会費制結婚式の時間の流れが知りたい!適した開始時間とプログラム

会費制結婚式の時間とプログラム©Erman Erikoglu – shutterstock.com

会費制結婚式の時間の流れはご祝儀制の結婚式よりも格式ばらず、カジュアルでアットホームなパーティが多いことが特徴です。イベントを多く詰め込むよりゲストとの歓談を重視するカップルが多いようです。またゲストの金銭的負担が少ないため、二部制結婚式やナイトウエディングの計画にも向いています。

会費制結婚式のパーティ所要時間

会費制結婚式の所要時間©Nolte Lourens – shutterstock.com

会費制結婚式では挙式・披露宴・二次会の流れをすべて行うことはあまりなく、挙式を披露宴の中に組み込んだり、二次会はやらなかったりと、流れの組み合わせが自由なのが特徴です。もちろん、挙式~二次会まですべて行うこともできます。プログラム次第では新郎新婦もゲストも長時間拘束されることがないため、大勢のゲストに気楽な気持ちで参加してほしい場合や、新郎新婦が体調面や仕事の都合でパーティで長時間拘束されるのが厳しい場合でも、柔軟に対応できるのが特徴です。

会費制結婚式の挙式の時間

会費制結婚式では、披露宴の前に時間を取って別会場で挙式を行う場合と、宴内人前式を選択するケースも多く見られます。
披露宴前に挙式を別会場で行う場合は30分が目安で、披露宴前にだいたい30分ほど時間が開きますので、披露宴前に1時間必要です。
最近人気の1.5次会結婚式のように披露宴と二次会の中間のような結婚式では、挙式を「宴内人前式」といって、披露宴会場で披露宴の時間中に簡単なセレモニーを行う形式が多く見られるようになってきました。この場合の所要時間の目安は5~15分ほどです。

会費制結婚式の披露宴でかかる所要時間

会費制結婚式の披露パーティを行う時間の目安は、通常の披露宴と大体同じぐらいの開催時間の2~3時間ほどで考えられることが多いようです。
パーティの開始前にゲストの受付時間が30分、パーティ終了後にお見送りの時間が約30分ずつかかります。ゲスト数によっては、どちらも45分~1時間かかることも。受付とお見送りを合わせたパーティ全体の所要時間は3~4時間ほどが目安になります。

会費制結婚式の披露宴後の二次会

会費制結婚式では二次会を計画するカップルは少ないようです。もちろん、二次会を企画する新郎新婦もいますが、会費制にしたのは「ゲストの負担を少なくしたい」という意味合いが強いことが多いため、あっても親しい友達とのアフターパーティといった、飲み会程度の規模であることが多い傾向です。

会費制結婚式の開始時間の目安

会費制結婚式の開始時間

開始時間は午前・午後・夕方~夜の時間割の中で、会場によって開始時間帯が決められているケースがほとんどです。相談によっては1時間前後の開始の変更は利く場合もありますが、繁忙期の6・10・11月や日柄のいい日の土曜日は予約も過密になるため、設定時間の自由はほぼ利かないでしょう。
繁忙期でなければ、レストラン・カフェは、相談次第で開始時間の自由が利くことが多いようです。式場やホテルに比べて安いコストで一日貸切ることも可能です。
一方でゲストハウスのように1日1組限定の会場であれば、開始時間の設定は自由になりますし、ゲストの顔ぶれを分けてパーティを行う、二部制の会費制結婚式などの企画もしやすくなります。

会費制結婚式の最適な開始時間とは

会費制結婚式の開始時間©munalin – shutterstock.com

午前~昼開催

【昼開始】11時~12時開始・14時~15時に終了するイメージ
結婚式では定番の時間帯で、もっとも人気のある時間です。ゲストにとっては結婚式の流れや支度のイメージが付きやすく、予定が組みやすいといった利点があります。

メリット

・結婚式の開始時間は昼間のほうが縁起がいいというイメージがある
・年配の方やお子さま連れのゲストには集まりやすく動きやすい
・終了時間が早いため、ゲストがその後の予定が入れやすい
・日曜日開催のパーティならゲストに負担のない時間帯

デメリット

・開始が早すぎる設定だと、ゲストも新郎新婦も用意が慌ただしくなる
・会費制結婚式の後にのアフターパーティを企画した場合、開始時間によってだいぶ時間が空いてしまう。

夕方~夜開催

【夜開始】18時~19時開始・21時~22時に終了するイメージ
会費制結婚式はゲストに金銭的な負担をかけず、カジュアルでアットホームな雰囲気のパーティが多いため、形式にとらわれない夜開催を選ぶカップルも多くいます。夜の時間帯は会場費用が特典で安くなっていたり、ゲストも気兼ねなくお酒を楽しめたりと、会費制結婚式を計画する上で何かとメリットが多いのです。

メリット

・開始が遅いため、新郎新婦もゲストも支度にゆっくり取り掛かれる
・日中の時間帯に、神前式・食事会・前撮りなど別のイベントを組み込める
・昼のパーティより会場費が安いケースがある
・仕事が日中ある人でも出席できる
・お酒・食事を楽しみたいゲストには最適な時間帯

デメリット

・いまだに夜の結婚式にいいイメージを持っていない人もいる
・遠方のゲストは終了時間によっては宿泊になる
・年配者や子供連れのゲストにとっては、動きづらい時間帯
・日曜開催のパーティの場合は避けたほうがいい時間帯
・終了が遅いため、アフターパーティの企画は難しい

友人ゲストが多い会費制1.5次会結婚式のプログラム例

会場・・・レストランウエディング・会費18000円
開始時間:午前中挙式・お昼ごろから披露宴スタート

歓談やゲストとのふれあいを重視した、アットホームな1.5次会ウエディングのプログラム例です。通常の結婚式と同様の挙式・披露宴の内容を盛り込みつつ、イベントを減らし食事と歓談を大いに楽しむ内容になっています。

時間 プログラム パーティの内容
10:30 チャペル内人前挙式
記念撮影
レストラン内にあるチャペルで人前挙式
挙式後ゲストはすぐに披露宴会場に移動
11:00 披露宴受付開始 受付後ゲストはそのまま会場内でウエルカムドリンクを楽しむ。
11:30 新郎新婦入場
ウエルカムスピーチ
プロフィール紹介
ウエルカムスピーチは新郎新婦二人で。
プロフィール紹介は司会から。
11:45 挨拶・乾杯
お食事スタート
歓談
主賓や上司の挨拶はなし。乾杯は新郎の同級生にお願い。
着席フルコーススタイル
12:00 ケーキ入刀
12:10 サプライズインタビュー
余興1(ご新郎様側)
余興2(ご新婦様側)
余興1は新郎友人によるサプライズムービー
余興2は新婦友人と新婦によるダンス
12:30 シェフの調理実演 ローストビーフの切り分け
12:50 テーブルラウンド
フォトタイム
ローストビーフを新郎新婦が各テーブルに配る
13:10 デザートタイム デザートビュッフェ
13:35 花嫁の手紙朗読
両親に記念品贈呈
全員で記念撮影
1.5次会では記念撮影は退場後、お見送り前に組まれる場合も多いです。
13:50 新郎新婦謝辞 新郎新婦が共に謝辞
13:55 おひらき・新郎新婦退場
14:00 送賓
プチギフトのお渡し
引き出物はなし。
14:30 送賓完了

リゾート挙式後のお披露目会例

会場・・・ビル内のゲストハウスウエディング・会費15000円
開始時間:夜開始のナイトウエディング

会費制結婚式でも最近非常に人気のある、挙式・披露宴・二次会の要素をあわせもった1.5次会的なリゾート挙式後のお披露目パーティのプログラム例です。挙式を見せられなかったゲストのために、宴内人前式が組み込まれています。

時間 プログラム パーティの内容
17:30 受付 ウエルカムドリンク
ウエルカムスペースにリゾート挙式のフォトを飾る
18:00 新郎新婦入場
オープニングムービーあり
披露宴と違ってお披露目会はお色直しがないことが多いため、海外挙式のムービーを入場前のオープニングで使うことが多いです。
18:05 人前式 人前式では、海外挙式にちなんだセレモニーアイデアを組み込むことも。結婚証明書をリゾート地のイメージで作成したり、海外のセレモニーを参考にしたイベント(サンドセレモニーなど)を入れるなどの工夫ができます。
18:20 新郎挨拶
ゲスト代表挨拶
乾杯
18:30 お食事スタート
歓談
着席半ビュッフェ(取り分け)スタイル
19:00 テーブルラウンド開始
フォト撮影
夜の暗闇を生かしたキャンドルサービスとビルからの夜景観賞
19:30 友人スピーチ
19:40 全員参加の簡単なゲーム ゲームでは、海外挙式にちなんだクイズを取り入れると、時間がかからず盛り上がる工夫ができます。
20:10 集合写真撮影
20:20 新郎挨拶
20:25 新郎新婦退場
20:30 送賓
プチギフトのお渡し
リゾート地で購入したお土産をプチギフトにお見送り
21:00 送賓完了 二次会はなし

ご祝儀制・会費制でゲストの顔ぶれを分ける二部制結婚式の時間の流れ

一部・・・神社で神前式後、敷地内の会場で親族と近親者で食事会・ご祝儀制
二部・・・神社提携のレストランで友人達と1.5次会・会費12000円

ゲストの顔ぶれを見たとき、しっかりフォーマルにおもてなししたい年配・目上の方々と、気兼ねなくカジュアルに盛り上がりたい友人ゲストらで、パーティの顔ぶれを分けたいというニーズに対応できるのが、二部制結婚式です。会費制結婚式では席順や主賓など考慮しなくてもいいため、準備時間や決めることが少なく2つのパーティを計画しやすいという利点があります。ゲストの顔ぶれをわけるため、ゲストにとっては負担は少ないのですが、丸一日パーティを行うため、移動時間や支度の時間など、新郎新婦のスケジュールはかなり忙しいものとなります。

時間 進行 新郎新婦の動き
8:30 新郎新婦支度 新郎新婦支度のため会場入り
10:30 挙式前撮り 和装で神社内でロケーション撮影
11:00 親族対面 新郎新婦と親族が対面
11:30 挙式リハーサル 事前に神前式の流れをリハーサル
12:00 神前式
12:30 集合写真・移動 披露宴の会場へ移動します。
13:00 食事会開始
15:00 食事会終了 親族お見送り後、新郎新婦は次の衣装に着替えヘアメイクを直してから移動
16:00 移動 タクシー等で新郎新婦1.5次会会場入り
17:30 洋装で1.5次会会場内でロケーション撮影 パーティ前撮り
18:00 1.5次会受付開始 レストランで半立食ビュッフェスタイル
18:30 1.5次会スタート
21:00 パーティ終了 ゲストを引き菓子(1500円相当)でお見送り
21:30 お見送り完了 新郎新婦着替えと帰り支度

会費制結婚式のメリットを生かした開始時間とプログラムのまとめ

会費制結婚式では、挙式・披露宴・二次会を全て行う必要はなく、それぞれの要素を1つの披露宴パーティ内に組み込む考え方ができます。また、挙式は家族や近親者のみで行い、その後お披露目会のように、ゲストの顔ぶれを二部に分けての結婚式も可能です。新郎新婦の状況やゲストの状況に合わせ、時間と費用の負担を軽減して自由にプログラムを考えることが出来るのが会費制結婚式の最大のメリットです。自由な発想を結婚式に生かしましょう。

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