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年下婚・年上婚という言葉があります。読んで字のごとく、自分とは異なる年齢の相手と結婚する事ですね。5歳以上の年の差がある相手と結婚する場合に使われるようです。
年下婚と年上婚、それぞれにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
目次
年下婚・年上婚って?
年下婚や年上婚とは、その名の通り自分よりも年下、あるいは年上の相手との結婚を指します。2~3歳程度の差ではなく、5歳以上離れている場合に使われることが多いようですね。
最近はかなりメジャーになってきた年の差婚ですが、相手が年下・年下だった場合、それぞれにどのような利点とリスクがあるのでしょうか。
年下婚のメリット
はじめに、年下婚のメリットからご紹介していきましょう。
パートナーが若いと自分も若々しくいられる
若い相手と生活を共にすることで、心身共に若くいられるという傾向があります。相手に見合うよう自分も若々しく綺麗でいようという心理が働きますし、それは精神面にも反映されます。張り合いが出るとも表現できますね。
固定収入を得られる期間が長い
自分が先に退職したとしても、相手との年の差のぶんだけ固定収入を得られる期間があります。年金だけでは心もとない……という方も安心ですね。
体力があり病気をする確率が低め
若いということは、大雑把に考えるとそれだけ病気のリスクも低いということです。すべての人がそうだとは限りませんが、確率が低いということでかなりの安心感があるでしょう。
年下婚のデメリット
次は、年下婚のデメリットについてご説明します。
子どもだと感じてしまうことも
人生経験も社会経験も自分と比べて少ない、というケースが多いので、子どもっぽく思えてしまうことも。
そこも含めて魅力だと思えない限り、日常的なストレスを抱えてしまうことにつながります。
若い子に目移りしてしまわないか心配
今は良くても、10年後、20年後のことは分かりません。自分が老けこんだ時、相手は変わらず愛してくれるのか、同世代やもっと下の年齢の若い子たちに目移りしてしまわないか……という心配が、常に付きまとってしまうという方も。
収入面の不安
相手がもし駆け出しの社会人だった場合、収入が安定するまで時間がかかるという難点があります。特に子どもが欲しい場合、二人の収入額によっては数年の苦労が伴うかもしれません。
年上婚のメリット
続いて、年上婚のメリットを見ていきましょう。
引け目なく甘えられる
相手が年上ということで、思いっきり甘えることができるという声も。もちろん寄りかかりすぎはいけませんが、包容力がある人が多いので、可愛いわがままくらいならドンと受け止めてもらえそうですよね。
知見が広くて一緒にいて楽しい
人生経験が豊富な相手なので、自分の知らない知識や考え方を教えてもらって目から鱗、という経験をすることが多いようです。
何気ない会話はもちろん、仕事や人間関係で行き詰ってしまって時に相談を持ち掛けてみたら、自分では考えつかなかった解決策が得られることもあるかもしれません。
安定した収入がある
年齢にもよりますが、ある程度の社会的地位を築いてることが考えられます。地位が高いということは、それだけ安定した収入が見込めるということです。
お金の苦労は人生の苦労なので、その心配の可能性が低いというのは大きなメリットではないでしょうか。
年上婚のデメリット
最後は、年上婚のデメリットです。
介護の心配
年齢差よっては、想定よりも早く相手の介護が必要になる場合も。そうでなくても、相手が自分よりも早く介護の時期を迎えるのはほぼ必然でしょう。
自分はまだまだ若いのに相手の介護に明け暮れる、という日々を想定すると、果たして年上婚をして良いものかと悩んでしまいそうです。
退職時期と子どもの進学が被る可能性
もし子どもが生まれ、大学進学を希望している場合、退職時期と入学が被ってしまうという事も。稼ぎ頭の収入が途絶えた時期に、年間で何十万、何百万という授業料をおさめなければならないというのは、家計的にもなかなか苦しいのではないでしょうか。
先に老いていく相手を受け入れられないことも
相手は確実に自分より先に老います。その変化を受け入れられず、「旦那というよりおじいちゃん」といった感覚をどうしても拭えないという方も。
周囲の人々が同年代同士で結婚をしている場合、その悩みはさらに浮き彫りになりそうです。
年下婚・年上婚を成功させるポイント
それぞれにメリットとデメリットがある年下婚と年上婚ですが、どのような点に気をつけると円満な結婚生活を送ることができるのでしょうか。
ジェネレーションギャップを楽しむ
年の差婚で起きるジェネレーションギャップを、ストレスではなく面白さととらえ、楽しんでしまえる精神を身につけましょう。
話しが合わないのではなく、知らないことを知れると思えば、なんとなく前向きな心持でいられそうですよね。
年下だから・年上だからという理由で態度を変えない
年の差を笠に着て、不遜な振る舞いをしたり、理不尽な要求をしてしまうと、二人の仲はやがて破綻することになるでしょう。
甘えたり、甘えられたりすることは悪ではありませんが、何事もほどほどにするのが大切ですよ。
対等な関係を意識して
夫婦になった以上、年齢や収入にどれだけ差があったとしても二人は対等です。どちらかが偉いということは絶対にあり得ませんし、優劣をつけてしまうと関係にヒビが入ってしまうでしょう。
相手を尊重し合う精神を常に忘れず、対等な関係を意識して過ごしましょう。
年下婚・年上婚で楽しい毎日を!
年下・年上婚には、年が近い同士の結婚とはまた少し違った大変さがあります。ですが、だから結婚生活がうまくいかない、というわけではありません。
年齢差に注目しすぎるのではなく、協力していかにより良い家庭を築いていくか、という努力を重ねることが大切ですよ。