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結婚するのにはお金がかかる……。と思っていませんか?確かに、挙式や指輪、新婚旅行や新生活の準備と、結婚には何かと出費が付きもの。だからといって、始めから悲観するのはまだ早いです!
結婚にかかるお金や費用をきちんと把握しておけば、目標が見えて貯金もしやすくなるはず。自分たちなりの目安を見つけ、コツコツと準備をしていきましょう!
目次
結婚費用にお金はどれくらいかかる?
結婚式の規模や新婚旅行先などによってばらつきはあるものの、結納・婚約から新婚旅行までにかかった費用の総額は、全国平均で461.8円とされています。これに加えて新生活のためのお金も必要になりますので、結婚費用は少なくとも500万円ほどかかると言えるでしょう。
以上のように、結婚にはそれなりの出費が伴いますが、それらの費用は結婚前・結婚式・結婚後の3つに大きく分けることができます。金額だけを見れば高い壁のように感じられますが、必要経費を知ることで、貯金の目標額や削りどころも見えてくるはず。
次からご紹介していきます!
結婚前にかかるお金と費用
結婚前には何にお金や費用が必要なのでしょうか。
婚約・結婚指輪
婚約指輪と結婚指輪、それぞれの金額の全国平均は以下の通りになります。
婚約指輪 35.5万円
結婚指輪 24.2万円 (妻 13.1万円/夫 11.1万円)
計 59.7万円
婚約指輪をゴージャスにする代わり、婚約指輪はシンプルなものを購入するというカップルが多いようです。どちらも購入する場合、総額は59.7万円になります。
プロポーズ
指輪を用意せず、特別なこともしないという場合はかかる費用もゼロですが、舞台をしっかり整えた上でプロポーズをしたい!という場合は費用が発生します。
ホテルのレストランやテーマパークでプロポーズをしたり、花束を用意したりした場合、ざっくりと見積もって3~5万円前後のお金がかかるでしょう。
結納式
現代では略式結納が主流となっているため、結納式は料亭やレストランで行われるというケースが多いです。食事を含めた式の費用の全国平均額は、23.1万円となっているようですよ。
両家顔合わせ
結納式と同様に、両家の顔合わせも料亭やレストランで行われる場合が多いです。費用の全国平均は6.7万円。金銭的に苦しいという場合には、結納を省略して両家の顔合わせのみをするという手段もあります。
結婚式にかかるお金と費用
結婚式にかかる費用は、平均で354.9万円とされています。挙式料が37.1万円ですので、残りの300万円弱は披露宴や披露パーティの費用と考えていいでしょう。披露宴には様々な費用がかかります。内訳の例を見てみましょう。
- 料理・飲み物
- 衣装
- 写真撮影
- ギフト
- 引き出物
- 引き菓子
- ブーケ
- 会場装飾
- ウェルカムアイテム
- ブライダルエステ
- 司会者への依頼金
- 招待状
特に費用がかかるのは上の2点で、全国平均では「料理・飲み物」に121.7万円、「衣装」には64.6万円がかかるようですよ。
ただし、会場の装飾やブーケなどを手作りすることによって、費用をある程度抑えることができます。今は専用のキットなども販売していますので、上手に活用していきましょう。
結婚式後・結婚後にかかるお金と費用
結婚式後に結婚した後に一般的にかかる費用を紹介します。
新婚旅行
新婚旅行そのものにかかる金額は61.4万円、お土産代は10.4万円が平均のようです。合計すると71.8万円かかることになりますが、旅行先によってかなりの変動があります。国内旅行にすれば、平均額の半分程度の費用でも十分楽しむことができます。
新生活の準備
新生活を始める際にもお金の準備が必要です。新居の初期費用や引っ越し代金、家具・家電を一式揃えるのには、およそ100万円ほどの費用がかかると見ていいでしょう。家具や家電を一新せず、お互いが以前使っていたものをうまく新居に持ち寄れば、この費用を半分近くまで落とせる場合もあります。
新生活なのだから新しいものを!という気持ちも分かりますが、結婚式の後は家計も痛くなるもの。家具は後からでも揃えていけるので、無理はしないようにしましょう。
結婚を考えたら二人でどれくらいお金を準備すればいいの?
これまでに紹介した費用を打ち分けると、以下の表のようになります。
婚約・結婚指輪 |
プロポーズ | 結納 |
両家顔合わせ |
結婚式 | 新婚旅行 | 新生活準備 | 合計 |
59.7万円 | 約5万円 | 23.1万円 | 6.7万円 | 354.9万円 | 71.8万円 | 約100万円 | 約620万円 |
これはあくまですべてのアクションを起こした場合の総額ですので、必ずしもこれほどのお金がかかるとは限りません。例えば、婚約指輪を買わずに結婚指輪のみにしたり、結納式を省略することでも金額はかなり抑えられますし、結婚式の規模を縮小して費用を削ることもできます。
また、結婚式を執り行う際のご祝儀と、結婚費用としての両親からの支援についても考慮しなくてはなりません。家庭にもよりますが、9割以上のカップルが両親からの支援金を得ており、その金額の平均は187.8万円にのぼります。また、ご祝儀の平均金額は224.3万円ですので、外部から得られるお金はおよそ400万円ということになります。
つまり、結婚費用として約620万円がかかるものの、400万円の支援が得られるため、実際に支払う金額は200万円前後になるということ。なので、結婚費用として用意する金額の目安は、単純計算で二人合わせて200万円ということになります。
ですが、結婚式の支払方法が全額前払い制だったり、予想外の出費がある可能性も考えると、200万円では少々心もとない気がします。少し多めに見積もって、二人で300~350万円ほどの結婚費用を準備できればとりあえず安心でしょう。
ちなみに、結婚費用のための夫婦の平均貯金額は323.8万円だそうですよ。
結婚のお金や費用を知って貯蓄を頑張ろう
非現実的な金額ではないとはいえ、二人で300万円を貯めるというのは大変なこと。ですが、充実した結婚生活を送るためにも、貯金は必須と言えるでしょう。満足のいく日々が過ごせるよう、力を合わせて頑張ってくださいね!
(記事内データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019)