郎新婦が招待客のテーブルまで行く演出にすれば、足腰の悪い方にも負担をかけずに歓談をすることができます。また新婦の手紙といった定番の演出も家族婚というアットホームな雰囲気にマッチした演出です。
通例の結婚式ではプロの司会者を頼むことが多いですが、家族婚であれば親戚に司会をお願いしたり、新郎が自分でマイクをもって司会進行を務める場合もあるようです。プロの司会者と違い身内で進行する式も手作り感や温かみを感じられてよいという声も聞かれます。
家族婚の演出アイデア
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どんな演出を取り入れるにしても、大切なのは新郎新婦の気持ちと、ゲストに対するおもてなしの心なので色々と悩んできめた演出はきっと喜んでもらえるはずです。とはいえ、どんな演出が良いのか決めるのは大変なこと。
人数の少ない家族婚でも取り入れやすい演出を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
新郎新婦が司会を担当
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格式張った結婚式ではなく、よりアットホームさを意識した式にしたいという方には、新郎新婦を司会に立てるという方法もおすすめです。ゲストとの関わりが必然的に増えますので、会場全体を巻き込んだ交流がしやすくなります。
引き出物をゲストごとに変えて手渡し
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一律の引出物ではなく、ゲストごとの好みに合わせた品を用意したというカップルも。それだけでも十分に真心は伝わりますが、新郎新婦から手渡しをすることでワンランク上のおもてなしをすることができますよ。
席札に一人一人へのメッセージを書く
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招待人数の多い結婚式だと負担になってしまう席札メッセージも、家族婚なら実現できちゃいます。日ごろの感謝を、文章としてゲストの手元に残すことができますよ。
家族とテーブルで歓談
通常の結婚式ですと、家族・親族のテーブルにゆっくり座ることや歓談できる時間は限られていますが、家族婚は歓談が中心にできるので、席を設けて一緒に食事ができることは喜ばれる演出になります。新郎新婦席を設けず、ゲストと同じテーブルを囲み一体感を演出してみるのはいかがでしょうか。
ゲスト紹介をプログラムに組み込む
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親族同士の結びつきを深める結婚式にしたいなら、参加ゲストの紹介コーナーを設けてみるのはいかがでしょうか。会話の取っ掛かりにもなりますし、性格や好みを知ることでお互いがより親しみやすくなるというメリットもあります。
リングガール
姪っ子や甥っ子にチャペルでの挙式にリングガール・ボーイをお願いします。リングピローも家族の手作りで用意してもらうと家族の絆がより結婚式で感じられます。
ベールダウン
ウエディングベールを挙式前に母親がおろし、結婚式へと送り出すセレモニーです。結婚式の中でも母親が新婦に想いを伝える時間にもなります。
人前式
結婚の誓いを神仏におこなう代わりに、ゲスト全員に結婚式の承認になってもらうスタイル。新郎新婦だけでなく、この日参加した家族・親族が全員で同じ喜びを共有できる瞬間になります。
両親への手紙
家族婚でも両親の手紙を演出に取り入れて、普段言葉にできない感謝の気持ちをつづります。新郎の家族にも新婦がどのような家族の中で育ってきたのかもわかる演出になります。
記念品贈呈
結婚式の最後の締めくくりとなる演出で、感謝の気持ちを込めたプレゼントを送ります。今まで育ててくれたお礼やありがとうを伝えられるシーンです。
少人数でもおこなえる家族婚の演出アイデアのまとめ
家族婚は挙式や会食のみでおこなうこともできますが、演出を取り入れることで家族や親族に感謝の気持ちを伝えられ、お互いの家族をより知ることができます。結婚式の演出は絶対に必要というわけではないですが、気になる演出があれば、ぜひうまく取り入れて素敵な家族婚にしてくださいね。