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式場選びは、結婚式準備の一番最初の難関です。
効率よく希望に叶う式場を見つけられればいいのですが、なかなか思うようにいかないことも多く、場合によっては喧嘩になってしまうカップルもいるのだとか。
式場見学は何件ほど行くべきか、どれくらいで決まるものなのかを知っておけば、先の見えない努力に疲れてしまうことも少なくなるかもしれません。
式場見学の平均件数や、見学の際に注意すべき点などをご紹介していきますので、式場選びの際にお役立てくださいね!
目次
式場見学は平均で何件?
「ゼクシィトレンド調査2019」によると、ブライダルフェアへの訪問数の平均は2.6ヵ所という結果が出ています。なお、訪問数の内訳は以下の通り。
1ヵ所 | 2ヵ所 | 3ヵ所 | 4ヵ所 | 5ヵ所以上 | 無回答 |
30.1% | 26.7% | 20.4% | 11.5% | 10.2% | 1.1% |
1~3ヵ所程度が主流なようですが、中には5ヵ所以上を訪問したというカップルもいらっしゃるようですね。
カップルによって何件の式場を見学するのかはまちまちですが、どれぐらいの見学数が適切なのでしょうか。
データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019
式場見学は何件ぐらい行くべき?
式場見学に行くべき件数はカップルによって異なりますが、大体2~3件ほど回っておくのが無難です。
そうすることで比較検討ができますし、本命ではなかった式場に行ってみたらそちらの方が魅力的だった、なんてことも珍しくありません。
さまざまな可能性を探るため、本命の式場が自分たちにとって本当にベストなのかを調べるためにも、式場見学やブライダルフェアには複数件行っておいた方がいいでしょう。
ただし、目的も無く何件も回るようなことになってしまっては、効率が悪い上に疲れが溜まってしまいます。
あらかじめ何件の式場を回るか決めるだけでなく、「なぜ」その件数を回るのかを定めておくことで、スムーズに見学を進めることができますよ。
式場見学ではどんなことができる?
主催する式場により見学の内容は変わりますが、一般的な内容としては、
- 会場見学
- 試食
- 模擬挙式
- 演出体験
- 試着
- 相談
などができるそう。式場見学ではこれだけの内容を一日がかりで体験することになるので、スケジュールに余裕を持って臨むとトラブルが起こりにくくなりますよ。
各項目について見極めることが大切ですが、そのためには事前準備が必要不可欠。次からご紹介していきましょう。
式場見学に行く前に決めておくこと
気になる式場を見つけたらすぐ現地に行くのではなく、事前準備をしてから臨むと効率よく見学を進めることができます。
式場見学に行く前に、以下のことについてパートナーと決めておきましょう。
見学する件数をパートナーと話し合う
あくまで目安ではありますが、見学する式場の件数をあらかじめ決めておくと、ダラダラと式場を選び続けることがありません。
もし最初に決めた件数で決めきれなかったら、その時は増やしても構いません。ですが、上を見ればキリがない作業ですので、ある程度折り合いをつけることも必要ですよ。
譲れない点・妥協点を絞り込む
「ここだけは譲れない」または「ここは妥協してもいいかも」というポイントを、パートナーとすり合わせておきましょう。
例えば、
- 料理の質が高い式場がいいけど、ドレスの種類は豊富じゃなくていい
- 絶対にやりたい演出があるが、ロケーションはそこまで気にしない
というように絞り込みをかけると、自分たちにとってピッタリな式場を探しやすくなりますよ。
式場に優先順位をつけておく
気になる式場をピックアップしたら優先順位をつけ、そのランクが低い順に見学しましょう。
こうすることで、優先順位の低い式場である程度見学に慣れておけるため、本命の式場見学の際に浮足立ってしまうことがありませんよ。
式場見学の持ち物
式場見学をする際は、何か記録を取れるものを持って行くと便利です。
例えば、
- スマートフォン
- カメラ
- 筆記用具
などで記録を取っておけば後から見返すこともできますし、他の式場との比較検討にも使えますよ。
また、トートバッグやエコバッグなどの少し大きめなバッグも準備しておきましょう。
式場見学では、パンフレットや見積書などA4サイズ程度の資料をもらう可能性があります。クリアファイルも併せて持って行けば、綺麗な状態で資料を持ち帰ることができますよ。
見学そのものだけでなく、式場見学の持ち物の準備もカンペキにしてから臨みましょう!
式場見学の際の注意点
式場見学の際、いくつか注意すべき点があります。事前にチェックしておき、万全の状態で見学に向かうようにしてください。
各ポイントごとに点数などで評価をしておく
料理、ロケーション、ドレスの種類など、各ポイントごとに点数や「〇△×」などの記号で評価をしておきましょう。
こうすることで、家に持ち帰った後に、各式場の総合評価を比較検討しやすくなりますよ。
会場だけでなく細かい設備もチェックして
式を行う会場だけでなく、控室や化粧室などの設備についてもしっかりチェックしておきましょう。
いくら見映えのいい式場でも、設備が使いにくかったら台無しですよね。新郎新婦だけでなく、ゲストにも快適に過ごしてもらうためにも、細部の確認は欠かせませんよ。
スタッフの雰囲気にも目を配ろう
結婚式で嫌な思いをしたという意見のうち、原因がスタッフの対応だったというケースは珍しくありません。
こういったトラブルは絶対に防げるわけではありませんが、少しでも確率を減らすためにも、見学の際にスタッフの雰囲気にも目を配っておきましょう。
明らかに態度が悪かったり、どことなく良くない雰囲気が漂っていたら、その式場で結婚式を挙げるのは控えた方がいいかもしれません。
交通の便の良さを要確認!
いくらロケーションの良い式場でも、交通の便が悪いのは考えものです。
もし、どうしても最寄り駅から遠い式場を選びたい場合は、全員にタクシーチケットを配るなどの配慮が必要になりますよ。
一日に何件も回らない
式場見学は時間のかかる作業です。だいたい半日ほどかかると見越して、一日に何件も予定を詰め込まないようにしましょう。
一気に済ませようと無理をしてしまうと、疲れるばかりであまり収穫のない見学になってしまうかもしれませんよ。
結婚相談カウンターでも式場見学の予約はできる
もし、個人だけの力で式場を探すことに不安がある場合は、結婚式の相談カウンターを利用することをおすすめします。
相談カウンターでは、希望に合った式場を紹介してもらえるだけでなく、結婚式に関するさまざまな相談をすることもできます。
無料で利用できるので、もし結婚式の準備にお困りなら使わない手はありませんよ!
式場見学で何件も回ることにならないためには
行き当たりばったりの式場見学では、苦労する上になかなか決まらない可能性が高くなってしまいます。
式場見学で何件も回る羽目にならないためには、事前準備をカンペキにしておくことがカギです。
結婚式準備の最初の壁、式場選びを突破するためにも、パートナーと協力して見学に臨んでくださいね。