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京都で挙げる結婚式の引き出物には、どのような縁起物を添えるべきなのでしょうか。せっかく京都で式をするのですから、日本の文化を取り入れた縁起物を選びたいですよね。
京都の結婚式にピッタリな縁起物をご紹介していきますので、ぜひご参考にしてみてください。
目次
京都での結婚式で贈りたい縁起物を紹介!
京都では、古くからの伝統を重んじようと考える方が多いのだとか。
京都で結婚式をすることをお考えなら、式そのものだけでなく細部に至るまで日本の文化を取り入れてみてはいかがでしょうか?
京都での結婚式で贈りたい縁起物をご紹介していきますので、贈る相手や品物に込められた意味などから、どんな縁起物を準備するかを考えてみましょう。
縁起物って?
結婚式の引き出物は、
- メインの引き出物(記念品)
- 引き菓子
- 縁起物
の三点で構成されることが多いのだそう。
縁起物は必ずしも入れる必要はありませんが、引き出物と引き菓子では二品、つまり「割り切れる数」となってしまうため、縁起が悪くならないよう縁起物を追加するケースがあるようですよ。
これは正式なマナーではありませんが、地域によっては縁起物を準備するのが必須な場合もあるでしょう。
自分だけでなく、パートナーの出身地の風習なども考慮することで、縁起物に関するトラブルを防ぐことができますよ。
次からは、京都の結婚式におすすめの縁起物をご紹介していきます。日本の文化に基づいた、縁起の良いアイテムを選んでくださいね!
京都の結婚式におすすめの縁起物:こんぺいとう
カラフルで愛らしい見た目の金平糖は、定番の縁起物としておなじみのアイテムです。
1546年にポルトガルから渡来した品の一つで、織田信長にも献上されたのだそう。当時はとても珍しかったため、公家や高級武士のみが口にすることができた高級品だったようですよ。
金平糖を作るのには、大変な手間と日数がかかります。そのため、これから先の人生で、末永く時間をかけて良い家庭を築いていけるようにという願いになぞらえ、引き出物に選ばれることが多いようですよ。
京都の結婚式におすすめの縁起物:鰹節
鰹節は家庭料理で扱う定番の食品で、使い勝手が良い上に持ち運びも楽だという点が魅力的です。
薬味や出汁など使い方の幅が非常に広く、加えて日持ちがするため、もらった側が余らせて困ってしまうケースも少ないのではないでしょうか。
また、鰹節には背側の身を使った「雄節」と、腹側の身から作られる「雌節」があるのだそう。
雄節と雌節、つまり夫婦で一体という意味があるため、夫婦円満の象徴として結婚式の縁起物にはピッタリなんですよ。
京都の結婚式におすすめの縁起物:昆布
結婚式の以外にも、お正月などのおめでたい席で扱われることの多い昆布は、鎌倉・室町時代の辺りから長きに渡って縁起物とされています。
「喜ぶ」の語呂合わせで「よろこんぶ」とゲンを担いだり、昔は昆布を「広布(ヒロメ)」を呼んでいたことから、結婚式の「お披露目」に掛けられることもあるようですよ。
そのままの昆布でも構いませんが、昆布茶など調理の必要が無いアイテムや、おやつとして食べられる昆布などを準備してもいいですね。
京都の結婚式におすすめの縁起物:うどん
その長さと太さから、うどんは夫婦円満や長寿を願う縁起物として人気があります。
紅白に色分けされたうどんや、ハート型に形が整えられたうどんなど、結婚式にもってこいなうどんもあるので、選ぶのが楽しくなってしまいそうですね。
なお、引き出物のうどんには出汁がセットになっている場合があります。
関東と関西では出汁の味付けが異なる場合がありますので、例え京都で結婚式をするとしても、関東出身のゲストが大半を占めるケースは関東の出汁を選ぶなどの工夫が必要でしょう。
京都の結婚式におすすめの縁起物:鯛茶漬け
「おめでたい」と掛けられる鯛は、縁起物の定番として良く知られています。
鯛を使った引き出物の中でも、お湯を注いですぐに食べられる鯛茶漬けは特におすすめです。
性別や年代、普段料理をするか否かに関わらず、誰でも手軽に楽しめる点が魅力ですよ。幅広い層のゲストが参加する結婚式に最適ではないでしょうか。
京都の結婚式におすすめの縁起物:箸
箸には「食べるものに困らない」という意味があります。また、「食」というイメージから「健康でいてね」「たくさん食べて長生きしてほしい」という気持ちが込められていることも。
加えて、「幸せの架け橋」など「はし」に掛けた縁起の良い語呂合わせや、二本でひとつという特性から、引き出物の定番になりつつあるようですよ。
数多くのおめでたい意味合いを持っている上に、あっても困らないアイテムだという点も嬉しいですよね。
京都の結婚式におすすめの縁起物:お米
お米は日本人の主食ですので、もらって困るということは滅多に無いでしょう。多少重さのあるアイテムなので、コンパクトにまとまっている品物を選ぶのがいいですね。
「子孫繁栄」「食べ物に困らない」という意味が込められているので、まさに結婚式にピッタリな縁起物だと言えますよ。
風呂敷包みや箱入りの真空パック生米や、おにぎりの具とセットになっている品など、バリエーションが豊富なのも嬉しいポイントですね。
京都の雰囲気に合う縁起物を贈ろう
モダンでオシャレなアイテムも素敵ですが、古来から縁起物とされるアイテムにはさまざまな意味合いが込められていることが多いです。
伝統を重んじる京都で結婚式をするなら、和の趣が感じられる縁起物を準備してみると、より雰囲気が出るのではないでしょうか。
京都の結婚式に合う縁起物を選び、新郎新婦だけでなくゲストの心にも残るような結婚式を作り上げてくださいね。