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普通は左につけるけど、結婚指輪を右手につけてもいいの?という疑問を抱いたことはありませんか?
そもそも、なぜ結婚指輪を左手の薬指につけるという風習が日本では主流になったのでしょうか。
結婚指輪と、それをつける指が持つ意味などについてご紹介していきます!
目次
結婚指輪を右手につけてもいいの?
結婚指輪はどこにつける?と聞かれたら、大抵の方は「左手の薬指」と答えるのではないでしょうか。
ですが、だからといって必ずしも結婚指輪を左手につけなければならない、というわけではありません。
何らかの事情があったり、あるいは単なる好みだとしても、右手に結婚指輪をつけたって何ら問題は無いのです。
元々、結婚指輪を左手につけるのは古代ギリシャの文化だったようです。
左手の薬指は心臓に繋がっていると考えられており、そのため「相手の心を繋ぎとめる」という意味合いでつけられるようになった、という由来があるんですよ。
意味が込められているのは、左手の薬指だけに限りません。他の指についてもご紹介していきましょう。
それぞれの指が持つ意味は?
両手の指にはそれぞれ異なる意味が込められています。その意味に合わせて指輪をつける方もいるようですよ。
親指【サムリング】
- 右手:信念を貫き通すことや責任感を意味する。
- 左手:信念や愛を貫き、自分の想いを実現できる。自信を持つことができる効果もある。
人差し指【インデックスリング】
- 右手:集中力と行動力を高められるほか、思慮深い判断力を与えると言われている。
- 左手:集中力や積極性を高め、人々を導くような行動力を生み出す。
中指【ミドルフィンガーリング】
- 右手:邪悪なものから身を守る、魔除けの効果があるといわれている。
- 左手:空気を読む力や協調性、判断力を高める。また、仕事の成功や家内安全を願うという意味がある。
薬指【アニバーサリーリング】
- 右手:不安を取り除き、本来の自分らしさを出せる力を与える。精神的な安定を表す。
- 左手:二人の愛の絆を深め、願いを実現するという意味も。
小指【ピンキーリング】
- 右手:自分の魅力を上げることができる。表現力が豊かになる効果も。
- 左手:チャンスを呼びこみ、自分の願いを叶える効果がある。自分の魅力をアップさせ、恋を引き寄せるとも言われる。
結婚指輪を右手につける国もある!
ロシアやドイツ、オーストリア、ポーランドなど、結婚指輪を右手につける文化の国もあるようです。また、インドには手ではなく足の指に結婚指輪をつけるという風習が。
このように、国や宗教、生活スタイルによって結婚指輪をどこにつけるのかが大きく変わります。
確かに日本では左手の薬指がオーソドックスですが、世界を見渡してみると案外どの指につけても大丈夫そうだな、と思えるような気がしますよね。
結婚指輪を右手につけるときに気をつけること
どの指に結婚指輪をつけるかは自由でいい、とご紹介してきましたが、「結婚指輪は左手の薬指につけるもの」と考えている人が大多数の日本で暮らすには、少々不便があるかもしれません。
結婚指輪を右手につける時には、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
ペアリングだと思われてしまう可能性がある
既婚の証としての結婚指輪だとしても、右手につけていることで「ペアリングかな?」と思われてしまう可能性があります。
特に大きな不便は起きないかと思いますが、勘違いをされてしまうこともあるということを頭の隅に置いておき、やんわりと訂正できるようにしておきましょう。
結婚式の指輪交換に注意!
日常生活ではどの指につけてもいい結婚指輪ですが、結婚式の指輪交換では基本的に左手の薬指につけることになります。
当日に間違えないように気をつけ、事情がある場合はあらかじめプランナーの方に相談をしておきましょう。
結婚指輪をつけるのは右手でも左手でもいい!
たとえ結婚指輪を右手につけたとしても、なんの支障もありません。
右手につけようと左手につけようと、その指輪が二人にとっての誓いの証であることに変わりは無いのです。
何となくみんながそうしているから、という理由ではなく、つけたいと思った指に結婚指輪をつけましょう。