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結婚式場に関するトラブルは、なるべく避けたいもの。しかしながら、トラブルが起こってしまう可能性は誰にでも等しくあります。
複数の人々が関わるイベントである以上、結婚式を100%成功させられる絶対的な方法はありませんが、工夫次第ではトラブルをかなり回避することができますよ。
式場探しやプランナーとの間で起こり得るトラブルと、その対策についてご紹介していきます。
目次
結婚式場に関するトラブルにはどんなものがある?
結婚式には何かとトラブルが付きものですが、式そのものだけでなく、式場に関する問題が起こることもあります。
結婚式場関連のトラブルは大きく分けて、
- 式場探しでのトラブル
- 式場側とのトラブル
の二点です。
では、具体的にどのような内容のトラブルが起こってしまうのか、次から詳しくご紹介していきましょう。
結婚式場に関するトラブル:式場探しでのトラブル
まずは式場探しでのトラブルから。結婚式の準備の第一段階から、すでに気は抜けませんよ。
なかなか決まらずパートナーと喧嘩
式場を何件も巡るものの、イマイチ決め手に欠けてなかなか決まらない……というケースで、疲れも重なってパートナーと喧嘩してしまうカップルも多いそう。
時間も神経も使う作業ですので、お互いに気をつけないとトラブルになってしまうのも頷けます。
両親の意向で決められてしまうことも
親が費用を出す・出さないに関わらず、式場選びに介入されてしまったという声は少なくありません。
実の両親なら反論の余地があるものの、義理の両親では物申すのにも一苦労ですよね。
長時間の勧誘に疲れてしまいなし崩しに契約
式場側も商売ですので、勧誘にも力を入れるのは当たり前です。が、中には度が過ぎた勧誘をされてしまったというカップルも。
説明を聞くのも苦痛になってきたし、面倒だから契約しよう……と、判断力の鈍った状態でうっかり契約をしてしまったという方は案外多いようです。
「今日までに契約すると特典が!」という言葉に乗せられてしまい……
「特典」の二文字に心惹かれ、勢いで契約してしまったというパターンもあるそう。
この意見が決して珍しくはないということは、式場では常になにかしらのキャンペーンをしているということでしょう。
我に返ってキャンセルしようとするとすでにキャンセル料が必要な段階で、余計なお金を使ってしまったり、不本意ながらその式場で結婚式をすることになってしまうというケースがあるそうですよ。
結婚式場に関するトラブル:式場側とのトラブル
続いて、式場側とのトラブルの例です。
式場が本格的に決まり、準備を進めて行く段階で違和感を覚えたら要注意。一生に一度の思い出が、とても苦いものになってしまうかもしれません。
プランナーとの意思疎通がうまくいかない
メールの返信が遅かったり、こちらの意思がイマイチ伝わりにくかったりと、プランナーとの意思疎通に不安を抱いてしまうこともあるようです。
本当に結婚式は成功するのかと、疑いの目で見てしまいますよね。
最終的にかかった費用が初回見積もりと違いすぎる
結婚式でのトラブルとしてかなり多いケースです。
初回見積もりは料理や衣装、演出のランクが最低に設定されていることがほとんどですので、それぞれの項目をランクアップさせることで最終的な金額が驚くほど跳ね上がってしまうのです。
式場側の手配ミスで予定とは違う結婚式に
事前にお願いしていた演出が始まらなかったり、予定していたタイミングで音楽がかからないというトラブルもよく耳にします。
これは完全に式場側のミスですので、気の毒としか言いようがないでしょう。
また、
- 式場側のミスで料理や飲みものが予定通り提供できない
- 他のカップルとダブルブッキングしてしまった
- プログラムが勝手に変更されていた
など、耳を疑ってしまうような出来事も残念ながらあるようです。
式場側が謝罪や返金をしてしかるべき案件に思えますが、中には抗議をしたのに突っぱねられてしまったという悲しいケースもあるそう。
式場探しでトラブルを起こさないためには?
結婚式場に関わるトラブルを起こさないためにはどのような対策をすればいいのでしょうか。
初めに、式場探しでのトラブルを回避する方法から見ていきましょう。
見学したその日に契約しない
疲れて判断力が鈍っていても、特典が魅力的に感じられても、まずは一旦持ち帰るように意識しましょう。
よっぽど気に入った式場ならその場で決めて構いませんが、妥協や成り行きで式場を選んでしまうと、あとで後悔する確率が上がります。
見学したその日に契約するのではなく、冷静な頭で判断するようにしましょう。
現地に行く前に条件の絞り込みを
「なんだか雰囲気が良さそう!」というだけで式場見学に踏み切ってしまうと、なかなか決まらずに疲弊してしまうことがあります。
行き当たりばったりではなく、
- 想定している式のスタイル(フォーマル、小規模、1.5次会など)
- 絶対に譲れない部分
- 妥協してもいい部分
などを最低限決めてから現地に足を運ぶようにすると、式場選びがスムーズになりますよ。
お金が介在していないなら親の意見は参考程度に
今後付き合っていく相手だとしても、指示されるがままの結婚式になってしまっては、後々絶対に悔やむことになります。
親が費用のほとんどを出してくれる、という場合を除き、親の意見は参考程度に取り入れるに留めましょう。
結婚相談カウンターを利用してみても
ご自分たちだけで式場を探すことに不安があるなら、結婚相談カウンターを利用してみましょう。
どんな式場が好みか、どのような結婚式にしたいかを伝えると、ご希望に沿った式場を提案してくれますよ。
その場で式場見学やブライダルフェアの予約ができる上に、サービスはすべて無料です。利用するメリットはあれど、デメリットは無いに等しいでしょう。
式場側との間でトラブルを起こさないためには?
次に、式場側との間でトラブルを起こさないための対策をご紹介していきます。
不安を感じたらプランナーの変更を
「この人大丈夫かな……」という嫌な予感は、残念ながら当たることが多いです。もしも合わない、不安だと思ったら、早い段階でプランナーの変更を申し出ることをおすすめします。
多少の気まずさは感じるでしょうが、そのためにご自分たちの結婚式を犠牲にすることになってしまっては元も子もありませんよ。
重要なやり取りはメールで
重要なやり取りを文面に残しておくことで、言った言わないの水掛け論を回避することができます。
もし、式場側に伝えた要求がミスなどで反映されていなかった時も、証拠として相手に提示することができますよ。
お金に関する疑問は徹底的に解消する努力を
最終的にお金を払うのは新郎新婦です。仮に聞きづらさがあったとしても、そのしわ寄せを食らうのはご本人たち。
「この際、お金に関する疑問が出たら全部聞く!」ぐらいの気持ちでいないと、後で大変なことになるかもしれませんよ。
結婚式場に関するトラブルは努力次第で回避できる!
結婚式場のトラブルは、100%ではないものの、努力次第である程度回避することができます。
もしご自分たちだけでは不安だと感じるなら、結婚相談カウンターなどのサービスを利用するのも一つの手です。
心から満足できる結婚式にするためにも、トラブルを未然に防ぐための対策は万全にしてお