上司への引き出物の選び方と引き出物を上司に贈る際の注意点とは?

結婚式で上司と握手© iStock.com/Neustockimages

結婚式の引き出物、上司の方にはどんなアイテムを用意するご予定ですか?

「どの程度のランクの品を差し上げるべき?」「NGアイテムはあるの?」などなど、日々お世話になっている上司への引き出物選びは、より一層頭を悩ませてしまうもの。

費用の相場やアイテム選びのヒントをご紹介していきますので、ぜひご参考にしてみてくださいね。

上司への引き出物の費用相場は?

上司への引き出物の費用相場は、5,000~10,000円とされています。

この金額は、ご祝儀の額と関係しています。例えば、友人からいただくご祝儀額の平均は3.0万円のところ、上司からのご祝儀は4.1万円が平均です。

そのため、友人や同僚への引き出物の相場が4,000~7,000円のところが、上司相手だと少し金額を上回る必要があるのです。

つまり、相手によってある程度贈り分けをするのが望ましいということですね。

また、主賓やスピーチ、乾杯など、特別な役割を依頼した相手には10,000~20,000円のアイテムを用意したというカップルも。

引き出物のランクに差をつけるだけでなく、お車代を多く包んだり、後日食事をごちそうするのもアリですよ。

データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019

上司への引き出物を決める前にすること

同僚とお茶© iStock.com/maroke

上司への引き出物を決める前に、まず真っ先にすべき準備は、先に結婚式をした社員に上司には何を準備したかをリサーチすることです。

上司が過去に参加してきた結婚式と引き出物を絶対に被らせないことは至難の業ですが、「同じ会社の社員の結婚式と同じ物を渡してしまった!」というハプニングを防ぐことはできます。

なので、喜んでもらえるような引き出物を選ぶためにも、まずはリサーチから始める必要がありますよ。

では、次からは上司への引き出物におすすめなアイテムをご紹介していきましょう!

上司への引き出物におすすめなアイテム:カタログギフト

ランクの高いカタログギフトなら、見映えも良く上司の気に入るアイテムも見つかりやすくなることでしょう。

また、上司の趣味に合わせたテーマのカタログを贈るのもいいですね。

カタログギフトは好みに合わないアイテムを贈ってしまう危険性が低いので、困った時の強い味方になってくれますよ。

ただし、少なくとも5,000円以上のカタログを絶対に選ぶようにしましょう。

上司への引き出物におすすめなアイテム:有名ブランドの食器

日常的に使えて、しかし自分ではまず買わないというラインの食器は、引き出物として喜ばれる可能性が高いです。

ただし、

  • あまりにも重い
  • 食器の数が多すぎる
  • 絶対に使う機会がない(お酒が飲めない相手にウイスキーグラスなど)

というようなアイテムでは、いくら有名なブランドでも相手を困らせてしまいます。適度な使いやすさがあり、持ち運びに困らないアイテムを選びましょう。

上司への引き出物におすすめなアイテム:高級タオル

プレゼントのタオル© iStock.com/Alla-Simacheva

今治タオルなどの高級タオルも、自分では買わない日用品の一つです。箱詰めされたタイプの商品を選べば、より特別感を演出できるのではないでしょうか。

引き出物を決めるポイントとして「もらっても困らないアイテムかどうか」という点も重要になりますので、その面から見ると高級タオルはかなり優秀だと言えますよ。

上司への引き出物におすすめなアイテム:好みのお酒

上司がお酒好きなら、好みのお酒を贈ってみるのもいいですね。

「普段からあなたのことをよく見ています」というアピールにもなりますので、相手にとってもより嬉しく感じるのではないでしょうか。

予算に余裕があれば、お酒の種類に合わせたグラスなどを一緒に贈るのも素敵ですよ。

上司への引き出物におすすめなアイテム:日持ちする食品

もらって困らないものの代表格が、日持ちする食品です。

オーソドックスに有名店のお菓子を用意しても良いですが、上司の好きな食べ物のグルメセットなども喜ばれるかと思います。

賞味期限に気をつけながら、理想的なアイテムを見つけてくださいね。

上司への引き出物には向かないアイテム

万年筆© iStock.com/DNY59

中には、上司への引き出物として向かないアイテムもあります。相手に対し失礼になってしまう場合もありますので、十分に注意しておきましょう。

名前・顔写真入りグッズ

上司に限らず、もらって困るアイテムのナンバーワンだと断言できます。いくら関わりがあるとしても所詮は他人です。

他人の名前や写真が入ったグッズをもらって嬉しいか否かを、自分に置き換えて考えたら結論はすぐに出るかと思います。

捨てるに捨てられずタンスの肥やしに……という末路をたどる可能性が非常に高いので、そのようなアイテムは贈らないようにしましょう。

重い・かさばるもの

持ち帰りに困る引き出物は、たとえそれがどんなに素晴らしい品であっても迷惑になってしまいます。

どうしても贈りたい引き出物が重かったり、かさばったりするアイテムなら、宅配サービスを手配して持ち運びに負担が掛からないようにしてくださいね。

履物

履物には、「踏み台にする・踏む・足蹴にする」というような意味合いがあります。つまり、上司に対して非常に失礼な贈り物になるということ。

気にしない人ももちろんいるでしょうが、よっぽど特殊な事情が無い限り選ばないのが無難ですよ。

筆記用具

こちらも、上司への引き出物としてタブーなアイテムの一つです。

筆記用具は「これを使ってもっと勉強しろ」という意味だと捉えられる危険性がある品ですので、引き出物に選ばないようお気をつけくださいね。

上司への引き出物を準備する際の注意点

上司への引き出物は他のゲストよりもランクの高いものを、とご紹介してきましたが、だからと言ってあからさまに差をつけては他のゲストも複雑な気持ちになってしまうことでしょう。

なので、他に比べてあまりにも多くの引き出物を用意したり、紙袋などで金額の差が明らかになることは避ける必要がありますよ。

多少の違いは仕方がないですが、ランクの違いが見た目では分かりにくくなるような工夫を心がけましょう。

心からの感謝が上司に伝わるような引き出物を!

引き出物© iStock.com/anneleven

日々の感謝を、言葉だけでなく行為で示すためにも、引き出物に何を選ぶかは非常に重要です。

心からの気持ちが伝わるような引き出物を上司に贈る事で、今後より一層良い関係を築くことができますよ。

価格にも気を配りながら、相手に喜んでもらえるような引き出物を見つけ出してくださいね。

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