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1.5次会スタイルの結婚式は自由なプログラムと演出が魅力の自由な結婚式です。結婚式場やホテルでおこなう披露宴のように決まったセットプランが会場で用意されていない場合や、プランの中にアイテムが含まれていない場合はどうやって準備すればよいのでしょう。結婚式で必要とされている定番アイテムとその手配方法をご紹介します。
目次
1.5次会ウエディングのプラン
1.5次会ウエディングのプランは会場によって何種類も用意されています。通常の結婚披露宴で用意されているプランとまったく同じ内容のフルパックプラン、料理や飲み物と会場使用料など必要最低限のアイテムしか含まれないプランなど様々です。値段が安いからといってプランの内容をよく確認しないと、あとで自分で手配をしないといけなくなる可能性があります。お二人がどんな結婚式をしたいかよく考え、それに必要なアイテムがプランに含まれているか、自分で手配する必要があるのか、事前に調べておきましょう。
1.5次会だからできるアイテム選び
1.5次会のウエディングプランは必要最低限のアイテムしか含まれていないことにメリットがあります。結婚式の雰囲気やテーマを考えてとことんこだわりたい方にはぴったりです。通常の結婚披露宴だと、提携先以外のアイテムを使おうとすると持込料がかかり、断念するケースがあります。しかし1.5次会がおこなえる会場は、通常はレストランなどで使われている会場が多く、持込料がかからないところが多くあります。絶対に着たいウエディングドレスがあったり、会場の装飾を自分達で持ち込んでとことんこだわりたい方にはぴったりです。費用を抑えて、自由にオリジナルウエディングが叶います。
結婚式で必要になる定番アイテムと手配方法
ウエディングドレスの手配と準備
申し込んだプランにドレスレンタルが最初から含まれているケースもあります。提携先のドレスショップからドレスを選び当日用意してくれるので、もっともな手間がかからない方法です。
プラン内に衣装が含まれていない場合は、ドレスショップで購入するか、レンタルします。前撮りなどで使用したウエディングドレスを持っている場合は、そのドレスを持ち込めば追加の費用等は発生しません。ただし、事前にドレスの持込みが可能か、持ち込み料金がかかるか否かを会場側に確認しておきましょう。1.5次会ウエディングでは、多くの花嫁がお手軽なレンタルを利用しているようです。ドレスショップは会場に併設されていたり、会場が提携している外部のドレスショップを紹介してくれることもあります。こだわり派の花嫁さんは、自分がお気に入りのドレスショップに直接連絡してレンタル手配をする方もいらっしゃるようです。ドレスを用意するための費用は選ぶドレスによって異なりますが、最近はネットショップなどで非常に安くレンタルできるタイプもあります。演出のひとつとして、お色直しをする場合も自分で手配する必要があります。
ドレスの準備はなるべく早めに進めておくのが得策です。せっかく気に入ったドレスがあっても、それがすでに他の人の予約済みかもしれません。特に結婚式が多くおこなわれる春や秋のお日柄のいい日に結婚式を挙げる方は多いので、気をつけるとよいでしょう。
また、1.5次会の場合は「披露宴よりもゲストとの歓談の時間を大切にしたい」というカップルが多いため、ゲストの席をまわって1人1人と会話を楽しんだり、新郎新婦も一緒にゲームに参加する場合があります。それを視野に入れて、ある程度動きやすいデザインをセレクトするのがおすすめです。
ゲストへのギフトの手配と準備
ご祝儀を頂戴する結婚披露宴とは異なり、1.5次会は引き出物は用意せず、お菓子や雑貨などのプチギフトを配るのが主流です。ギフトはお見送りの際に、新郎新婦がゲスト1人1人に手渡します。300円程度のプチギフトを贈ったり、少し会費が高いフォーマルなパーティーの場合は、1000円前後のギフトを選んでもよいでしょう。チョコレートやクッキーのようにサイズが小さいものではなく、カステラやケーキなどボリュームのあるお菓子を選べば、価格はリーズナブルでもゴージャス感が増します。
どんなギフトをセレクトするかはもちろん本人の自由ですが、自分の好きなブランドやキャラクターにこだわり過ぎたり、ゲストによってギフトの内容が違うことがあからさまに分かってしまうことがないように注意しましょう。
会場装飾用のアイテム
会場装花やメインテーブルに飾る装花、会場を華やかに飾り付けるアイテムも自分達で用意します。これもプラン内に含まれなかった場合や、それでは満足できない場合です。流行の高砂ソファなど凝ったレイアウトにしたい場合は、ソファを持っている会場以外は手配して搬入しなくてはいけません。ペーパーボンボンやハニカムボール、フラッグガーランドなど費用が安く手作りできるアイテムもあるので、上手に取り入れながら飾りつけをおこないましょう。
映像や音響など当日盛り上げるアイテム
パーティーで使用するBGMや映像なども、自分たちで使用したいものがあれば用意しておきましょう。同時に、会場側にしっかりとそれを伝えて音響設備やスクリーンなど必要な設備が揃っているかの確認も必要です。パーティー中に行うゲームの備品なども、基本的には自分たちで用意します。
結婚式の様子を写真で残したい場合は、あらかじめ友人に頼んでおくか、もしくはプロカメラマンを手配しておきましょう。プロカメラマンは会場側で用意してくれたり、ウエディングプランナーがおすすめの業者を紹介してくれることもあります。インターネットで検索をすると、お手ごろな価格で会場まで来て撮影をしてくれるサービスが豊富に揃っています。クオリティと費用を照らし合わせて、後悔しないサービス選びをしましょう。
1.5次会結婚式で用意するアイテムと準備方法まとめ
1.5次会スタイルの結婚式は自由におこなえる分、自分達で手配や準備をすることが多くなる可能性があります。会場と提携されていないサービスを利用する時は、実際思っていたものと違ったり、想定よりコストがかかる場合もあるので充分に気をつけましょう。また、準備期間や当日の搬入スケジュールなど管理することが多いのも注意すべきポイントです。自分でしっかり管理できる方にはおすすめですが、そのほかの準備で手一杯になってしまいそうな方は、セットプランで会場にお願いした方がよいかもしれません。やりたい事とできる事を考えて、上手に準備していきましょう。