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結婚式の準備は、相談無くして成り立ちません。
ウエディングカウンターを始め広く意見を取り入れることで、最終的にお二人にとって最適な選択をすることができますよ。
誰に、どのようなことを聞けばいいのかをあらかじめ整理しておけば、結婚式の相談に対する苦労も軽減されるはず。
相手別に相談のポイントをご紹介していきますので、ぜひお役立てくださいね!
目次
結婚式の準備は相談から始まる!
結婚式の準備を始める時、真っ先に必要となるのが「相談」です。結婚式は多くの方々が協力した上で初めて成り立つものですから、それだけ相談相手も多くなるもの。
少なくとも、
- パートナー
- ウエディングカウンター
- ウエディングプランナー
- 両親
- 結婚式を挙げたことがある友人・知人
には相談をしておくと安心ですね。
なお、「ゼクシィトレンド調査2019」では、結婚式に関するスケジュールの中で「披露宴・披露パーティ会場」の検討開始時期が最も早く、平均で式の9.5ヵ月前から始まっているという調査結果が出ています。
式の準備にはそれほどの時間がかかるということですので、結婚式を挙げたいという願望があるのでしたら、なるべく早くパートナーに相談すると余裕を持ったスケジュールを組むことができますよ。
当然ながら、相手が変われば結婚式についての相談内容も変わります。次からは、誰にどのような相談をすべきかを相手別にご紹介していきます。
データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019
結婚式・ブライダルの相談:パートナー
結婚式の準備を始める前に、まずはパートナーと「結婚式に対する意識」のすり合わせをしておく必要があります。
なぜなら、結婚式への価値観に大きなズレがあることで、多くの不和が生まれてしまう可能性があるからです。
片方が乗り気で、もう片方があまり結婚式に興味が無いなら、式に対する意気込みにも当然温度差が生じますよね。
事前にその違いに気づいているならまだいいかもしれませんが、知らないままでいると、いずれ「自分はこんなに一生懸命準備しているのに、パートナーが全然協力してくれない!」という不満が生まれてしまうでしょう。
ですが、乗り気では無い方が必ずしも非協力的かと言えばそうではなく、ただパートナーにとって結婚式がどれだけ重要なイベントなのかを理解できていないというだけ、というパターンもあり得ます。
このように不幸なすれ違いを起こさないためにも、本格的に結婚式の準備を始める前に、結婚式に対してお互いがどう思っているのかを、簡単にでも相談しておくことは大切ですよ。
結婚式・ブライダルの相談:ウエディングサロン
情報誌やインターネットから直接式場に問い合わせるカップルもいらっしゃいますが、
- より広く式場の知識を得たい
- 自分たちの希望に合う式場はどんな場所かを知りたい
- 費用に関して聞いてみたいことがある
- ブライダルフェアや式場見学の予約をしたい
- 時期や日取りについて相談したい
というように、行動に移す前にまずは情報を集めたいとお考えなら、ウエディングサロンを訪問されることをおすすめします。
メリット
豊富な知識を第三者視点で提供してくれるため、右も左も分からすどうやって準備を進めれば良いのか分からない、という場合の強い味方になってくれることでしょう。
式場に関することだけではなく、今後のスケジュール組や最近のトレンド等についても聞くことができるので、活用しておいて損はありませんよ。
デメリット
紹介できる式場が、ブライダルサロンによって限られています。いくら気に入った式場を見つけても、そのサロンのエリア外にある式場は紹介してもらえませんので注意しましょう。
結婚式・ブライダルの相談:ウエディングプランナー
式場の専属スタッフだけでなく、フリーのウエディングプランナーと契約を結ぶ方も。結婚式を共に作り上げていくパートナーとして、今後相談を重ねて行くことになる相手です。
結婚式に関する疑問や悩みを、具体的に解消・解決していくために寄り添ってくれることでしょう。
メリット
結婚式に関して気になることや、知りたいこと全般について親身に付き合ってくれます。マナーや費用、演出、トレンドなど、さまざまな相談をすることができます。
相性のいいプランナーさんに出会えれば、これほど心強い相手はいませんよね。
デメリット
どうしても相性が合わない相手が担当になってしまうと、準備を進めるごとにトラブルが発生してしまいかねません。
「なんとなく合わないな」という感覚に始まり、やがては意思の疎通がうまくいかないという事態に発展してしまうことも。
直感的に不安を感じたら、早い段階で担当者を変更してもらうことも検討すべきでしょう。
結婚式・ブライダルの相談:両親
その地域ごとの風習にまつわる、結婚式のマナーなどを相談することになるでしょう。当日、参加してもらうプログラムについても十分に話し合っておく必要がありますよ。
メリット
呼ぶべき親戚のリストアップや御車代や御礼の金額など、プランナーには相談できない範囲の疑問について聞くことができます。
細部でありながら重要なポイントになるので、先人の知識は得るようにしましょう。
デメリット
アドバイスがあまりにも前時代的だったり、必要以上に介入されてしまうこともあります。無下にすることもしにくいため、少し困ってしまいそうですよね。
参考程度にとどめておくことが無難ですが、大幅な資金援助をしてもらっている場合などは特に、うまいところで落としどころをつけることも大切ですよ。
結婚式・ブライダルの相談:友人や知人など
経験者の声ほど参考になるものはありませんよね。最近結婚式を挙げたという方の意見は特に、雰囲気や情景をイメージしやすく、貴重な意見となるのではないでしょうか。
メリット
実際に取り入れてみて感触が良かった演出や、逆にここはこうしておくべきだった!という後悔まで、実感のともなった体験談を聞くことができます。
準備は進めているものの具体的な想像がイマイチできない、という方ほど相談をしておくのがいいでしょう。
デメリット
あくまで主観的な意見でしかないため、鵜呑みにしすぎるのは危険です。
また、地域によって結婚式のマナーも少しずつ変わりますので、「相談相手の地元では普通でも、自分たちの地域ではマナー違反だった」というトラブルが起きてしまう可能性がゼロではありません。
あくまで参考意見として取り入れるようにしましょう。
結婚式の相談を持ち掛ける際の注意点
ただ相談を持ち掛けるのではなく、ある程度準備をしてから臨まないと、お互いにとってあまり収穫のない話し合いになってしまうことも。
では、どのような点に注意して結婚式についての相談をするべきなのでっしょうか。
相談内容をある程度まとめてから臨む
「なんかよく分からないからとりあえず教えて」というのは、相手にとって失礼です。
調べられる範囲で結婚式についての知識をつけ、自力ではどうしようもない疑問点を割り出し、それから相談するという手順が必要です。
優先順位を決めておくことが必要になることも
「あれもしたいしこれもしたい、どれか一つでも切り捨てるのはムリ!」というスタンスでは、いつまでも準備が進まないことが大半です。
我慢を強いるわけではありませんが、これは絶対に外せないという点と妥協点を定め、やりたいことに優先順位をつけておくとスムーズに話しが進みますよ。
感情的になると良いことが無いので気をつけて
相談は、冷静さの上に成り立つべきものです。結婚式に対して情熱を燃やすのと、相談相手に感情をぶつけることはイコールになりません。
腹の立つようなことが起こった時こそ、グッとこらえて理性的に話し合えるように心がけておきましょう。
基本的に相談は新郎新婦セットで
結婚式は新郎新婦が作り上げるもの。どちらか一方のみに準備の負担がのしかかってしまえば、いずれ衝突は免れないでしょう。
なので、誰に相談するにしても、結婚式の相談は基本的に新郎新婦がセットになっている状態でするのが吉ですよ。
入念に結婚式の相談を重ねて成功させよう!
結婚式の準備をするにあたり、相談をしすぎるということはありません。
もちろん、要領を得ず意味のない相談はお互いを疲弊させるだけですが、不安や疑問に思うことがあったら、なるべく速やかに相談するに越したことはありません。
入念な結婚式の相談こそ、成功のカギです。悔いの残らない結婚式にするために、言葉を交わすことを怠らないようにしましょう!